2010年のドラマドラマ2010年代のドラマ

フリーター、家を買う。

4.0
浅野温子(フリーター、家を買う。) 2010年のドラマ
浅野温子(フリーター、家を買う。)
フリーター、家を買う。は、2010年10月19日~12月21日の毎週火曜21時-21時54分に、フジテレビ系火曜9時枠にて放送。主演は二宮和也。2010年の民放の連続ドラマ平均視聴率はシリーズ物を除き最高を記録した。最終回視聴率はトップ。2011年10月4日に、原作にはないオリジナル脚本でスペシャルドラマが放送(第66回文化庁芸術祭参加)。

フリーター、家を買う。の感想

ファーストインプレッション

これはまた鬱なドラマだねえ。
二宮君、いいとこなしの役で、それがまたワガママっぽい顔立ちに良く似合うww
そして浅野温子の鬱演技がしみじみコワイ。体が前後に揺れる発作は、かなり初期段階でかすかに描写されているから、病状は1年かけてゆっくり進行していったわけだ。
姉の井川遥は、典型的ながら、姑に厭味を言われる日々で、これはこれからもっと不愉快な展開になるのだろう。
そう、予告編を見ても、来週もイイコトはなさそうなのである。

有川浩の原作は読んでいないのだが、猟奇殺人の話を書いても基本的に明るい筆致の人で、その明るさがドラマに反映された結果、なんだかとめどなく鬱な雰囲気が漂ってしまっている。
よほどの展開でないと払拭できないような気がするのだが、そうでもないのかねえ。

見続けるのが怖い。

第2話|満足できる展開、少し明るさが

なかなか続きを見られなかったこともあり、このドラマの反芻度がいちばん高かったのだった。
いや、二宮君の演技力はたいしたものである。

前回見たときは忘れていたが、精神の不調に悩む浅野温子は、むかし、「沙粧妙子-最後の事件」という優れたドラマで、イヤというほど見たものであった。沙粧妙子は天才的なプロファイラーで超かっこいいのだが、あまりにも鋭すぎるために、“悪意”に堪えられずにどんどんコワレていくのである。
没入する演技には定評があるというわけだが、今回、どうも隣人の坂口良子が浅野温子を追い込んでいるらしいということが示される。

大悦土木の仕事にもやる気を出し、バイト代も25万円と明るい終わり方で、これはシャレにならないのではと思わせた前回よりはだいぶ明るくなった。

しかし竹中直人は浮気をしている様子だし(ミスリードかも?)、井川遥は姑にイビられる日々というわけで、どうもストレスの多い家族である。

香里奈が最後にイケイケな私服で出てくるのは、ちょっと興ざめかな。

第3話|なぜ、「買う。」なのか

なんで「借りる」じゃなくて「買う」なんだ、目標を立てるのはいいけど、達成が、より遠くじゃんww原作ではそのへんのことも書いてあるのかな。
うつ病の原因は近所の西本夫人であることが明らかに。まずは本人に「どうしてそんなことをするのか」と詰めよってもいいんじゃないかなあ。
家を買うよりは早く解決するかもしれないのに…

かねてより専業主婦の精神状態は危ういと思っているのだが、西本夫人もすでにコワレているのかもしれない。

浅野温子はストレスが押し寄せて両掌を絡みあわせる演技。その手を二宮君がそっと握るといういいシーンだった。
二宮君は初回でサイテーのキャラを演じたので、あとは良くなる一方である。

竹中直人は色黒すぎて、経理主任にしては不自然なのだが、すぐに手を出して人の胸を突いたり、テーブルを小刻みに叩いたりするのが不快感を誘うことをよく計算している。上手いですね。

香里奈は前回のラスト以来私服シーンが普通に出てくるようになったが、どうもニッセンのCFみたいだよね。
しかし、スタイルいいよなあ。

第4話|息をもつかせぬ鬱な展開

クライマックスの二宮君の演技も演出も良かった。
バイトと就活、母親の看護と無理解な父親、と、どんどん追いつめられる主人公の主人公のあせりと絶望。せっかく目標を立てたのに募る無力感。
初回とは少し違うが、ドラマで許容できるぎりぎりの鬱な展開である。

色恋沙汰一切なしの展開でここまでやるのは、評価できる。まあ苦労物、というジャンルも、あるけどね。

西本家の長男という新キャラが登場、どういう展開になるか?
また父誠一は浮気をしているのか、何か訳があるのか?

