2016年7月21日~9月22日の毎週木曜22時-22時54分にフジテレビ系「木曜劇場」枠で放送。主演は松嶋菜々子。
営業部長 吉良奈津子のあらすじ
「東邦広告」の敏腕クリエイティブディレクターだった吉良奈津子(松嶋菜々子)は小山浩太郎(原田泰造)と結婚。出産を経て3年ぶりに復職を果たすが、配属先は営業開発部部長に。納得いかない奈津子は常務の斎藤良一(石丸幹二)に不満をぶつけるが、ブランクを理由に取り合ってもらえない。クリエイティブ局ではアシスタントだった高木啓介(松田龍平)がクリエイティブディレクターとして活躍していた。
配属先にいたのは仏頂面の副部長・米田利雄(板尾創路)、神経質なミニマリスト一条達哉(DAIGO)、スマホが手放せない川原義雄(岡田義徳)、出来る女気取り派遣社員・今西朋美(中村アン)、能天気な新入社員・神崎あすか(足立梨花)といった超個性的な面々。しかも半期でノルマの1割にも達していない業績不振の部署だった。部員たちを鼓舞する奈津子だったが、息子の壮太(高橋幸之介)を保育園に迎えにいく時間を知らせるアラームが鳴ってしまう。
翌日、営業開発部の会議で、広告費が前年比500%と急成長中の回転寿司チェーン店が話題になるも、すでに別の広告代理店が食い込んでいてアポが取れないという。実はそこは5年前に奈津子が社長(でんでん)からCM制作を頼まれた店だった。奈津子は早速、部員を連れ社長を訪ねるが…
カイシャというものを知らない業界人の作ったドラマ(営業部長 吉良奈津子の感想)
岡田斗司夫が、「シン・ゴジラ」に出演している300名に及ぶ俳優(ほとんどが閣僚か公務員)の超絶早口台詞にふれて、日本の俳優はサラリーマンを演じることができないと断じた伊丹十三の言葉を紹介していたのだが、ちょうど最近それと同じことを感じていた。
悪い例が本作で、広告代理店の営業開発部が舞台になっているが、ひと昔前のトレンディドラマの域を出ていないばかりか、ほとんどファンタジーの世界である。こんな会社があるものか。
時代を画したかに見える「半沢直樹」にしてもやはり同様なのだが、今季で言えば「HOPE〜期待ゼロの新入社員〜」は、新入社員を主人公に据えることによって、比較的良くやっているように見える。
営業部長 吉良奈津子のキャスト
東邦広告
吉良奈津子(営業開発部部長) – 松嶋菜々子
高木啓介(クリエイティブディレクター) – 松田龍平
一条達哉(営業開発部) – DAIGO
川原義雄(営業開発部) – 岡田義徳
今西朋美(派遣社員) – 中村アン
神崎あすか(コピーライター志望) – 足立梨花
丸尾裕人(体育会系社員) – 白洲迅
郷貴志(営業開発部) – 高木渉
米田利雄(営業開発部副部長) – 板尾創路
斎藤良一(常務) – 石丸幹二
高木啓介の助手 – 今井隆文・原慎一
貝塚繁(社長) – 山田明郷
小山家
小山浩太郎(夫) – 原田泰造
小山周子(姑) – 松原智恵子
小山壮太(息子) – 高橋幸之介
坂部深雪(ベビーシッター) – 伊藤歩
その他
吉田千佳(ママ友) – 今井華
万結 – 古川凛
頼子先生 – 兼平由佳理
営業部長 吉良奈津子のスタッフ
脚本 – 井上由美子
演出 – 河毛俊作、西浦正記、石井祐介
音楽 – 住友紀人
主題歌 – 山下達郎「CHEER UP! THE SUMMER」(MOON RECORDS / ワーナーミュージック・ジャパン)
チーフプロデューサー – 牧野正
プロデューサー – 三竿玲子、金城綾香
制作著作 – フジテレビ
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