対三河高校戦の1回表――
飛雄馬の速球冴え渡り、三振ふたつ、三人目は内野フライ。対するサイドスロー立川の魔球ドロップで星雲は三者三振。

10センチは落ちてる・・・

2回表の場外ファウルを観客席でキャッチした左門(これ得意だね)。
左門はボールをグラウンドに返すと、花形の隣に座る。
「互角ですばい、星君と立川君の勝負は!」
左門ってどこか傲慢なんだよね・・・田舎者の無神経さを装ってはいるのだが。
三人目はレフトの大丸。
「ウワー、俺みたいだ」と伴は言うが、花形の見立てでは、「あの大丸というバッターは君(左門)に似ている」。

伴と左門を合わせたような大丸
しかし飛雄馬、大丸のバットをへし折って三振に討ち取る。
左門「おそろしかー、こげなピッチャー見たことなか…」
こうふんして、思わず右手に握っていたボールを握りつぶすww

プシュー
こうして8回裏まで得点0が並び、そして9回表、三河ツーアウト、ここで立川の最終打席は・・・
花形「ウッ、やつは何かやる!」
しかしなぜか立川はランナーもいないのにバント、飛雄馬に拾われてアウト。
なぜ無意味なバントをしたのでしょう?との実況中継を聞き、テレビの前の一徹は「無意味ではない!」
さらに、その意味は投手飛雄馬以外にはわからないと断言する。
9回裏はしょっぱなからノーアウトでフォアボール。
立川、急にストライクがとれなくなったのは、どうやらバントを警戒しているらしい。
飛雄馬「なぜあれほどバントを警戒してるんだ?」
そしてまたフォアボール、ランナー1、2塁。
バッターは4番伴だが、凡ゴロでダブルプレー。
もしや…と考え続けていた飛雄馬が打席に立ち、3塁ランナーにサインを送る。
それに気づいた花形、わが意を得たりとばかりに
「さすがはわが終生のライバル、
さっきのバントの秘密に気づいたのは、この広い甲子園球場の中で君と僕だけだ!」
だが、隣の左門も負けじと、
「花形君、名選手は名選手の心を知るとでん言いたそうな顔ですばい・・・

ばってんわしも知っとりますたーい!」
飛雄馬ツーストライクから、「勝負──!」とバント!

ホーム間に合わず、そしてよろけた立川、一塁も間に合わず。
じつは立川、ドロップの投げすぎで疲れはてていたので、
自分が打たれたらヤダナーと思っていたバントを、星に打ってみたというわけである。
(わかりにくくない??)
しかし、へそ打法でしごかれた飛雄馬は、三振にこだわっていないので、実はそんなに疲れていなかったのだった
星雲の勝ちを確認して、互いに打倒星競争に燃える二人、

こいつら、普通に相手を倒そうという気はないのかww
そして、

ふう~、試合後の一服はうまいわい・・・