先が楽しみである。

第5話|ちょっと散漫かな

前回の反動か、ちょっと散漫かなー。

  • 坂口良子の歪んだ性格の話
  • その息子のやはり歪んだ弁護士が大悦土木のあかりちゃんと誑かす話
  • そのあかりちゃんを好きな信二が、あかりちゃんと価値観一緒の話
  • 誠治姉の井川遥が姑にいじめられる話
  • 誠治父の竹中直人がもしかしたら不器用なだけかもしれない話
  • その父が若い女と待ち合わせている話
  • 香里奈の真奈美が母の再婚相手と馴染めない話
  • その真奈美がどうやら眞島秀和の山賀さん(既婚)が好きな話

と次から次へといろんな事件が起こり、浅野温子のうつ病の話がだんだん“背景”になってきた。
主人公の就活はなおさら背景で、今回はハロワのの北山さんも場面なし。
それにしても竹中直人演じる親父、鬱屈した中年男の不愉快さかげんが本当によく出ていて、うまい。さすがである。

第6話|玄里の話が・・・

玄里(ヒョンリと読むらしい。韓国の金持ちの娘である)の話、これでオシマイってことはないよね。
え、という感じで、全然納得がいかないんですけど…(^-^;)
いくら竹中直人が複雑な演技をうまくこなしたところで、知らないヒトに学費を出してもらってノホホンとしている設定は変だよ!

一方、怪しいハンコ屋に騙されていく坂口良子…
息子は弁護士なのに助けてくれない、という展開になるのかな。
「家を買う。」という目標には近づきそうもない展開なので、坂口良子と和解するというのがオチなのだろうか。

どうも、丸山隆平演じる哲平のキャラクターが気に入らねえ・・・

第7話|家は買わないのだろうか

竹中直人が作ったカレンダー、誠一と誠治の名前が並んでおり、兄弟みたいでおかしい。
ここは井川遥にツッコんでほしかった。

その竹中直人だが、バイトはつなぎでしかないんだと二宮に吐き捨て、バンとテーブルを叩いて部屋を出て行こうとしたときに浅野温子と鉢合わせする、というシーンでの運動神経に感心した。
なかなかあんな動きはできないんじゃないかという気がする。

今回、仕事が怖くなって悩む香里奈を軸に話が進む形だが、先週も既婚者に恋する話だったので、進展が遅いように感じられた。
悩んでいるわりには、香里奈のファッションがギャル的?だし。
二宮君とロマンチックな展開になるのかなと思わせて、安逸に流れないのはよかった。

そして、大悦土木の仕事にやり甲斐を感じ始める二宮君。
「目標 家を買う。」の張り紙を満足げに眺めていたが、どうやら本当に家を買う話ではないのね、と視聴者も悟るころであろう。

予告編を見ると、坂口良子を騙した判子屋が浅野温子を騙そうとしていた。
それで家族が団結するというのがクライマックス?

そろそろ終わり方の予想をたてたくなるが、その仕上がりでドラマの評価が大きく変わりそうなので、ちょっと微妙なところにさしかかっている。

玄里の話は、やっぱりあれで終わりみたいだし…

第8話|あれじゃ落ちるわ。。。

父親の助言にしたがって、新卒で入った会社を辞めた理由を面接で話す二宮和也、しかし大悦土木に長く勤めている理由を問われて、「なんというか…」が多い、要領を得ないくせに熱く語り始めるので、これは絶対ダメだろう!と見ているほうが冷や冷やしてしまう。
てゆか、使い回し履歴書で1年も就職活動とか、それじゃ、いくら誠一にやる気ないだろうと言われても仕方ないところである。

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