TRUE COLORS

倉科カナ(TRUE COLORS)©NHK
倉科カナ(TRUE COLORS)©NHK
『TRUE COLORS』は、2025年1月5日から『TRUE COLORS』のタイトルでNHK BSプレミアム4K・NHK BSの「プレミアムドラマ」枠にて放送したドラマ。主演は倉科カナ。まだ観ていない方は、Amazon Prime Videoで今すぐ視聴できます。

色覚障害を伴う難病を告知されたトップフォトグラファー。
失意のうちに故郷・天草に戻り、
懐かしい親友や恩師、確執を抱えた母たちとの再会、
そして父の海難事故の真相を知る中で、心に訪れた変化とは――

最後まで「眼」のモチーフで行けるのかな?(TRUE COLORS感想)

ドラマは、トップフォトグラファーとしてキャリアをのぼりつめようとしている倉科カナの、いかにも源孝志的な、選ばれた者と、物への執着の描写から始まる。
滝藤賢一演じるファッション誌編集長(兼倉科のパトロン)の内面を反映しているとおぼしいが、面倒くさそうなので観るのをやめようかと思っていると、倉科が錐体ジストロフィーを発症し、キャリアも夢も諦めざるを得ない展開になる。美しすぎる瞳が何度もアップになり、もう少し見ていたいと思い始めた。ここまでで2話。

原作紹介によれば、この後は舞台が熊本県天草に移り、母をめぐる義父との屈託の物語になるようなので、冒頭の敷居の高さは結局あまり意味がないらしいのだった。最後まで「眼」のモチーフで行けるのかな。

天草編に入らないと、見続けるべきか決められない。

TRUE COLORSの見どころ

「映像美と音楽が融合した感動的な作品」「倉科カナの演技が光る」といった意見もあるが、「展開がゆっくりすぎる」という指摘もある。

  • 色彩と視覚の喪失を通じた自己再生の物語
    軽度の色弱を自覚しながらもファッションフォト界で成功を収めていたヒロインが、視力の低下という致命的な問題に直面し、彼女にとっての「本当の美しさ」や「自分らしさ」を再考するきっかけとなり、物語全体を通じて自己再生のテーマが描かれる。
  • 故郷・天草での再会と人間関係の再構築
    18年ぶりに故郷に戻った海咲は、継父・辻村多一郎(渡辺謙)や高校時代の親友・松浦晶太郎(毎熊克哉)と再会。過去の確執や未解決の感情が浮かび上がり、彼女の内面の葛藤と成長が丁寧に描かる。
  • シンディ・ローパーの「True Colors」で感動が2割増しに
    主題歌にシンディ・ローパーの名曲「True Colors」。ドラマのタイトルともリンクし、主人公の内面の変化や再生のテーマを象徴した。

TRUE COLORS あらすじ

高校卒業後に天草から上京し、今はファッションフォト業界のトップフォトグラファーとして活躍している立花海咲(倉科カナ)は、イタリアのトップデザイナーからも厚い信頼を得て、その地位を確固たるものにしようとしていた。しかし、もともと軽度な色弱の自覚のあった海咲は、かかりつけの眼科の勧めで大学病院で精密検査を受け、カメラマンとして致命傷となりかねない状況に直面。
困憊する海咲の元に届いた妹からの手紙で、18年ぶりに故郷・天草の港に降り立ち、嫌悪感を抱き続けてきた継父・多一郎(渡辺謙)に遭遇。戻るまいと決めていた故郷と会いたくないと思っていた男との遭遇に気持ちが沈む海咲だったが、高校時代の親友・晶太郎(毎熊克哉)との再会をきっかけに折れかけていた気持ちに光が差し始めていく。

TRUE COLORSを観るには?

『TRUE COLORS』は奥の深いヒューマンラブストーリーです。
この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。

Amazon Prime Videoなら、手軽に視聴できます。

TRUE COLORS キャスト

■主要人物(テレビドラマ)
立花海咲(フォトグラファー) – 倉科カナ(小学生時代:山本ほのか、中高生時代:上坂樹里
松浦晶太郎(幼馴染み) – 毎熊克哉(高校時代:杉田雷麟
巻上伸哉(「Le Salon」編集長) – 滝藤賢一
朝倉智之(眼科医) – 要潤
藤島一平(撮影助手) – 森永悠希
佐野麻衣子(「Le Salon」編集部員) – 森田想
塩沢美也子(「Le Salon」副編集長) – 伊勢佳世
紀田ジュンコ(メイクアップアーティスト) – 名取裕子
木嶋作太郎(写真家) – 石橋蓮司
辻村多一郎(継父) – 渡辺謙

■海咲の家族・関係者
立花勝男(実父) – 北村一輝
辻村しのぶ(海咲の母親) – 賀来千香子
辻村七瀬(海咲の妹) – 穂志もえか
竹崎淳弥(高校の先輩) – 玉置玲央
加藤美徳(美術教師) – 加藤雅也
加藤フランチェスカ(美徳の妻) – シルビア・グラブ

■晶太郎の家族・関係者
松浦百合(晶太郎の母親) – 宮崎美子
松浦茂雄(晶太郎の父親) – 中原丈雄
黒沢涼子(画商) – 伊藤歩

■その他
谷川周作(長崎地方海難審判理事所の理事官) – 髙嶋政宏

TRUE COLORS スタッフ

原作・脚本・演出 – 源孝志『わたしだけのアイリス』(河出書房新社刊)
音楽 – 阿部海太郎
主題歌 – シンディ・ローパー「True Colors」
制作統括 – 八巻薫(オッティモ)、樋口俊一(NHK)
プロデューサー – 井口喜一、田中誠一、伊藤正昭(ジャンゴフィルム)
医療監修 – 山本修一
海難審判監修 – 竹谷光成
気象報道監修 – 中山武
撮影 – 足立真仁
照明 – 根本伸一
録音 – 甲斐次雄
技術 – 近藤将司 
美術 – 津留啓亮
装飾 – 松岡秀共
編集 – 小泉圭司
VFX – 佐々木宏
助監督 – 後藤克樹、吉村まひな、西片友樹、立石裕希
衣裳 – 高橋さやか
ヘアメイク – 原田真以子、小山徳美、鈴木將夫 (名取裕子担当)
絵画制作 – 清水柚紀
画面制作 – 横小路祥仁
キービジュアルデザイン – 菱川勢一
キービジュアルプロデューサー – 飯野圭子
撮影協力 – 天草市、上天草市、天草フィルム・コミッション、かみあまくさ↗︎フィルムコミッション
取材協力 – 千葉大学医学部附属病院、田中優未、東純輝
インティマシーコーディネーター – 浅田智穂
フードコーディネーター – はらゆうこ、渡辺夏子
制作協力 – ジャンゴフィルム
制作・著作 – NHK、オッテイモ

TRUE COLORSの原作


色覚異常に見舞われた気鋭のカメラマン海咲は、父の死の真相をつかみ、立ち直れるのか? 作家・映画監督の著者がおくる感動の物語。

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