ショートタイトルで着ているユニフォームも星雲高校のものになった。
日暮れの長屋の俯瞰から始まるが、いきなり絵がキレイになっている

躍動感あふれる飛雄馬のジャンプシーン
壁の穴に球を投げるのは相変わらずである。
一方。就職活動をしていた明子に電報が届く。
ちらりと映る星家の住所は「東京都足立区堀之内1-97-11」
![]() ほんとに川の傍である |
![]() 今は首都高の下、長屋があったのはこのあたりだろうか…… |
飛雄馬は、死んだ母ちゃん似のおばさんの荷車を押してお駄賃100円をもらう。
(陸橋をエッチラ荷車を引いている光景、たしかに昔は見たなあ)
この時代の100円は、お駄賃としてはかなり高額のような気がするが……
先生への謝恩で、プレゼントはライターに決定。
集金するが、飛雄馬は持っている100円を渡したくないので、持っていないとウソをつく
しかし集めた金が100円足りないという騒ぎになり、
飛雄馬が一徹にプレゼントする軍手を100円で買っているところを目撃されたため、くすねたにちがいないと疑われる。
よくある展開ではあるが、それなりに複雑なわりには、話が大変スムーズに進み、昔の脚本家はこういう話を書くのがうまかったんだなー。
喧嘩になったところを先生に見つかり、なぜ100円持っていたのに隠していたか、なぜ軍手を買ったのかという弁明をしないので、飛雄馬は教師にまで疑われることになる。
言えなかったのは、おばさんが母ちゃんに似ていたからなのであった。
姉ちゃん、この事件のおかげでせっかく決まった倉成商事への就職がふいになった。
いやに話が伝わるのが早いと思ったら、PTA会長が倉成氏だったのだった。
悲しくて食事が喉を通らない明子は、一徹に問いただされて訳を話す。

一徹は、飛雄馬がウソをついているかどうかをピッチングで判定
嘘をついていないとわかった一徹は、学校に乗り込んで父兄会の開催を要請する。
その父兄会でも、なお荷車のおばさんのことを話さない飛雄馬だったが、一徹の熱弁で、教室の床まで剥がしてもう一度捜索することになった。
100円は倉成君の足の裏にくっついていたのがわかり、よかったよかった、わかってくれればいいんだよという終わりである。