『雪女と蟹を食う』ってどんなドラマ?
絶望して命を絶とうとした青年と、すべてを諦めた眼差しの謎めいた人妻。奇妙な動機から始まった北海道への逃避行を通じて、生と死の境界線に囚われた2人の魂が求め合い、再生へと向かうラブサスペンス。
北(重岡大毅)と彩女(入山法子)の北へ向かう旅路の中で、それぞれの過去のトラウマと現在が交錯し、破滅的な純愛が加速していく。
彩女の夫の小説家・雪枝一騎(勝村政信)、その才能に執着する編集者(淵上泰史)の歪んだ関係。旅の途中で出会った不器用なホステスのマリア(久保田紗友)との刹那的な交流を通じて、北と彩女は自らの運命と、互いのかけがえのなさに気づいていく。
同名コミックを原作に、人間の孤独と愛の情熱をエモーショナルに紡ぎ、観る者の心を揺さぶるロードムービー・ドラマ。
あらすじ
人生に絶望して自殺を決意した青年・北(重岡大毅)は、「死ぬ前に一度でいいから、北海道で蟹をお腹いっぱい食べたい」という突飛な思いつきから高級住宅街の一軒家に押し入る。そこで出会ったのは、雪女を彷彿とさせる人妻・雪枝彩女(入山法子)だった。抵抗もせず、北の窮地を察したように金を差し出し、「私を北海道へ連れて行って」と微笑む彩女。こうして、死を覚悟した男と、心に底知れぬ闇を抱えた女の奇妙な逃避行が幕を開ける。
キャスト
北〈27〉 - 重岡大毅(ジャニーズWEST)
雪枝彩女(作家の妻)〈38〉 - 入山法子
雪枝一騎(小説家)〈57〉 - 勝村政信
マリア(ホステス)〈24〉 - 久保田紗友
巡健人(一騎の担当編集者)〈39〉 - 淵上泰史
涼香(マリアの同僚) - 橋本萌花
美弥妃(同) - ほのかりん
柴田(店長) - 木村知貴
谷内 - 齋藤里菜
感想
ファーストインプレッション
原作がそうなのだろうけれど、冒頭で首を吊ろうと逡巡する重岡大毅の演技はかなり良かった。
痴漢冤罪で人生を棒に振り北海道で蟹を食って死のうと考えた男の、知り合った人妻と道行きドラマということだが、一種のロードムービー(漫画の場合はどう言うのか)になるらしい。
内田英治監督は、ムロツヨシの「Iターン」(2019)を見ている。
36歳の色気で“雪女”を演じる入山法子は、「きみはペット」(2017版)以来の(凖)主役ということになる。
最終回まで観て
ようやく見終えた。
全編、重岡大毅の表情を見せるためのドラマで、ちょっと感心した。
「大衆小説家の汚名をそそぎ」みたいな大時代なことを言う作家(勝村政信)は、結局ロリコンなだけなのではという疑念が残る。
太宰の「斜陽」云々というくだりはドラマではよくわからず、入山法子のオブセッションもちょっと伝わらなかった。そもそもなぜ蟹なのか?
『雪女と蟹を食う』を観るには?
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『雪女と蟹を食う』作品情報
原作 – Gino0808『雪女と蟹を食う』(講談社「ヤンマガKC」刊)
脚本 – まなべゆきこ、イ・ナウォン、灯敦生
監督 – 内田英治、柴田啓佑、松本優作
音楽プロデューサー – 田井モトヨシ
音楽 – Teje×田井千里
主題歌 – ジャニーズWEST「星の雨」(Johnny’s Entertainment Record)
エンディングテーマ – ヒグチアイ「悪い女」(ポニーキャニオン)
ロゴデザイン – hive
チーフプロデューサー – 祖父江里奈(テレビ東京)
企画・プロデューサー – 松本拓(テレビ東京)
プロデューサー – 勝俣円(DASH)、尾関玄(DASH)、新谷朋成(DASH)
制作 – テレビ東京、DASH
製作著作 – 「雪女と蟹を食う」製作委員会
『雪女と蟹を食う』の原作
金も行き場もない男・北は、自殺を図るが、どうしてもあと一歩が踏み出せずにいた。ある日、テレビのグルメ番組を観て、「人生最後の日は北海道で蟹を食べたい」と思い立ち、強盗を決意する。高級住宅に押し入り、人妻に金を要求するが、彼女の行動は、全く予期せぬものだった――。


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