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「ボディーガード」の低予算版(恋する警護24時の感想)
「龍」の字も知らない(ヒドすぎる)女弁護士の白石麻衣と、それを警護する韓国人顔のsmowmanの人のドラマ。
「ボディーガード」の低予算版という感じで、韓国だったらこんな戦略のないドラマは企画が通らないだろう。白石が好きな人でなければ、見どころがなさすぎて辛い。
主人公の元恋人(裏ストーリーに関わる)に吉谷彩子。
キャリアの長い女優で嫌いではないが、「ビズリーチ」CMのイメージが強すぎる。
恋する警護24時 見どころ
- 岩本照のアクションとボディガード役のハマりっぷり
主演の岩本照が鍛え抜かれた肉体と持ち前の身体能力を活かし、迫力あるアクションシーンを披露。クールでストイックなボディガード役が非常にハマっており、劇中でのキレのある動きや、寡黙ながらも里夏を守り抜く姿勢が魅力的。 - 白石麻衣とのツンデレ攻防戦とラブコメ要素
警護されることを嫌がる里夏(白石麻衣)と、任務を遂行しようとする辰之助(岩本照)とのツンデレな掛け合いが見どころ。最初は反発し合うが、24時間共に過ごす中で徐々に心が通じ合い、恋愛感情が芽生えていく。時にコミカルに、時に胸キュン要素満載で、ラブコメディとしての魅力も十分。
第1話での最悪の出会いと「24時間警護」の通告
辰之助が里夏のボディガードとして初めて彼女の前に現れたものの、里夏は彼をストーカーだと勘違い。この出会いの場面。
自宅マンションのドアの前に無言で立つ辰之助を、里夏が不審者(ストーカー)だと思い込み、塩をまいて追い払おうとする。そこに、弁護士事務所の所長が現れ、辰之助がボディガードであることを告げる。岸村里夏(白石麻衣)なんなんですか、あなた!さっきから!ストーカーでしょ!北沢辰之助(岩本照)(真顔で、淡々と)…ボディガードだ岸村里夏(白石麻衣)はぁ!?嘘つかないでください!そんな人がこんな仏頂面で人の家の前に突っ立ってるわけないでしょ!(所長から事情を聞かされ、警護されることを渋々受け入れた後、自宅にて)
北沢辰之助(岩本照)今日から24時間、あなたを警護します岸村里夏(白石麻衣)24時間!?…ってことは、私が寝てる時も、お風呂入ってる時もここにいるってこと!?北沢辰之助(岩本照)当然です。クライアントの安全が最優先なので岸村里夏(白石麻衣)プライバシーも何もないじゃない!絶対いや!帰ってください!北沢辰之助(岩本照)これは業務命令です。帰れません【ポイント】
里夏が感情的に反発するのに対し、辰之助はあくまで「任務」として冷静かつ無表情に対応。この温度差と、常識では考えられない「24時間警護」という状況が、二人の面白くも噛み合わない関係のスタートを象徴している。
食事の毒味をめぐる攻防(序盤の日常シーン)
辰之助が里夏の自宅で警護を始めて数日。里夏が作った食事ですら、辰之助は「任務」として接しようとする。
里夏が夕食の準備をし、食卓に料理を並べる。辰之助も同じテーブルにつくが、里夏が食べ始める前に、辰之助が料理に手を伸ばす。北沢辰之助(岩本照)(里夏の皿に盛られた唐揚げに箸を伸ばしながら)まず、毒味を岸村里夏(白石麻衣)はぁ!?ちょっと待って!なんで私の唐揚げ取ろうとしてるのよ!北沢辰之助(岩本照)毒物混入の可能性を排除するためです岸村里夏(白石麻衣)私が作ったの!誰が毒なんて入れるのよ!というか、それ私の最後の一個なんだけど!北沢辰之助(岩本照)…万が一に備えるのが我々の仕事なので(と言いながら、唐揚げを口に入れる)岸村里夏(白石麻衣)(呆れ果てて)…味は?北沢辰之助(岩本照)(もぐもぐと咀嚼し、少し間を置いて)…うまいです岸村里夏(白石麻衣)そっけないわね!【ポイント】
