2024年10月9日からフジテレビ系「水曜22時枠」にて放送。主演は藤原竜也。
全領域異常解決室のあらすじ
「全領域異常解決室(通称「全決(ゼンケツ)」)」への出向を命じられた警視庁総務部広報課の雨野小夢を、室長代理・興玉雅が出迎えた。全決は大和朝廷時代から存続している世界最古の調査機関でもあるという。局長・宇喜之民生によると、雨野は「全決の人間になれる、生まれ持っての素質がある」ため、呼び寄せられたらしい。
宇野と興玉は、神隠しやあやかしや狐憑きの仕業といわれ超常現象として世間を騒がす不可解な事件を、内閣官房から直接要請を受け解決に導いていくが……
本当にそんな設定が必要なのか…?(全領域異常解決室の感想)
人体が消失する謎の神隠し事件が起こり、総務部(?)所属でカラーガード(旗衛隊)出身の広瀬アリスが、詳細を知らされずに、日暮里駅から谷中にある謎の組織に配属されるという超ありきたりな導入部をこなすまで10分以上もかかっているのを、手際の悪さと思えばいいのか、あえての焦らしだと思えばいいのか。
このどっちつかずさは全編を覆っていており、オカルトなのかトリックなのかをはぐらかし続けたまま第1話が終わったのだが、なんだかどっちでもいいやという気になってしまう。ヒルコの話はずっと続くのだろうか。
一応、忘れないように書いておくと、全領域異常解決室というのは大和朝廷に属していたという最古の超常現象専門捜査機関という突飛な設定(本当にそんな設定が必要なのか、と誰もが思うだろう)。室長は小日向文世で、政府内調もアゴで使える権限があり(小日向が黒幕ではないかと予想されている)、それが警視庁捜査一課(と言ってもユースケ・サンタマリアの班長と、成海璃子の警部、あと巡査部長の3人しかいない)と共同で捜査にあたるという仕立てになっている(もう一度書くが、本当にそんな設定が必要なのか…?)。
黒岩勉のオリジナルとして淡い期待を抱いたが、見続けるべきか判断を下しにくいドラマなのだった(たぶんダメだろう、と書いておく)。
全領域異常解決室のキャスト
主要人物
興玉雅 – 藤原竜也
雨野小夢 – 広瀬アリス
全領域異常解決室
宇喜之民生 – 小日向文世
警視庁捜査一課 ヒルコ専従班
荒波健吾 – ユースケ・サンタマリア
二宮のの子 – 成海璃子
北野天馬 – 小宮璃央
周辺人物
芹田正彦 – 迫田孝也
直毘吉道 – 柿澤勇人
その他
豊玉妃花 – 福本莉子
花園 – 中野剛
「神隠し事件」犠牲者
大守浩志〈67〉 – 藤岡大樹
石狩愛実〈29〉 – 清水なな
健実和生〈38〉 – 西将輝
大月比呂佳〈51〉 – 田山由起
刀田楓真〈57〉 – ジャン・裕一
全領域異常解決室のスタッフ
脚本 – 黒岩勉
音楽 – 小西遼
オープニングテーマ – 清水美依紗「TipTap」(ユニバーサル ミュージック)
エンディングテーマ – TOMOO「エンドレス」(IRORI Records / PONY CANYON inc.)
アクションコーディネート – 根本太樹(ATT)
プロデュース – 成河広明、大野公紀
演出 – 石川淳一、根本和政、松山博昭
制作協力 – 共同テレビ
制作著作 – フジテレビ
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