リラの花咲くけものみち

山田杏奈(リラの花咲くけものみち)
山田杏奈(リラの花咲くけものみち)©NHK

藤岡陽子の小説(小説宝石連載2022年5月号~2023年1・2月合併号、2023年7月光文社刊、第7回未来屋小説大賞、第45回吉川英治文学新人賞)を原作として、2025年2月1日からNHK総合・BSプレミアム4Kの「土曜ドラマ」枠で放送。主演は山田杏奈。

リラの花咲くけものみちの原作


幼い頃に母を亡くし、父が再婚した継母とうまくいかず不登校になった岸本聡里。愛犬だけが支えだった聡里は、祖母に引き取られペットと暮らすうちに獣医師を志す。北農大学獣医学類に入学すると、面倒見のよい先輩、志をともにする同級生らに囲まれ、学業やアルバイトに奮闘する日々。伴侶動物の専門医を目指していた聡里だが、馬や牛など経済動物の医師のあり方を目の当たりにし、「生きること」について考えさせられることに――

リラの花咲くけものみちの原作を読んだ人の感想

ドラマ リラの花咲くけものみち

リラの花咲くけものみち PrimeVideo

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あらすじ

3年前まで引きこもっていた聡里は、今は亡き犬のパールだけが友だちだった。見かねて聡里を引き取った祖母・チドリ(風吹ジュン)との生活で少しずつ立ち直り、大好きな動物たちを救うため獣医師になろうと考えた。祖母と離れ、見知らぬ土地で一歩を踏み出した聡里にとっては、見るものすべてが新しい。初めて学ぶ獣医学、初めての共同生活、初めてのアルバイト。初めての友情、初めての恋……。馬・牛などの「産業動物」や、犬・猫などの「伴侶動物」、飼い主や獣医師たちとの出会い、そして喜びも悲しみも分かち合える仲間たちとの出会い。
だが、救いたくとも救える命ばかりではない。命が生まれる瞬間に心震えたかと思えば、無情な死が訪れ心が折れそうになる。時には命の選択を迫られることも……。逃げ出したくなったり、無力感にさいなまれたり、答えの出ない問いに悩んだり。次々に試練が訪れる「いのち」の現場で、頼りなかった聡里はゆっくり、少しずつ成長し、ひたむきに“生きる意味”を見つけていく。

感想

ひきこもりの少女が江別市の酪農学園大学に入って獣医になる話だが、原作序盤にあると思われる継母の非道な振る舞いは省略されているので、風吹ジュン宮本信子的な役だ)が誰もいない家で少女を発見するくだりの説明が不足している。

全3回と短いので、初話ですでに胎内の仔馬を切断する話になり、たぶん次話ではそのショックで東京に逃げ帰り、3話目で前向きに成長するという展開になるのだろう。と書くと身も蓋もない感じだが。

山田杏奈は「未来への10カウント」「17才の帝国」なども印象に残っているが、やはりアシㇼパさんだろうと思う。大人しい役より感情の起伏を出る役のほうが良い。今回も「うわーん!!」と泣くのが良かった。



キャスト

主要人物
 岸本聡里(北農大学獣医学類学生) – 山田杏奈(幼少期:日下莉帆
 梶田綾華(同級生) – 當真あみ
 久保残雪(同級生) – 萩原利久
 牛久チドリ(祖母) – 風吹ジュン
北農大学の関係者
 加瀬一馬(上級生) – 佐藤寛太
 静原夏菜(上級生) – 石橋静河
獣医師
 久恒先生(動物病院院長) – 山崎静代
 能見正也(獣医師) – 甲本雅裕

スタッフ

原作 – 藤岡陽子『リラの花咲くけものみち』(光文社)
脚本 – 水橋文美江
音楽 – 平井真美子
主題歌 – にしな「つくし」
制作統括 – 黒沢淳(テレパック)[14]、尾崎裕和、勝田夏子(NHK)
プロデューサー – 室谷拡三本千晶(テレパック)
演出 – 谷口正晃
制作 – NHKエンタープライズ
制作著作 – NHK

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