2014年製作のアメリカの心理スリラー映画。原題は「A Good Marriage」。ピーター・アスキンが監督し、スティーヴン・キングが自身の同名の短編(2010年『フル・ダーク、ノー・スターズ』収録)を自ら脚本化。出演は、ジョアン・アレン、アンソニー・ラパーリア、クリステン・コノリー、スティーヴン・ラング。
スティーヴン・キング ファミリー・シークレットの感想
夫の正体を知ったジョーン・アレンの電話の声から、異変を察知したアンソニー・ラパイアが、出張先から急遽とって返し、悪夢に苛まれる妻を起こして、「あれからモーテルで横になり少し考えた。そして飯を食いに出て、今考えていることは単なる思い過ごしなんだと自分に言い聞かせた」とスティーヴン・キング節に語る序盤のシーンまでが面白い。
殺人鬼と知りながら続けられる夫婦生活の描写は凡庸で、犯行の内容や動機にまったく無関心のままのヒロインは不自然きわまる。
最後に出てくる元警官スティーヴン・ラングの役回りもよくわからない。原作を読めばいいのかな。
キャスト
ジョアン・アレン
アンソニー・ラパリア
カーラ・ブオノ
クリステン・コノリー
スティーブン・ラング
マイク・オマリー
スタッフ
監督 – ピーター・アスキン
製作 – ウィル・バターズビー、パー・メリータ
原作 – スティーブン・キング
脚本 – スティーブン・キング
撮影 – フランク・G・デマルコ
音楽 – ダニー・ベンジー ソーンダー・ジュリアーンズ
公開 – 2014年10月3日
上映時間 – 102分
スティーヴン・キング ファミリー・シークレットを観る
あらすじ
27年間の結婚生活を送ってきたダーシーは、夫ボブの出張中にガレージで彼の秘密を発見する。それは連続殺人犯「ビーディー」の犠牲者の身分証と、殺人衝動を告白するボブの日記だった。ボブは、サディスティックな友人BDの影響で、殺人衝動を抱くようになったと告白する。ダーシーは、もう殺人をしないという条件で、ボブの秘密を守ることを決意。
数ヶ月後、ボブは珍しい硬貨を見つけ、ダーシーと祝杯をあげたが、ボブはダーシーに殺害された。彼女は証拠を隠滅し、事故死として処理される。探偵のラムジーはボブを疑うが、ダーシーはそれをかわしてボブの死の真相を明かす。ラムジーはダーシーを安心させ、彼女は独りで新たな人生を歩み始める。
映画 スティーヴン・キング ファミリー・シークレットを観た人の感想
-
「1922」「ビッグドライバー」同様、地味だしアカデミックな評価も得れなさそうだがそこそこ面白かったです。
20181020
『スティーヴン・キング ファミリー・シークレット』 (2014)/おしどり夫婦の夫が連続殺人鬼。ビッグドライバー、1922と併せて観たい👫(gock) -
ダーシーの罪の深さを考えさせられます。ダーシーがボブを警察に突き出していれば、2人の子供たちの未来はあったのだろうか?生きるための自然の行いだったのかもしれない。
『ファミリー・シークレット』感想 もしも夫が連続殺人犯だったら ※ネタバレあり(キネマの館(ヤカタ)) -
ボブ役のアンソニー・ラバリアも良かったと思いますがこれはダーシー役のジョーン・アレンを見る映画でしょう
本当に素晴らしい女優さんだと思いました
スティーヴン・キング ファミリー・シークレット(映画とか猫とか日常とか)