ついに地区予選で優勝した青雲、明日はいよいよ甲子園に出発である。
ちやほやと息子の面倒をみる青木のお母さんを観て、
お母さん、か・・・
と飛雄馬は羨ましそう。
星さん、ですか? 息子が本当にお世話になりまして・・・

アラお顔に何か黒いものが・・・ほうら、とれたわ
帰宅して母の写真を見つめる飛雄馬。
母ちゃんは俺が甲子園にいくことを喜んでくれるだろうか
いやそんなはずはない
飛雄馬が考えるに、母ちゃんにとって野球はカタキのはずなのである。
一徹は魔送球で失業し、大酒飲んで暴れるようになったのだから・・・

「母さんがどうした、うん?」(帰ってきた一徹の顔が優しいww)
父ちゃん飲みなよ、俺ついでやるよ

しかし一徹は猪口を伏せ、「やはり今日はやめにしよう」
ここで飲んだら、あいつの笑い声が聞こえるようだ
※
ここでモノクロ映像の回想──

野球の絵を描いている飛雄馬

ネクタイ締めた一徹が帰宅。土産は紅白饅頭
うちの会社で建てたビルが完成したんだ
って一徹、建設会社の社員だったの??
しかし飛雄馬が描いているのが「魔球」と知って顔色を変える

お前までが野球に狂ったら・・・!
そこにナレーション
母はるえが発作を起こしたのはそのときだった
医者を呼びに行った明子が帰ったときには、すでにこときれていたのだった…
※
「ちょうどこんな雨の日だった、わしが巨人軍を去ったのは…」
と、また回想シーンに戻る。

明子がカワイイ
泥酔して帰った一徹に水をぶっかけるはるえ。
野球に命をかけた男の気持ちが女なんかにわかってたまるか!
わかります、わたしはその男の妻ですから
と言われて、
それからわしは深酒をやめた・・・
酒はやめてもタバコはやめないのか??
みたび、回想――
さっきの、こときれる寸前の場面である

悲しく回るメリーゴーランド
はるえに言われて箪笥を開け、驚いている一徹。
こ、これは子供のユニフォーム!
しかも巨人の、である。
お父さんが魔送球で追われたとき、飛雄馬の運命は決まったの
と、はるえはオソロシイことを言う。
だってあの子の体には星一徹の血が流れているんですもの
そういうのを呪われた血というんじゃないかねえ・・・
そして母さんの星は、巨人の星になった・・・
※
うそだ! 母ちゃんは野球に一番ひどい目にあっているのに!
一徹の話を信じられない飛雄馬である。
俺は甲子園でがんばればがんばるほど、母ちゃんに憎まれていくんだ!
どこをどうしたら、そんなひねくれすぎた考え方ができるのか(^_^;)
しかし一徹がわざわざ証拠として子供のユニフォームを出してきて、
「お前は3歳のとき、それを着て母さんの墓参りに行ったんだぞ」
と言うと、あっさりと感動して、
「おれやります、やってきます!」と母に誓うのだった
イヤ、態度変えるの早すぎだから・・・ww
※
そして翌日、東京駅は「超特急」ひかり号。
ホームではしゃぐ大造の姿に、「およびでないオヤジだ」と流行語を呟く伴。
みんな父兄が見送りにきている・・・とまた寂しがりやの飛雄馬。
おれも父ちゃんにもう一度会いたかったぜ・・・

でも、涙うるうるの明子が来てくれた

そしてホームの端にはなんと一徹が!そして・・・

ぶい!!
あまりにも有名な名シーンであった――