
霧の中を歩く飛雄馬――
ボンボン時計が9時を鳴らすころ、飛雄馬は裸足で(なんで?)帰宅。
「父ちゃん、俺、退学になりそうなんだ」
すると手をふるわせる一徹、「お前、あの日どこにいた?」
「父ちゃんまで俺を疑うのか!」
「誰がそんなことを言った!!」

新聞ビリビリーッ

ここで事件当夜の回想シーンが始まる・・・
![]() いきりたつ長屋のみんな |
![]() ゴルゴみたいな源さんが怪しい |
![]() その名も“喧嘩の名人・ハヤブサの源”(誰??) |
あいつはアブないと直感する飛雄馬。
実は源さんは隣人なのである(初めて明かされる設定www)。
節穴から覗いてみると、ドスを懐に帯びて、神棚にパンパンと柏手を打っている。

ギラーン
犬の遠吠えが聞こえる夜闇の中、懐のドスを握りながら忍び歩く源さん、伴邸へ向かう。
そこへ帰ってきた大造の車・・・

飛雄馬は源さんに飛びつく

このシルエットは・・・
前回と髪型が変わってるww

前回は髪型がギザギザだったのに・・・
そして、「逃げる真犯人を追う犬」に石を投げて倒したのは飛雄馬だったのである。
(血の気の多い源さん、出てくる必要あったのか)
回想終わり
「お父さんの苦労が水の泡になるのよ」と明子。「なぜ犯人を言えないのよ!」
「いいから、もうよせ」
見つめ合う父子。
「腹が減ったろう、飯を食え。お前が選んだ道なら断じて変えるな」
一徹、急に立派な態度に・・・
「学校のことは気にするな、お前の中にあることのほうがはるかに大切だ」
本当にありがとう、と答えた飛雄馬だが、「でもやっぱり退学したくない・・・」と言いながら向かった先は・・・

牧場君の瀟洒な家だった

どうしたんだい、星君
あくまでしらじらしい牧場君は、自分から白状する気はないらしい。

わかるよ、君の気持ち!
と激昂したかと思うと、
「あ、ごめーん、伴の父親だったね・・・」
と飛雄馬と伴の友情を気遣ったり、
「ちくしょう、伴大造め・・・俺は許せん!」
と歯をくいしばって怒ったり、怪しすぎる。
見つめていた飛雄馬には、犯行が見えるようである――

君はそうやって・・・
と、なぜか凶器の存在まで見破っている飛雄馬である。
そこへなぜか扇風機を持ってきた牧場の母
牧場家は父親が牧場が星雲に入学した直後に交通事故で死んで、もはや収入の道がないらしい。
高そうな学校なんだからすぐ公立に移ればよかったのに・・・
「この家も人手にわたり、立退きを迫られているんだ」と牧場君。
「君は漫画家になるんだろう?」と飛雄馬は訊ねる。
「貧しくても平和な生活、それが私たちの夢なのです」と牧場母。
そこへ借金取り立ての電話がかかってきて、

母子の表情が曇る
「春彦、いよいよこの屋敷を立ち退く日が決まったわ」
「僕、アルバイトでも何でもして、学校だけは卒業するよ」
母子の会話を聞きながら、コブシに力が入る飛雄馬――

ブルブル・・・
「俺にはできない! この母子をこれ以上不幸にすることは!」
同じビンボの星家とは違い、この母子は急にビンボになっただけなのだが・・・
てゆか、生命保険とか賠償金とかはどうなっているのか
青雲高校、校長室――
イヤミな教頭、じつはすでに飛雄馬に目星をつけている。
そこへやって来た飛雄馬、ついに退学届を叩きつけた!

これですべて解決するはずでしたね
かくして、星飛雄馬の名は永遠に星雲高校の名簿から消されてしまうことになった。
その足で一徹が働く工事現場に赴いた飛雄馬。
ウウウッと呻きながら川にじゃぶじゃぶ入っていく――

父ちゃん、許してくれっ