まだ観ていない方は、Amazon Prime Videoで今すぐ視聴できます。
ミス・ターゲットの感想
沢村一樹が伝説の結婚詐欺師ミスターゲット(松本まりか)を追う渋谷南警察の警部補である、ということが唯一のドラマ的なフックになっている。
さてその上杉柊平は、一体誰から和菓子屋を継いだのか。
松本まりかの見立てによれば100万の腕時計、50万のスーツ、25万の靴を息子に貸せる警察官もおかしいし、そもそも松本が次から次へと結婚詐欺で男を騙しているのにひとつも足がついていないのは変。第一、いただき女子が話題の昨今、松本にそれを演じさせるのが不謹慎でもある。
松本が金にこだわる理由や、商店街のみんなでひったくり犯を捕まえる終盤は月曜ドラマランドかと思うほどで、脚本はかなり無理があると思う。それとも企画に振り回されているのか。冒頭は結婚式場で松本が逮捕されるシーンから始まったが、よほどのウルトラCがなければ面白くならないと判断する(すでに4話まで放送は進んでいるが)。
ミス・ターゲットの見どころ
結婚詐欺師が本気の婚活に挑むというユニークな設定のラブストーリー。松本まりかと結婚詐欺師という組み合わせによる、愛と幸せを探すヒューマンラブストーリーである。
- 松本まりかさんの「あざとくて可愛い」魅力全開
松本まりか演じる主人公・朝倉すみれは百戦錬磨の結婚詐欺師でありながら、実は普通の恋愛経験がゼロというギャップのあるキャラクター。彼女の強がりや、不器用ながらも必死に恋をしようとする姿が「可愛らしい」「愛おしい」。独特の演技が、オーバーながらも嫌な感じにならない、癖になる魅力。 - 結婚詐欺師という異色の設定
多くの男性を騙し、大金を巻き上げてきた「ミス・ターゲット」と呼ばれる凄腕の結婚詐欺師が、突然結婚詐欺から足を洗い、本気の婚活を始めるという斬新な設定。これまでのスキルを婚活にどう活かしていくのか。 - 異なる価値観を持つ男女の恋愛模様
彼女とは異なる価値観を持つ和菓子職人・村松宗春(上杉柊平)とすみれとの間に芽生えるちぐはぐな恋がドラマの軸。お金を最優先するすみれと、和菓子を愛し、人との繋がりを大切にする宗春。全く違う世界に生きる二人が惹かれ合っていく。 - 個性豊かな登場人物たち
すみれの妹分で同じく結婚詐欺師の玉木萌(鈴木愛理)など様々な人物たちが登場。「愛」や「正義」がぶつかり合う。 - 「愛」という普遍的なテーマ
結婚詐欺師という特殊な設定を通じて、「結婚とは何か」「本当の幸せとは何か」「愛とは何か」という普遍的なテーマを問いかける。恋愛や結婚に対するそれぞれの価値観と向き合い、悩みながら成長していく。 - 完全オリジナル脚本
原作のない完全オリジナル脚本なので予測できない展開も見どころの一つ。
ミス・ターゲットのあらすじ
結婚詐欺師・朝倉すみれは持ち前の美貌と技術で数々の非合法に金を得る者を騙してきた。その理由は、互いに違法行為をしているが故に結婚詐欺であったとしても通報することが出来ず、彼女へ捜査が及ばないため。そのことから「ミス・ターゲット」と称されていた。ある日、すみれは結婚詐欺から足を洗い、本気の婚活を始めると宣言する。これまでの技術を武器に婚活市場に進出し、財力のある男性に狙いを付ける。すみれは早々に詐欺師の才能を開花させたが、普通の恋愛経験は皆無だった。そんな彼女が、これまでの疑似恋愛と純粋な恋との違いに直面しつつ奮闘していく。
ミス・ターゲットを見るには?
ミス・ターゲットのキャスト
朝倉すみれ / 奈々 – 松本まりか
■村松家
村松宗春 – 上杉柊平
村松竜太郎 – 沢村一樹
村松恵 – 小林涼子
■すみれの仲間
玉木萌 – 鈴木愛理
馬淵弥生 – 筒井真理子
■稲垣家
稲垣謙 – 川西賢志郎
稲垣歩美 – 小槙まこ
稲垣由衣 – 田中真琴
■すみれの関係者
轟武蔵 – 八嶋智人
朝倉愛 – 白石美帆
黒崎達夫 – 小木茂光
■その他
権助 – 岩城滉一
茶野竜 – 後藤剛範
上野洋平 – 板倉武志
坂下昇 – 深澤大河
杉田 – 古川がん
杉田陸 – 加藤侑大
闇金スタッフ – 宮里拓朗、宮田拓、髙山純平
ミス・ターゲットの人物相関図
ミス・ターゲットのスタッフ
音楽 – 富貴晴美
主題歌 – 家入レオ「ワルツ」
演出 – 植田尚、日暮謙、近藤幸子
プロデューサー – 山崎宏太、南雄大、山本喜彦、神通勉、小路美智子
和菓子監修指導 – 松戸淳一
ロゴ・イラスト – 木村耕太郎
ビジュアル – 寺内暁
制作協力 – MMJ
製作 – 朝日放送テレビ
『ミス・ターゲット』は、愛と幸せを探すヒューマンラブストーリーです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。