飛雄馬は「人間」としての価値を示すべく年俸倍増を要求。さらに孤独を埋めるためクリスマス会を企画し伴や花形、左門、明子を招待するものの、当日誰一人現れず惨敗。荒れ狂う心に再び深い闇が落ちる。
伴を尻目に実家に帰り支度の飛雄馬であった。

去年と同じファッションwww
「たまの正月くらい、汗と泥の臭いがしみ込んだ食堂より、我が家で楽しくやりたいよ」
ひどいことを言うwww
まだ1週間もたっていないが、クリスマスの傷からは立ち直ったのか・・・
「飛雄馬のやつ、ついに契約を更改せぬまま年を越してしまうとは・・・」
一徹がぶつぶつ不機嫌な独り言を言っているところに飛雄馬帰宅。
さすがの一徹も一瞬目を細める(描写が細かいね!)。
長屋の皆に丁寧に挨拶をして、戸を閉めるや否や、

父ちゃん!と猛スピードで振り向き、
一徹は雑煮を一口だけ食べて箸を置き、
「飛雄馬よ、聞くが・・・」
「元旦はやめて」
明子がすばやく釘を刺して、
「初め良ければ終わりも良しというじゃありませんか」
「ふん、あいにくわしは初め悪くて終わり良しとしたい性分でな」
と一徹はひねくれて、
「飛雄馬、給料を釣り上げて一体何に使おうというのだ」
「父ちゃん、姉ちゃん、この長屋にもうそろそろサヨナラしてもいい時期だ。まずこざっぱりしたマンションに引っ越し、いずれ郊外に家を構えて 文化生活といこうじゃないか」
「まあ飛雄馬ったら・・・」
「姉ちゃん、流行の服も買うんだ、美容院にも通うんだ、これからは人間らしく暮らすんだ、人間らしく、明るく楽しく!」
「人間らしく、じゃと・・・?」
一徹は、ようやく声を絞り出した。
「それでは、今までのわしとお前との暮らしが人間らしいものでなかったと言うのか?」
「ああ、違う」
「なにっ」
「父ちゃんは野球が人生最高の目的と考えているよ」
「おう、そうよ!」
「それが間違っているんだ」
「なっ、なんじゃとおっ」

一徹はもはや宇宙人を見る目である
「俺たちは人間だ、野球をマスターすることも、完全な人間になるためだ」
「同じことよ! 不完全な人間は完全な野球人にはなれんからな!」
「人間の世界に、野球以外のものが何もないならね」
「なら、どうしようというんだ!」
「人間らしく暮らすんだ、いろんなことを経験してみるんだ」

焦った一徹、キッと明子を見て、
「明子! いつぞやの野球人形のたわごとを吹き込んだのではあるまいな?」
「姉ちゃんまで同じことを!」
と飛雄馬はおののいて、
「・・・オズマは正しかった・・・」
「お、オズマ!?」
一徹は驚いて、
「飛雄馬、何があったんだ!」
病院でのオズマとの対話を語る飛雄馬。
「あの日、俺の人生観は大きく変わった・・・あいつは言った、お前の父を呪えと!(←言ってない)」
「何をぬかす、わしは飛雄馬をロボットに育てたりはせん! オズマはそうでも飛雄馬は違うわい!」
オズマがロボットなのは既定なのねwww
「やつがセリーグに来ようとしていることを聞いて、俺は思った──彼とまったく違う、人間らしい人間になっていたいと!」
「・・・ふっ、それゆえの給料釣り上げか・・・」
「そうとも! 最も人間くさい金銭欲によって家を建て、文化生活を営み、父ちゃんや姉ちゃんに幸福になってもらおうなんて、ロボットは考えたりはすまいからね」
「飛雄馬ったら、なんていじらしい・・・」
明子は我が意を得たりといった風である。
「いいわ、おやんなさい、お父さんに逆らって。姉ちゃんは応援してよ」
「姉ちゃん、俺がグッとデラックスなマンションを探すから、引越しの用意をしときな」

グッとデラックスwww
さて、そこへテレビ局から、有名人の新春ボウリング大会の出演依頼が来た。花形や左門も出るという。
元旦に生放送の出演依頼って、断られたらどうするつもりだったの?
「飛雄馬、ボウリングなんかできるの?」と明子が聞く。
「やってみるさ、なんでも・・・」
「人間らしく? うふっ(はぁと」
弟が人間らしくなるのが嬉しい明子であった。
「とんだ昭和元禄が飛雄馬の中まで入り込みよった・・・」

ごろりとふて寝する一徹であった
ここへきて、ついに一徹と飛雄馬の世代ギャップが決定的になったのである。ロボット論争に明快に反論できなかった一徹は、飛雄馬の若さに負けたのだ。
(母さん、飛雄馬の心にまた何か新しいものがうごめきはじめたようじゃよ・・・)
と心でつぶやく一徹であった。

(だんだんわしの手に負えなくなるわい…)
ボウリング大会のゲストはオーロラ三人娘である。

デターwww(左からルミ・マキ・エミ)

坊ちゃんの花形、ボウリングもうまい

初心者の飛雄馬は真似して投げてみる。「ままよ! 野球のつもりで・・・」
ストライクをとれて飛雄馬は得意げ。
(オズマ、これでも「青春がない」か? 野球で名をあげればこそ人気タレントまで騒いでくれるんだ)
なんだかイヤな男である

ステキ~♪と橘ルミに抱きつかれて
娘www娘てwww
(姉ちゃんにない匂いがする・・・)←何かあぶねえな

それを伺っていた左門

星ちゅう男の隙ば見た!!

