『秘めた絆』ってどんなドラマ?
血の繋がりという重い宿命と、歪んだ愛情が引き起こした悲劇。ある日突然引き裂かれた平穏な家族の日常の裏で、隠され続けてきた過去の因縁と、親子の情愛を巡る冷酷な真実が、息詰まる心理戦とともに解き明かされていく。
野々村珠子(手塚理美)と康平(神田正輝)夫婦の平穏な暮らしを、浅井薫(森口瑤子)と息子・暁(小林輝)の存在が、が揺るがし、隠された親子の情愛と切ない真実がじわじわとあぶり出されていく。
ミステリー界の巨匠・夏樹静子の原作を井上由美子が脚本化。静かに胸を打つサスペンスドラマ。手塚理美の包容力、神田正輝の誠実さが真の家族の絆の尊さを問いかける。
あらすじ
野々村珠子(手塚理美)は、夫の康平(神田正輝)、息子の純一(香川拓海)、そして同居する鈴江(東恵美子と、ささやかながらも幸福に満ちた日々を送っていた。しかし、ある不可解な事件や不穏な足音をきっかけに平穏な暮らしに亀裂が走り始める。家族の絆を覆すような「秘密」が過去に隠されていたことが発覚。珠子と康平は、大切な我が子を守るため、そして崩壊しかけた絆を再び繋ぎ止めるため、過酷な現実と向き合う決意をする。
キャスト
野々村珠子 - 手塚理美
野々村康平 - 神田正輝
野々村純一 - 香川拓海
野々村鈴江 - 東恵美子
浅井薫 - 森口瑤子
浅井暁 - 小林輝
高見逸人 - 渡辺裕之
大倉春美 - 松浦佐知子
羽沢克司 - 神山繁
感想
夏樹静子原作の98年の単発ドラマ。
建設会社を経営する神田正輝は妻の手塚里美の不妊に悩んだ挙句、愛人の森口瑤子に子どもを産ませて認知する。
ところが、実は手塚もまたその数か月前に神田の運転手と過ちを犯して妊娠していたため、それを隠して出産することで正妻の座を守ることができた。
しかしそれから6年が経ち、森口は神田と別れて子連れ結婚をすると言い出し、神田は森口が産んだ子が自分の子ではないのではないかと疑いはじめ、DNA鑑定で親子の真偽を確認すると言い始める。
止めようとした手塚にも疑いの目が向けられ、正妻と愛人の両方の子が親子鑑定を受けることになってしまった。手塚の運命やいかに。という話である。
愛人の子を認知する無神経な二代目社長を演じる神田のいやな感じは、とても演技に見えない。手塚里美が真田広之と離婚したのはこの1年ほど前のこと。
何やら手記を綴る手塚のナレーションで物語が進むので、さて誰が殺されるのかと思いながら見ていたが、清張物と違って最後まで殺人は起こらず、神田が欺かれてドラマは終わる。
脚本は井上由美子である。
『秘めた絆』作品情報
『秘めた絆』の原作
結婚13年目。平穏な日々をおくる野々村珠子のもとに、突然、夫・康平の秘書の薫が訪れた。康平の子を身籠もり、産みたいと告げる。半年後、皮肉にも珠子自身も妊娠していることを知る。同時に2人の後継者を得て驚喜する夫。だが、5年余りの奇妙な共存生活の中で、夫はある疑惑を抱く。戦慄を覚える珠子が守り抜いた愛とは……。


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