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2023年制作のアメリカ合衆国のホラー映画。原題は「Saw X」。”X”の名の通り『ソウシリーズ』の第10作目で、時系列的には『ソウ』と『ソウ2』の間になる。
ソウXのあらすじ
末期がんで余命わずかと宣告された猟奇殺人鬼ジグソウことジョン・クレイマーは、藁にもすがる思いで危険な実験的治療を受けるべく、メキシコに向かうが、実はその治療が卑劣な詐欺だと知り、自分を騙した詐欺師やインチキ治療に加担する医師たちに死のゲームを仕掛けて復讐していく。
瀕死のトビン・ベルの哀愁が良い(ソウXの感想)
昨年、フト思い立ってシリーズ9作を一気見したので、当然のように本作を見てしまった。こちらの時系列も、「ロムルス」同じで第1作と第2作の間の出来事、ということになっている。
ファンサービス的に、ショウニー・スミス(そもそも「ソウ」に出たのはスミスのファンだったリー・ワネルが「ダメ元で」オファーしたからだという。リーは何を目てファンになったのか?)のアマンダが再登場。「6」以来だから14年ぶりということになるが、映画上で死んだのは「3」である。そもそもトビン・ベルが死んだのも同じ「3」で、こちらは「レガシー」(2017)にも一部出て来るので7年ぶり。
歴代の脚本の建て増しによる、こうした時制の混乱が、このシリーズの醍醐味にもなっている。
ストーリーの前半は、脳腫瘍末期のトビンが癌患者の会で知り合った男に誘われ、メキシコシティで画期的な回復手術を受ける流れを描く。当時80歳のトビンの演技が良い。
トビンは手術成功と聞かされて喜び、趣味の「殺人ゲーム仕掛けのスケッチ」もやめかけるのだが、自分が医療詐欺にひっかかり、手術自体行われていなかったことに気づいてしまう。そこで、アマンダを使って詐欺に加担した者たちを攫い、身体破壊ゲームを始めるという展開になる。
上記のように全体がトビン目線で語られるところがいつもと違う趣向で、終盤ではついにトビン自らもゲームに参加して死にかけたりするのだが、それでもやはりどんでん返しはある。
もう一人の後継者候補(だった者)の登場シーンのおまけ付き。
ソウXのキャスト
ジグソウ/ジョン・クレイマー – トビン・ベル
アマンダ・ヤング – ショウニー・スミス
セシリア・ペダーソン – シヌーヴ・マコディ・ルンド
パーカー・シアーズ – スティーヴン・ブランド
ガブリエラ – レナータ・バカ
マーク・ホフマン – コスタス・マンディロア
ヘンリー・ケスラー – マイケル・ビーチ
ディエゴ – ジョシュア・オカモト
ソウXのスタッフ
監督 – ケヴィン・グルタート
脚本 – ジョシュ・ストルバーグ、ピーター・ゴールドフィンガー
製作 – マーク・バーグ、オーレン・クールズ
製作総指揮 – リー・ワネル、ステイシー・テストロ、ジェイソン・コンスタンティン、グレッグ・ホフマン
音楽 – チャーリー・クロウザー
撮影 – ニック・マシューズ
編集 – ケヴィン・グルタート
製作会社 – ツイステッド・ピクチャーズ
配給 – アメリカ ライオンズゲート、日本 REGENTS / AMGエンタテインメント
公開 – アメリカ 2023年9月29日、日本 2024年10月18日
上映時間 – 118分
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ソウXを見た人の感想
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今作も「SAW」らしい面白さがあって楽しかったです。
120分くらいある上映時間があっという間でした。
【相手を間違えた詐欺師たちの末路】「SAW X」感想文 (ネタバレあり)(Phenol)
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2時間近くあるのはさすがに長すぎだけれど期待通りの内容で楽しませてもらえました!
「ソウX」(ネタバレ)(怒りくまのブログ(仮))
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あと今回の血責めジョンを見た時、死なないで~がんばれ~!!って気持ちになったのが不思議だった(時系列的に死ぬはずないのに)。
映画「ソウX」感想&今までの後継者候補を振り返る(mozu)
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