花形も鋭くチェック
次は左門の番、おもむろに立ち上がると、
「今なら理論じゃなか、星君、君ば打てるとです!」
司会者「あーっと、砲丸投げじゃないですよ、左門君! 指をその穴にですね・・・」

「どわーっ!」

ボウリング場はメチャクチャである

すまんです
番組は続行不可能になり、司会者はあわてて、
「では皆さんの活躍を祈って、東京ボウルからごきげんよう・・・」
と締めるのだった。
「ねえ、お帰り一緒しないこと?」
ルミに誘われた飛雄馬。
花形はエミ、左門はマキと一人ずつ付いて、まるでホステスである。

花形「プリーズ♪」
星君の車は?と聞かれて、俺は免許すら・・・と言いかけた飛雄馬の心に、またしてもオズマが現れる。
「くそう、シーズンオフを利用して教習所に通うぞ!」
と心に誓う飛雄馬だった。
結局、飛雄馬たちはタクシーに乗るが、左門はとマキは徒歩。
「タクシーなんち贅沢ですわい!」
「ケチねえ」と呆れるマキを尻目に、

なぜか石焼き芋屋を呼び止める左門
「あんた、ひとつ食わんですかな?」
まあっ、もうガマンできない!とマキは逃げだす。
(左門の田舎者キャラがリアルなのは、こういったことを意図してやっている点である。故意に田舎者の地金を出して、相手を辟易させているのだ。彼は早く帰りたいのであり、だから芋も6人分買ったのである。)
一方、花形のミツルハナガタ2000でドライブとしゃれこんだエミだが、早々に世田谷の“オーロラ御殿”に送られてしまう(三人娘は姉妹なのかな?)。花形も早く帰りたいのであった。
「星のあのガラあきのような隙を、左門も見抜いたはず! 先を越されてなるものか!」
花形も左門も、相当変な人間であるwww
考えようによっては、飛雄馬よりよほど歪んでいるのではないか・・・
そして飛雄馬は、ルミ行きつけの会員制ゴオゴオクラブに連れてこられた。
店内に鳴り響くは、またしてもゴールデンカップス「愛する君に」(「クールな恋」のカップリング曲である)。
作曲なかにし礼、作詞鈴木邦彦
僕の魂君に上げよう 悲しい程に
愛しているんだよ 君を君を僕の魂君に上げよう この手のひらに
夜毎の歌声を 君に上げよう愛する君をいつまでも
はなさない はなしたくない
僕の魂君に上げよう うちひしがれた
心に勇気を 与えてくれた愛する君をいつまでも
はなさない はなしたくない
僕の魂君に上げよう 僕のすべてを
誰より愛する 君に君に誰より愛する 君に君に……
とてもあんなコンニャクみたいな恰好できないよ、とゴオゴオを渋る飛雄馬。
「今どきゴオゴオも踊れないなんて、ルミたち青春の仲間じゃないみたーい!」
ルミたち青春の仲間wwwなんぞそれwww
しかし飛雄馬は「えっ!」と立ちすくむ。

「ロボットはゴオゴオを踊れない・・・」
←そんなことは言ってません
「ルミさん教えてください!」
ホラこんな具合に――と言われて、

こ、こうですか?

ルミ「相撲取りのシコふみじゃないんだから、もっと力をぬかなきゃ!」
じゃ、じゃあ・・・

逃げようとするルミの腕をガシッとつかんで、
今で言えば、一種のデートDVである。
しかしみるみるうまくなる飛雄馬であった。

「やっぱり星さんサイコーだわ、グッと気分出ちゃった・・・」とルミ。
でもこのままだと週刊誌に騒がれるわ、と言うが、飛雄馬は虚しさを感じているところだった。

こんなものが青春か・・・
「えっ、誰に?」
「アメリカのオズマに!」

がぶりとジュースを煽って

オズマよ!今度会うときは
立派な人間として戦ってやる!←いいからジュースを拭けwww
笑いすぎた。。。
飛雄馬と橘ルミの熱愛報道に揺れる中、川上監督は一徹に「二軍コーチ」への就任を打診。しかし一徹は「自分の野球は古い」と辞退。飛雄馬を近くで見守れるチャンスをあっさり捨てた父に激怒した明子は「お父さんはカラッポ人間!」と言い放ち、長屋を出て飛雄馬の待つ赤坂のマンションへ。一人残された一徹は涙を流しながらも「これからは血だるまの時代だ!」と新たな闘志を燃やすのだった。(第92話|飛び立つ星)



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