グッド・バイの感想
太宰の原案(未完の絶筆)、漫画の原作どちらも未読。
太宰の念頭には、于武陵の漢詩を「さよならだけが人生だ」と訳した井伏鱒二があったと思う。
もっとも、太宰は遺書で「井伏さんは悪人」と書いているのだが(井伏は太宰夫妻の月下氷人)… ・
ドラマ企画としては、「伊藤くんAtoE」もそんな話じゃなかったっけ?と思うので、あまり期待はしない。
今回も夏帆の野蛮さを楽しもうと思う。
グッド・バイのあらすじ
WEBデザイナーの別所文代(夏帆)は、高校時代の後輩・田島毛収(大野拓朗)と再会。バーで飲んでいると、常連客の美春が別所に絡み、失恋話を聞く。田島毛は感動し、別所に自分の悩みを打ち明ける。田島毛は単身赴任中で、愛人が4人いるという。別所は太宰治の小説「グッド・バイ」を思い出し、「グッドバイしなさい!」とアドバイスする。
グッド・バイを観るには?
グッド・バイ キャスト
田島毛収 – 大野拓朗
別所文代 – 夏帆(4歳時:山﨑香歩)

りりこ(美容師) – 佐津川愛美

遥(キャバクラ嬢) – 佐藤玲

静(ストリートミュージシャン) – 三浦透子

桃子(塾講師) – 田中千絵
黒沼 – 米村亮太朗
遠藤 – マツモトクラブ
文豪風な常連客 – 宮下貴浩
真田 – タモト清嵐

笹原(心療内科医) – 奥菜恵
グッド・バイ スタッフ
原作 – 羽生生純『グッド・バイ』(実業之日本社 / リュエルコミックス刊)
脚本 – 舘そらみ
監督 – Yuki Saito、スミス、安食大輔
音楽 – 森優太
ナレーター – 大和田伸也
グッド・バイの原案・原作
偶然、高校時代の先輩・別所文代と再会した田島毛。
モテ男の田島毛には愛人が複数いて、しかもその清算の必要に迫られていた。
田島毛の話を聞いた別所は、ふと、この状況が太宰治の小説『グッド・バイ』にそっくりだと呟く。
それを聞いた田島毛は奇妙な一致に感激して…
「僕も小説みたいに『グッド・バイ』します! 」
「きっと全部運命なんですよ! 」
太宰の『グッド・バイ』を愛人関係精算の教科書として真似、つつがなく別れていく計画を思いつく。
こうして、別所を巻き込んでのドタバタ愛憎劇が幕を開けた!
太宰流のユーモアを現代によみがえらせる、オリジナル・変調コメディ!!