カンフルの人気ウェブトゥーン漫画を実写化したドラマで、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」のみで2023年8月9日より配信(全20話)。配信開始から7日間(視聴時間ベース)で“最も視聴されたディズニープラスの韓国オリジナル作品”となった。第5回アジアコンテンツ&グローバルOTT アワード最優秀クリエイティブ賞。第29回クリティクス・チョイス・アワード最優秀外国語シリーズにノミネート。百想芸術大賞大賞、カンフルは脚本賞、イ・ジョンハは新人演技賞。
ムービングのあらすじ
1990年代、韓国の国家安全企画部は、超能力者たちによるブラック・オプスチームを設立。極秘任務の遂行を命じられたこのエリート部隊のメンバーは、超能力を使って国を守り、不可能なことも可能にする日々を過ごしていた。
しかしある日突然、部隊は姿を消し、国中に散り散りになった。数十年後、歩くよりも先に宙に浮くことができた少年キム・ボンソクと、再生能力により自動車事故で無傷で生き残った少女チャン・ヒスは同じ学校に通うことになる。やがて彼らは、互いに自らの秘密を打ち明け、世の中には自分たちのような人間がいることを知り、親しくなる。
そんな彼らの日常をよそに、フランクという謎の配達員がソウル市内で能力者たちを殺害し始める。子供たちが能力者と暴かれる前に、フランクを止めることはできるか…
(ムービングの感想)
全20話を2日で視聴。いやー面白かった。カンフルというコミック作家の原作を映像化したものだが、自ら本作の脚本を担当しており、伏線とその回収など完璧である。日本でも同じシステムにしてはどうか。
物語は大体3つのパートに分かれており、最初は超能力を持つ高校生キム・ボクスン(イ・ジョンハ)とチャン・ヒス(コ・ユンジュン)の淡い感情を描く青春ストーリーと、それと打って変わった、能力者たちが殺し屋に次々と殺される殺伐ストーリーが並行して描かれる。
次は、ボクスンとヒスをはじめ、その親たち(超能力者)が、国家安全企画部のブラックオプスチームで知り合い、部下を駒と見なすミン次長の命令で様々な任務をこなし、ボクスンの父親チョ・インソン(文句のつけようのないイケメン)の反乱により自壊するまで。
最後のパートは、ミン次長が進める能力者の子どもたちを育成する計画を潰すために、北朝鮮の能力者たちがボクスンたちの高校を急襲し、大決戦になる話。

コ・ユンジョン(ムービング)
最初のパートで目を引くのはなんといってもコ・ユンジョンの美少女ぶりだが、次のパート以降では、細身すぎるハン・ヒョジュの美しさに釘付けになる。
登場する超能力は飛行能力、回復能力、怪力、電磁波、その他よくわからないものもある。途中で時を止める能力をもつ生徒が映るが、これがのちのちの強敵になると予想されているらしい(つまりジョジョみたいなものか)。
昨年11月にシーズン2の制作が発表されているのだが、すでに本作最終回である人物が歳をとらない能力者だったことが明かされ、ポストクレジットにも次作の仄めかしが挿入されていた。楽しみである。
ムービングのキャスト
キム・ボンソク – イ・ジョンハ
チャン・ヒス – コ・ユンジョン
チャン・ジュウォン – キム・ドフン
チャン・ジュウォン – リュ・スンリョン
イ・ミヒョン – ハン・ヒョジュ
キム・ドゥシク – チョ・インソン
チョン・ゲド – チャ・テヒョン
フランク – リュ・スンボム
イ・ジェマン – キム・ソンギュン
チェ・イルファン – キム・ヒウォン
ミン・ヨンジュン – ムン・ソングン
ムービングのスタッフ
脚本 – ”カン・プル
原作 – カン・プル
演出(監督) – パク・インジェ、パク・ユンソ
ムービングを観る
ムービングを観た人の感想
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ぐっと胸が熱くなるような1シーンがあり、また泣きそうになってしまった。
『ムービング』ロス期に振り返る。〜韓国ドラマと原作の違いや共通点①〜(韓国ドラマ好きのだらだら子/ライター(siki)) -
久々に熱いヒーロー作品を観た気がする。
ドラマ『ムービング』大切な人を守るためなら怪物にもなる者たちの英雄譚(そらにん) -
超能力ものだけど人間ドラマ‼️
どんどん伏線回収していくのにもハマりました👍
『ムービング』 全話視聴終わりました。【追記あり】(サランへ韓ドラ日記)