テレビ朝日系列で1999年1月11日~3月15日に月曜ドラマイン枠で放送。原作は鈴木由美子の『いけいけ!バカオンナ』。当初は全9回の放送予定だったが、全10回に延長し、最終回は2時間スペシャルで放送された。
可愛いだけじゃダメかしら?のあらすじ
派手な服に身を包んだ美女・杉山ゆうこ。でも、本当は伊豆・長岡出身の地味な田舎者で、家ではジャージ姿で地味な生活を送っている。故郷では周囲に馬鹿にされたことから、「いつかイイ女になって、幸せになってやる!」と上京して来たのだが、自分と同じくらい派手な美女・谷口せつこと出会う。当初は対立しあっていた2人だったが、次第に友情を深めていく。
可愛いだけじゃダメかしら?の感想
可愛いだけじゃダメかしら? 見どころ
- ファッションとキャラによる“自己表現”
主人公の杉山ゆうこ(榎本加奈子)は、ファッションに全振りする短大生。毎日“イケイケ・バブル全開”のスタイルを貫く彼女の姿には、「見た目を武器にする若者の切実さと無邪気さ」が強く表れている。
ただの“可愛いだけ”ではなく、バブル崩壊直後、あえて“バブル風”を選ぶ自己主張性、ゆうこが抱える「女として見られたい、分かってほしい」という切なさが、“可愛い”という外見の裏にある自己肯定や承認欲求へとつながっていく。 - 等身大の友情と世代差ギャップ
ゆうこの相手役、谷口せつこ(山口紗弥加)は、地味系ながら芯が強い性格。最初はお互いの価値観に距離があった二人が、バブル風スタイルとジャージ姿のギャップを経て、「お互いを補い合う関係性」へと変化していく友情ドラマ。
ピンと張ったファッションと地に足つけたジャージ、見た目と中身のギャップが友情のきっかけになるという、コメディ的おもしろさを通して生まれる共感が本作の核。 - 岡田惠和脚本による“女のリアルと共感”
脚本家・岡田惠和は、『ハケンの品格』『ラブジェネレーション』『カーネーション』などで女性の気持ちを描いている。「可愛いだけじゃダメかしら?」というタイトルは、「自分には何かが不足している」という自己否定の裏返しであり、ゆうこが抱える見た目への執着は、「かわいい」というだけでは生き抜けない女性の焦りを象徴している。
“軽快なファッションドラマ”の裏に、自己価値と承認への問いを秘めた構造が随所に散りばめられている。 - 演出と音楽が彩る“90年代の空気感”
演出家は今井和久、塚本連平、長谷川康ほか。音楽を寺嶋民哉が担当し、「ラブラブ」「遠いパラダイス」などのサントラが作品世界の“昭和バブル後期”の空気を引き立てている。カラフルでポップな映像と音楽が、キャラクターの“可愛い=目立ちたい心情”とリンクし、“時代背景の共感”を生む設計が光っている。
可愛いだけじゃダメかしら? あらすじ
派手な服に身を包んだ美女・杉山ゆうこ。でも、本当は伊豆・長岡出身の地味な田舎者で、家ではジャージ姿で地味な生活を送っている。ゆうこは、かつて故郷で周囲に馬鹿にされたことが原因で、「いつかイイ女になって、幸せになってやる!」と思い、上京して来たのだ。そんな中、ゆうこは自分と同じくらい派手な美女・谷口せつこと出会う。当初は対立しあっていた2人だったが、次第に友情を深めていく。
可愛いだけじゃダメかしら?を観るには?
