ラストチャンス 再生請負人の感想
ファーストインプレッション
社長交代で出社初日に転職話が白紙になるという、昨日見た「サバイバル・ウェディング」の<寿退社の直後に婚約破棄>とよく似た荒唐無稽な出だしだが、本題はテレ東お得意のビジネス物。
原作は、膨大な量の小説を書き、テレビにも出る実業家の江上剛で、再建の話だから、竹中平蔵と木村剛に押しつけられた日本振興銀行の執行役社長の経験が活かされるのだろう。
池井戸潤の逆転物よりドロドロしていて面白そうだ。
ただし女優はハセキョーと水野美紀で、脇役の充実ぶりに比べると、いかにも弱い。
最終回まで観て
めまぐるしい展開で飽きさせず、味方が誰かわからなくなるクライマックスは面白かった。
水野美紀が、関西アクセントが残る小芝居をしていたのも良かった。
ラストチャンス 再生請負人 あらすじ
樫村徹夫はWBJ銀行証券部で企業再生業務に携わっていたが、菱光銀行との合併で動揺。同僚が退職する中、占い師に「七味とうがらしがきいた人生」を予言される。WBJ菱光銀行で待遇に不安を感じ、WBJ菱光カードへの出向を機に退職。転職先が見つからず、投資会社「JRF」の山本知也から声をかけられ、飲食フランチャイズ会社「DFS」のCFOに就任。再建のためDFSの実態を調べると、上場廃止の危機に直面。社長の大友勝次が激高し、社長を辞めると言い出す。山本に相談すると、社長就任を依頼され、徹夫は再建に挑戦したい気持ちから引き受ける。しかし、DFSの再建は予想以上に困難を極める。
ラストチャンス 再生請負人を観るには?
ラストチャンス 再生請負人 キャスト
樫村徹夫(「デリシャス・フード」CEO) – 仲村トオル
樫村明子(妻) – 長谷川京子
樫村幸太郎(長男) – 渡邉蒼
樫村遥香(長女) – 佐々木七海
■デリシャス・フード
佐伯隆一(財務部員) – 和田正人
岸野聡(財務部) – 勝村政信
大友勝次(「デリシャス・フード」元CEO) – 本田博太郎
渋川栄一郎(営業部長) – 石井正則
久原佳奈(総務) – 中川知香
■チェーン店
山根(「モンゴルの空」直営店店員) – 荒井敦史
中野美由紀(「北京秋天」直営店社員) – 藤本泉
松田麗子(「北京秋天」直営店店員) – 渡辺舞
■その他
宮内亮(経営コンサルタント) – 椎名桔平
稲垣(経営コンサルタント) – 佐伯大地
山本知也(投資ファンド社長) – 大谷亮平
岡田十和子(「十和子フード」社長) – 水野美紀
杉山誠三(ちとせ銀行 投資銀行部) – 町田啓太
塩田和男(ジャズバー店主) – 嶋田久作
豊川(ジャズバーの客) – 林和義
吉岡(ジャズバーの客) – 水野智則
占い師 – ミッキー・カーチス
小沢幸太郎(伊坂商事 常務取締役) – 竜雷太(特別出演)
結城伸治(「デリシャス・フード」創業者) – 池田成志
片平耕介(「カタヒラ食品」社長) – 岩松了
龍ヶ崎司郎(「龍門興業」社長) – 大鷹明良
菱光銀行頭取 – 江上剛
ラストチャンス 再生請負人 スタッフ
原作協力 – オフィス・トゥー・ワン
脚本 – 前川洋一
演出 – 本橋圭太
主題歌 – 村松崇継「Starting over」(Climbing Records)
音楽 – 村松崇継
ナレーター – 野沢春日(テレビ東京アナウンサー)
監修 – アレスパートナーズ
ランニング指導 – 鳥光健仁
技術協力 – ビデオフォーカス、サウンドライズ
照明協力 – Kカンパニー
美術協力 – テレビ朝日クリエイト
音響効果 – pinpoon
編集・MA – ザ・チューブ
チーフプロデューサー – 稲田秀樹(テレビ東京)
プロデューサー – 川村庄子(テレビ東京)、松野千鶴子(アズバーズ)、木川康利(アズバーズ)
制作協力 – アズバーズ
製作著作 – テレビ東京
ラストチャンス 再生請負人の原作
順調にメガバンクの出世コースを歩んできた樫村徹夫は、送別会の帰り道「あんたの人生、七味とうがらし」と、辻占師に不吉で不可解な言葉をかけられる。深みある人生にするか、辛すぎて酷い味になるかは自分次第。吸収合併を機に、飲食店チェーンのCFOに抜擢された樫村は、綻びだらけの企業を再建できるのか? <『人生に七味あり』を改題>
再建は投資家のためじゃない。
従業員のためなんだ!
問題山積の飲食店チェーンに飛び込んだ
元エリート銀行マン。
のしかかる七つの試練に、どうなる第二の人生!?