イカゲーム

イカゲーム
イカゲーム

Siren Pictures Inc.制作による韓国のドラマ。原題は「오징어 게임」。Netflixにて配信されている。

イカゲーム シーズン1

イカゲーム Netflix

イカゲーム Netflix


あらすじ

バツイチの父親で、高利貸しから追われているソン・ギフンは、地下鉄でスーツの男からゲームに招待される。6日で6つのゲームに参加し、それら全てをクリアしたものに高額の賞金が与えられるという。参加を決意したギフンは、幼馴染でソウル大学首席のチョ・サンウ、脳腫瘍を患う老人オ・イルナム、脱北者の少女カン・セビョクらと出会う。
最初のゲーム「だるまさんがころんだ」では最初の脱落者が目の前で射殺され、その後も動いた参加者たちが次々と射殺される。参加者は456人で、1人脱落するごとに1億ウォンの賞金額が積み上げられていく、死のゲームだった。一度はゲームを中断して家に帰る決断をしたギフンたちだったが、最後の1人となって456億ウォンを手にするために、合計6つのゲームに挑む。一方で、行方不明の兄を探す警察官ファン・ジュノは兄の失踪とデスゲームの真相を探るべく、ゲーム内に潜入する。

日本がカイジをまともに映画化できず、結局グローバルになりそこねたのだ。(イカゲーム シーズン1の感想)

イ・ユミ(イカゲーム シーズン1)

イ・ユミ(イカゲーム シーズン1)

秋季ドラマもどうやら一段落したし(残しているのは普通に「最愛」「SUPER RICH」、そして「ムショぼけ」である)、日経新聞の編集委員ですら話題にしているので、とうとう見る羽目に。といっても9話で短い。

ストーリーは予想を裏切るようなことがなく、肝心のゲームは運天賦な感じで、サブストーリーにも工夫はないのだが、デスゲーム物なら漫画版カイジライアーゲームのほうが断然面白いとする意見は、しかし折り込み済みなのだろう。監督がそれらの影響をあっさり認めているからだ。それに、そのカイジをまともに映画化できなかったのだから、日本は結局グローバルになりそこねたのだ。

一躍世界のアイドルとなったイ・ユミは、たしかに気になる存在。

キャスト(シーズン1のゲーム参加者)

参加番号218 チョ・サンウ – パク・ヘス
参加番号67 カン・セビョク – チョン・ホヨン
参加番号1 オ・イルナム – オ・ヨンス
参加番号101 チャン・ドクス – ホ・ソンテ
参加番号199 アリ・アブドゥル – トリバティ・アヌファム
参加番号212 ハン・ミニョ (한미녀/HAN Mi nyeo) – キム・ジュリョン
参加番号240 ジヨン- イ・ユミ
参加番号17 ト・ジョンス – ユ・ソンジュ
参加番号118 オ・ヨンウク – ホン・ウジン
参加番号119 ノ・サンフン – ユン・ドンソン
参加番号322 チョン・ミンテ – イム・ギホン
参加番号369 パク・ジュウン – ユン・スンフン
参加番号40 ドクスの手下となる髭男 – ユン・ヨンギュン
参加番号62 数学教師の男 – イ・ドゥソク
参加番号69 夫婦で参加した男 – キム・ユンテ
参加番号70 夫婦で参加した女 – イ・ジハ
参加番号96 臆病な男 – チョン・ウヒョク
参加番号196番の男 – キム・ドンヒョン
参加番号198 告発の女 – キム・ヒソ
参加番号244 牧師の男 – キム・ソヒョン
参加番号250番の男 – パク・ジフン
参加番号271 抗議の男 – ミン・タイリツ
参加番号276番の男 – クリスチャン・ラガヒット
参加番号278 ドクスの手下となる小太りの男 – クァク・ジャヒョン
参加番号303 ドクスの手下となる男 – キム・ドンウォン
参加番号306番の女 – ヤン・ミソン
参加番号324 金髪の男 – イ・ハンソル

