クロサギ

黒島結菜(クロサギ)
黒島結菜(クロサギ)

黒丸、夏原武(原案)の漫画(週刊ヤングサンデー連載2003年11月~2008年7月、ビッグコミックスピリッツ連載~2013年7月、第53回小学館漫画賞一般向け部門賞)を原作として、2006年4月~6月にTBS系「金曜ドラマ」で放送、2008年3月8日に、ドラマシリーズの続編となる『映画 クロサギ』が公開。さらに2022年10月~12月に同枠で平野紫耀(King&Prince)を主演にリメイクドラマが放送された。

クロサギの原作


「1千万円の出資で1億円の融資が受けられる」という言葉に乗せられ、財団法人理事長を名乗る新川に金を振り込んだ会社社長・丹羽里子。だが1億円の手形の決済日を前に、その財団事務所は丸ごと消滅!当然、手形は不渡りとなり、丹羽の会社はがけっぷちに立たされてしまう。ついには自殺まで考えた丹羽の前に、「職業、詐欺師!!」と言い放つ青年・黒崎が現れて…

クロサギの原作を読んだ人の感想

ドラマ クロサギ(2022年版)


あらすじ

15歳の時、詐欺被害に遭った父が起こした事件で家族を失った黒崎高志郎(平野紫耀)は、詐欺師への復讐を誓い、詐欺師のみを騙す「クロサギ」となる。表向きはアパートの大家を営み、父を騙した詐欺師・御木本(坂東彌十郎)を追い求め、詐欺師を喰い尽くすことを生きる目的としている。下町の甘味処「かつら」で詐欺師たちの情報を収集する黒崎は、店主であり詐欺師界のフィクサーである桂木敏夫(三浦友和)に飼われている。ある日、詐欺被害者・吉川辰樹(船越英一郎)の娘・氷柱(黒島結菜)と出会い、彼女が騙された手口から過去の記憶が蘇る。今回の詐欺師が御木本に繋がる手がかりになると直感した黒崎は、復讐に向けて動き始める。「あんたを騙したシロサギ、俺が喰ってやるよ」と宣言し、詐欺師たちとの戦いに挑む。

感想

2006年の山Pのドラマを、当時完結していなかった原作に沿って作り直した「リブート」版と称している(脚本も前作と同じ篠崎絵里子)。

あらためて見直してみると、前作の山Pの演技はかなりひどいのだが、コンゲーム物としては問題なくて、ドラマとして成立している。

クロサギを匿う黒幕詐欺師がから三浦友和へ、その助手が奥貫薫から中村ゆり様へ、主人公の仇敵が岸部シローから坂東彌十郎へとコンバートされていて、ま、このへんは大体同じ。

中村ゆり(クロサギ)

中村ゆり(クロサギ)


問題は黒島結菜が演じているヒロインが、2006年版では18歳の堀北真希だったということだ。黒島の演技は堀北をかなり参照しているように見えるのだが、堀北の不思議な眩しさが、2022年の美少女である黒島には決定的に欠けていることがわかる。

キャスト

 黒崎高志郎 / クロサギ(詐欺師を騙す詐欺師) – 平野紫耀(King & Prince)
 吉川氷柱(政和大学法学部3年生) – 黒島結菜
甘味処「桂」
 桂木敏夫(詐欺師界のフィクサー) – 三浦友和
 早瀬かの子(「桂」の店員) – 中村ゆり
東京中央署 知能犯係
 神志名将(刑事) – 井之脇海
 桃山哲次(警部補) – 宇野祥平
 伊達はるか(巡査部長) – 冨手麻妙
詐欺師
 白石陽一(詐欺師) – 山本耕史
 榎木(白石の部下) – 木村文哉
 御木本(大物詐欺師) – 坂東彌十郎
 垣根(御木本の腹心の部下) – 金井勇太
 宝条兼人(ひまわり銀行の執行役員) – 佐々木蔵之介
政和大学
 三島ゆかり(氷柱の親友) – 永瀬莉子
 鷹宮輝(法学部の助教) – 時任勇気
吉川家
 吉川辰樹(氷柱の父) – 船越英一郎(特別出演)
 吉川みどり(氷柱の母) – 相築あきこ
 吉川敦(氷柱の弟) – 田中奏生
黒崎家
 黒崎浩司(黒崎の亡き父) – 前川泰之
 黒崎舞子(黒崎の亡き母) – 森下ひさえ
 黒崎明日香(黒崎の亡き姉) – 鈴木たまよ
夕幻荘
 天野正二郎(101号室の住人) – 津嘉山正種
 楊(102号室の住人) – 真崎かれん
 ブルーノ・ロドリゲス(103号室の住人) – フェルナンデス直行
その他
 緒方(電気店店主) – 綾田俊樹
 芳賀(「ハガーコーヒー」店主) – 伊藤麻実子

スタッフ

原作 – 黒丸夏原武(原案)『クロサギ』シリーズ・『クロサギ再起動』(小学館刊)
脚本 – 篠﨑絵里子
音楽 – 木村秀彬
主題歌 – King & Prince「ツキヨミ」(Johnnys’ Universe)
アニメーションスタッフ
背景 – 美峰
動画検査 – 細谷尚平
色彩設定・色指定検査 – 水内歩
撮影・編集 – 中村慎太郎
制作統括 – 梶田浩司
アニメーションプロデューサー – 原川太一
詐欺犯罪監修 – 夏原武
法律監修 – 國松崇
金融監修 – 塚田正泰
警察監修 – 古谷謙一
画面制作 – 本田貴雄
和菓子監修 – 松戸淳一
茶道監修 – 石川恭子
和菓子協力 – 大極殿六角店 栖園
中国語監修 – 中藝 陶力
プロデューサー – 武田梓那須田淳
演出 – 田中健太石井康晴平野俊一
製作著作 – TBS

ドラマ クロサギを見た人の感想

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