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となりのナースエイド

川栄李奈(となりのナースエイド) ドラマ
川栄李奈(となりのナースエイド)
『となりのナースエイド』は、2024年1月10日より日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送。主演は本作が民放GP帯の連続ドラマ初主演となる川栄李奈。

ドラマの嘘のつき方(となりのナースエイドの感想)

多くの人に耳慣れない「ナースエイド」のお仕事ドラマ風なのがちょっと退屈。

看護助手、つまり看護師の補助だから、普通は医師と口を交わすことはない仕事である。
ところが川栄李奈は新人ナースエイドでありながら天才外科医(高杉真宙)に堂々と意見していたりする。
なるほど、ドラマとはこういうふうに嘘をつくことで成立すすものかと思わせる。
もちろん、川栄の正体は医療オタクなどではなく、プロの外科医なのである。

その役柄とは無関係に、川栄李奈という女優は不思議なふてぶてしさを備えているのだが(声だけではあるが、なにしろ「義経のスマホ」までやっているのだ)、その片鱗は「とと姉ちゃん」(2016)から見られたものだった。
私が注目したのは「フランケンシュタインの恋」(2017)である。
最近では「親愛なる僕へ殺意をこめて」で準主役を務めていたが、ヒロインといえる役は今作が初めてではないかと思う。

となりのナースエイド 見どころ

  1. 川栄李奈演じる型破りなナースエイド
    川栄李奈さんが、明るく天真爛漫でありながら、時に鋭い洞察力を見せる桜庭澪を好演。ナースエイドという、医師や看護師とは異なる視点から患者と向き合い、その「心」の病や背景にある問題を解き明かしていく姿が最大の魅力。コミカルな演技とシリアスな表情のギャップも楽しめる。
  2. イケメン外科医・竜崎大河(高杉真宙)とのコンビネーション
    澪とタッグを組むのは若きイケメン天才外科医・竜崎大河(高杉真宙)。クールで無愛想な大河が、型破りな澪に振り回されながらも、次第にその才能と優しさに気づいていく過程が見どころ。二人のテンポの良い掛け合い、徐々に深まっていく信頼関係から生まれるバディ感が盛り上げる。
  3. 謎が謎を呼ぶサスペンス要素
    澪自身が抱える謎、過去の出来事が徐々に明らかになっていくサスペンス要素も。なぜ彼女は医師ではなくナースエイドになったのか? 彼女の過去に何があったのか? 回を追うごとに新たな謎が提示される。
  4. 医療現場のリアルと人間ドラマ
    医師や看護師だけでなく、ナースエイドという立場の重要性にも光を当てた。患者の日常生活を支え、一番身近で接するナースエイドだからこそ気づけること、できることがあるというメッセージが込められている。患者一人ひとりの抱える悩みや、医療現場で働く人々の人間ドラマが描かれている。
  5. コメディとシリアスの絶妙なバランス
    全体に明るくポップな雰囲気だが、患者の抱える病気や心の闇、澪の過去などシリアスなテーマも。コメディとシリアスのバランスが良く、最後まで飽きさせない構成。
  6. となりのナースエイド あらすじ

    名門・星嶺医科大学附属病院に現れた、新米ナースエイド(看護助手)の桜庭澪(川栄李奈)。彼女は医療行為は一切できないものの、患者に寄り添い、どんなに無愛想な患者やベテラン看護師にも臆することなく接する。しかしその言動は時に暴走し、周囲を巻き込んでトラブルを引き起こすことも…。実は澪には、患者の病気だけでなく、その背景にある患者の「心」の問題を解き明かす、人並み外れた洞察力と能力が秘められてた。そして、彼女自身もまた、ある秘密を抱えていたのだ。

    となりのナースエイドを観るには?

    となりのナースエイド キャスト

    桜庭澪 – 川栄李奈
    竜崎大河 – 高杉真宙
    片岡晴美 – 水野美紀
    菊池相馬 – 矢本悠馬
    小野夏芽 – 吉住
    火神郁男 – 古田新太
    猿田弥彦 – 小手伸也
    中山明菜 – 織田梨沙
    五十嵐ちえみ – あかせあかり
    上野奈々 – 大藤由佳
    桜庭唯 – 成海璃子
    橘信也 – 上杉柊平

    となりのナースエイド スタッフ

    原作 – 知念実希人『となりのナースエイド』(角川文庫)
    脚本 – オークラ
    演出 – 内田秀実今和紀(泉放送制作)
    音楽 – 井筒昭雄
    主題歌 – Awesome City Club「ヒカリ」(cutting edge)
    医療監修 – 新村核
    看護指導 – 石田喜代美
    手術指導 – 杉本真樹(帝京大学冲永総合研究所)
    ナースエイド監修 – 伊東都、角頼三保子
    VFX – 田中貴志
    LED Screen Process スーパーバイザー – 大屋哲男
    特殊造形 – 松井祐一
    OPタイトル – ニイルセン
    アクションコーディネーター – 劔持誠
    チーフプロデューサー – 松本京子
    プロデューサー – 藤森真実、藤村直人、森雅弘、白石香織(AX-ON)、島﨑敏樹(泉放送制作)
    制作協力 – AX-ON、泉放送制作
    製作著作 – 日本テレビ

    となりのナースエイドの原作

    \原作小説はこちら/


    最速ドラマ化! 訳ありナースエイドと天才外科医のノンストップサスペンス
    新人ナースエイドの桜庭澪は、星嶺大学医学部附属病院の統合外科病棟に配属された。技術至上主義の天才外科医・竜崎大河と時にぶつかりながら、医療行為が許されない立場で患者に寄り添い、癒していく。澪がナースエイドを志したのは、半年前に起きた凄惨な事件がきっかけだった。ある日、澪の身辺に怪しい影が差し事件がまだ終わっていなかったことを知る――。
    どんでん返しの連続に息を呑む、ノンストップ医療サスペンス!
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