イカゲーム シーズン2


あらすじ

ソン・ギフンがイカゲームで優勝してから4年後、残酷なゲームに終止符を打つため、ギフンはゲームの黒幕を明らかにしようと決意していた。優勝賞金を使い、ギフンは地下鉄でメンコをするスカウトマンを追跡し、ゲームを終わらせるため、再びギフンはゲームに足を踏み入れることにした。そこでは、ギフンのギャンブル仲間であるパク・チョンべと会うことになる。
一方、警察官ファン・ジュノは、フロントマンに銃で撃たれ、崖から海へ転落した後に、船長であるパクに船で助けられ、警察に戻って交通違反の取り締まりをしていたが、兄ファン・イノと真実を追う気持ちは絶えず、ギフンと再会し、イカゲームが行われる無人島を探そうとする。

まさかの来年延ばし(イカゲーム シーズン2の感想)

ウォン・ジアン(イカゲーム シーズン2)

ウォン・ジアン(イカゲーム シーズン2)


シーズン1をあらかた忘れており、さあ見返せと言わんばかりのプレッシャーを感じる序盤だったが、そのような低ロイヤリティの鑑賞者でも楽しめる工夫があり、1話では、印象的なめんこ男コン・ユに強烈な演技をさせて一気に没入させ、前作と同じ「だるまさんがころんだ」をゲーム再開の導入にしている。
とはいえ、イ・ビョンホンがフロントマンであることも忘れていたので、「だるまさん」開催中に制御室にいるのに、その後で001として登場するのはやや混乱がある(同じ混乱は7話の反乱シーンにも見られる)。

さて今回は参加者が続けるか止めるかという投票シーンがゲーム間にインサートされるので、導入部以降のゲームは2つのみ。いずれもチームワーク物で、運動会を観戦しているかのような倒錯を感じさせながら、癖のある参加者のエピソードを手際よく描くのが前作同様のユニークなところである。「推し」を選ばせられる楽しみというべきか(こうした描き方は言うまでもなく「バトル・ロワイヤル」から来ている)。私は前作のイ・ユミと同じ鼻ピアスのウォン・ジアンが気になった。

ただ、肝心のストーリーはそこから「反乱」になって7話で終わるので(前作は9話)、「続きは2025年」というのは楽しみにしていた人ほど落胆することになるだろう。すでにクランクアップしているらしいので、12話ほどにして最後まで配信すれば良かったのにと思う。

劇中に「マトリックス」に出てくる赤い薬と青い薬についての言及があり、ゲームを続行するかどうかの投票もこの2色の分断で描かれる。エンドクレジットにも信号が赤から青に変わる瞬間がインサートされる。

サバイバルゲーム物は、「ライアーゲーム」でも「カイジ」でも「バトル・ロワイヤル」でも、運用側と観客を明かさざるを得なくなり、しらけさせる。本作は前作で一度それをやっているわけだが、結局どうするつもりだろうか。

キャスト(シーズン2のゲーム参加者)

参加番号390 パク・チョンベ – イ・ソファン
参加番号333 イ・ミョンギ – イム・シワン
参加番号222 キム・ジュニ – チョ・ユリ
参加番号230 サノス – チェ・スンヒョン
参加番号120 チョ・ヒョンジュ – パク・ソンフン
参加番号149 チャン・クムジャ – カン・エシム
参加番号7 パク・ヨンシク – ヤン・ドングン
参加番号246 パク・ギョンソク – イ・ジヌク
参加番号388 カン・デホ – カン・ハヌル
参加番号125 パク・ミンス – イ・デヴィッド
参加番号124 ナムギュ – ノ・ジェウォン
参加番号380 セミ – ウォン・ジアン
参加番号44 ソンニョ – チェ・グッキ
参加番号95 キム・ヨンミ – キム・シウン
参加番号100 イム・ジョンデ – ソン・ヨンチャン
参加番号196 カン・ミナ – ソン・ジウ

イカゲーム シーズン共通キャスト

主要人物
 ソン・ギフン (성기훈/SEONG Gi hoon) – イ・ジョンジェ
 ファン・ジュノ (황준호/HWANG Joon ho) – ウィ・ハジュン
運営側の関係者
 フロントマン / ファン・イノ (황인호/HWANG In ho) – コン・ユ
 運営部隊長 – パク・ヒスン
 カン・ノウル – パク・ギュヨン

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