里夏の手料理にまで「毒味」という任務を持ち出す辰之助の真面目さと、それに憤慨しながらも、どこか彼のペースに巻き込まれてしまう里夏。「うまいです」とボソッと言う辰之助に、里夏が嬉しさ半分、呆れ半分といった表情を見せるのがツンデレな掛け合いの魅力。
「かわいい」をめぐる小さな口論(中盤)
少しずつお互いを意識し始める中で、辰之助のふとした一言が里夏の「ツン」を刺激。
里夏が新しく買った洋服を着ていると、辰之助がそれに気づき、珍しく感想を口にする。北沢辰之助(岩本照)…その服岸村里夏(白石麻衣)え?何?北沢辰之助(岩本照)…かわいいですね岸村里夏(白石麻衣)(一瞬、驚いて固まるが、すぐにムキになって)…は!?別にあなたにかわいいって思われなくてもいいんですけど!これは仕事で着る服だし!機能性重視だから!北沢辰之助(岩本照)…そうですか。失礼しました岸村里夏(白石麻衣)(少し不満そうに)…なによ、もう…【ポイント】
辰之助からの不意打ちの「かわいい」という褒め言葉に、素直に喜べず、つい強がってしまう里夏の「ツンデレ」。動揺を隠そうと早口でまくし立てる里夏と、彼女の反応に少し戸惑いながらも表情を変えない辰之助の対比。……というように、里夏の感情的な「ツン」とした態度と、辰之助の冷静で任務に忠実な姿勢がぶつかり合うことで、二人の間には独特の可笑しみと、徐々に芽生える信頼関係や恋愛感情が巧みに描かれた。
- 謎が謎を呼ぶ考察系サスペンス
里夏が狙われる理由、彼女の過去に隠された真相、事件の黒幕などミステリー要素が盛り込まれている。回を追うごとに新たな事実が判明し、事件の真相を考察しながら楽しめる作り。最終回に向けて、様々な伏線が回収されていく。
※以下、完全ネタバレ
結論:事件の黒幕と里夏が狙われた理由
黒幕:大手警備会社「漆原警備保障」の漆原会長。
里夏が狙われた直接的な理由: 彼女が弁護士として担当していた案件の証拠品、通称「水田雄介ファイル」を所有していたため。このファイルには、漆原会長が過去に犯した罪を決定づける証拠が隠されていた。全ての真相:里夏と辰之助、二人の過去を結ぶ事件の繋がり
この物語の核心は、一見無関係に見えた「里夏の両親が殺害された強盗殺人事件」と「辰之助の父(元警察官)が殉職した事件」が、実は根底で繋がった一つの事件であったという点。
- 里夏の両親が殺された本当の理由
里夏の両親は、単なる強盗に殺害されたのではなかった。父親が勤めていた会社が漆原会長の会社と取引があり、その過程で漆原会長の重大な不正(脱税や横領など)を知ってしまったのだ。正義感の強い父親がそれを告発しようとしたため、漆原会長は強盗に見せかけて口封じのために二人を殺害。これが15年前に起きた事件の真相である。 - 辰之助の父が殉職した本当の理由
辰之助の父は、この「強盗殺人事件」を捜査する中で、単なる物取りの犯行ではないと確信。事件の裏に漆原会長がいることを突き止めた。真相に近づきすぎた辰之助の父は、漆原会長にとって邪魔な存在となり、事件の真相が公になる前に殺害されてしまっただった。警察内部では「犯人追跡中の事故による殉職」として処理されましたが、実際は漆原会長による計画的な殺人であった。
つまり、里夏と辰之助は、同じ人物(漆原会長)によって父親(里夏の場合は両親)を殺害されていたという残酷な因縁で結ばれていた。
- 里夏の両親が殺された本当の理由