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35歳の少女

3.5
柴咲コウ(35歳の少女) ドラマ
柴咲コウ(35歳の少女)
『35歳の少女』は、2020年10月10日~12月12日に日本テレビ系「土曜ドラマ」で放送。遊川和彦が脚本。柴咲コウは5年ぶりの民放連続ドラマ主演であり、遊川とは2015年放送の『○○妻』以来5年ぶりのタッグ。『家政婦のミタ』や『同期のサクラ』の制作チームが再集結する。不慮の事故で長い眠りについた少女が25年の時を経て目覚め、全てが変わった世界を生きていく成長物語。

35歳の少女の感想

ファーストインプレッション

これまでの遊川和彦作品と同じように家族の再生の物語になるのだろう。
ヒロインは菅野美穂でも良かったし、相武紗季でも松嶋菜々子でも高畑充希でも杉崎花でもたぶん良さそうで、遊川作品のヒロインがコンパチブルであることに改めて気がつくのだが、その中で複数のヒロインを演じているのは天海祐希と高畑充希、そして柴咲コウ(じつは39歳)である。
異形の設定が回収されずに終わった「○○妻」は酷評されたが、本作はどうなるか。

最終回まで観て

ユーチューバーになるくだりで柴咲コウは35歳に追いつき、そこでドラマは寓話的になって失速した。
ミヒャエル・エンデを繰り返し引く意味はあったのか。
前半のままで進めるわけにはいかないけれど、展開としてはつまらないものだったと思う。
まさかの夢オチという予想をしていたが、さすがにそれはなかった。

35歳の少女のあらすじ

1995年、10歳の今村望美は事故で25年間の眠りにつき、35歳で目を覚ます。心は10歳のままの望美は、家族や初恋の広瀬結人が理想と異なる現実に直面し、号泣する。結人との交流を通して急速に成長し、彼のトラウマも解決し交際に至るが、母・多恵には認められない。結人と暮らすため家を出た望美だが、現実と理想のすれ違いから結人の元も去り、Youtuberとして時間売買の斡旋で生計を立てる。
結人は望美を元に戻そうと説得し、多恵も説得するが口論に。多恵がくも膜下出血で倒れ、望美は介護の末に多恵の最期を看取る。実家に戻った望美は、妹の愛美と暮らすことを提案。由紀の結婚式で結人と再会し、司会の代役を務めたことで北海道のアナウンサーにスカウトされる。結人の後押しで北海道へ旅立ち、36歳の誕生日、母が微笑む夢を見ながらアナウンサーの仕事を始める。

35歳の少女を観るには?

35歳の少女 キャスト

時岡望美 – 柴咲コウ
広瀬結人(初恋の相手) – 坂口健太郎
■時岡家
時岡多恵(望美の母) – 鈴木保奈美
時岡愛美(望美の妹) – 橋本愛
■今村家
今村進次(望美の父) – 田中哲司
今村加奈(進次の再婚相手) – 富田靖子
今村達也(加奈の連れ子) – 竜星涼
■愛美および進次の職場関係者
相沢秀男(広告代理店の営業部課長) – 細田善彦
林田藤子(愛美の後輩で相沢の恋人) – 大友花恋
村瀬了(愛美の同僚) – 小林亮太
福井麻衣(愛美の同僚) – 矢野優花
桑原雄大(愛美の同僚) – 福澤重文
仲野翼(進次の部下) – 山口翔悟

35歳の少女 スタッフ

脚本 – 遊川和彦
演出 – 猪股隆一明石広人伊藤彰記大谷太郎
チーフプロデューサー – 池田健司
プロデューサー – 大平太諸田景子田上リサ
音楽 – 平井真美子
主題歌 – King Gnu「三文小説」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
制作協力 – AX-ON
アイパートナー – こおろぎさとみ
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