可愛いだけじゃダメかしら?のキャスト
杉山ゆうこ – 榎本加奈子
音無可憐 – 榎本加奈子(二役)
内田コウジ – 岡田義徳
武田軍司 – 岡田義徳(二役)
谷口せつこ – 山口紗弥加
三村恵梨花 – 平山あや
浜田千絵 – 村田洋子
萩原千晶 – 上良早紀
島田亜希 – 菊地凛子
小島エミ – 希良梨
岸本真里亜 – 川島なお美
香坂道彦 – 草刈正雄
音無可憐 – 榎本加奈子(二役)
内田コウジ – 岡田義徳
武田軍司 – 岡田義徳(二役)
谷口せつこ – 山口紗弥加
三村恵梨花 – 平山あや
浜田千絵 – 村田洋子
萩原千晶 – 上良早紀
島田亜希 – 菊地凛子
小島エミ – 希良梨
岸本真里亜 – 川島なお美
香坂道彦 – 草刈正雄
可愛いだけじゃダメかしら?のスタッフ
原作:鈴木由美子
脚本:岡田惠和
音楽:寺嶋民哉
TD:笹村彰
撮影:栗林克夫
カメラ:山口崇(10話)、田代浩(10話)、立川伸太郎(10話)、小山英之(10話)、高橋広(10話)、光安貴行(10話)
照明:白石雄二、菊池護(10話)、横山修司(10話)、康和生(10話)
音声:畦本真司、米原直紀(10話)、本村敬彦(10話)
VE:勝又章浩
技術プロデューサー:小関進、向井美和(10話)
デザイン:北谷岳之
美術制作:肥沼和男
装飾:新蔵高志
大道具:草野哲之、岩坪卓人(10話)、永石大作(10話)
持道具:丸山信太郎、橋口真一(10話)
衣裳:丸尾倫代、山田秀夫(10話)
ヘアメイク:小泉尚子、鈴木富、池上タミ子(10話)
スタイリスト:片山彰乃、岡野友美(10話)
コスチュームデザイン:石橋瑞枝、太田深美(10話)
スチール:橋本田鶴子
オンライン編集:足立浩(1話)
オフライン編集:足立浩(2 – 5・7 – 10話)
編集:白水孝幸、加藤朗誠(10話)
選曲:小西善行
効果:近藤隆史
タイトル編集:真鍋将
MA:荒川望(2話)
プロデューサー補:大久保なみ(テレビ朝日)、清水真由美(MMJ)
助監督:長谷川康(1 – 5・7・8話)、植田尚(9・10話)
演出補:長谷川康(10話)、植田尚(10話)、坂本栄隆(10話)、早坂泰彦(10話)、本間利幸(10話)
制作担当:市川幸嗣
制作主任:倉又由一(1 – 5・7・8・10話)、伊勢雅義(9・10話)、増田悟司(10話)、荒木俊晴(10話)
記録:小宮尚子(1・2・5・8・10話)、川崎伸子(3・4・7・9話)
制作助手:浅井千瑞(10話)
ドライバー:川崎俊彦(10話)、石坂智博(10話)、田中和博(10話)
広報:栗井淳(テレビ朝日)
撮影協力:武蔵工業大学(現:東京都市大学)
振付:竹下宏太郎(3話・10話)
プロデューサー:黒田徹也(テレビ朝日)、東城祐司(MMJ)
演出:今井和久(1・2・5・8・10話)、塚本連平(3・4・6・7話)、長谷川康(9話)
制作:テレビ朝日、MMJ
脚本:岡田惠和
音楽:寺嶋民哉
TD:笹村彰
撮影:栗林克夫
カメラ:山口崇(10話)、田代浩(10話)、立川伸太郎(10話)、小山英之(10話)、高橋広(10話)、光安貴行(10話)
照明:白石雄二、菊池護(10話)、横山修司(10話)、康和生(10話)
音声:畦本真司、米原直紀(10話)、本村敬彦(10話)
VE:勝又章浩
技術プロデューサー:小関進、向井美和(10話)
デザイン:北谷岳之
美術制作:肥沼和男
装飾:新蔵高志
大道具:草野哲之、岩坪卓人(10話)、永石大作(10話)
持道具:丸山信太郎、橋口真一(10話)
衣裳:丸尾倫代、山田秀夫(10話)
ヘアメイク:小泉尚子、鈴木富、池上タミ子(10話)
スタイリスト:片山彰乃、岡野友美(10話)
コスチュームデザイン:石橋瑞枝、太田深美(10話)
スチール:橋本田鶴子
オンライン編集:足立浩(1話)
オフライン編集:足立浩(2 – 5・7 – 10話)
編集:白水孝幸、加藤朗誠(10話)
選曲:小西善行
効果:近藤隆史
タイトル編集:真鍋将
MA:荒川望(2話)
プロデューサー補:大久保なみ(テレビ朝日)、清水真由美(MMJ)
助監督:長谷川康(1 – 5・7・8話)、植田尚(9・10話)
演出補:長谷川康(10話)、植田尚(10話)、坂本栄隆(10話)、早坂泰彦(10話)、本間利幸(10話)
制作担当:市川幸嗣
制作主任:倉又由一(1 – 5・7・8・10話)、伊勢雅義(9・10話)、増田悟司(10話)、荒木俊晴(10話)
記録:小宮尚子(1・2・5・8・10話)、川崎伸子(3・4・7・9話)
制作助手:浅井千瑞(10話)
ドライバー:川崎俊彦(10話)、石坂智博(10話)、田中和博(10話)
広報:栗井淳(テレビ朝日)
撮影協力:武蔵工業大学(現:東京都市大学)
振付:竹下宏太郎(3話・10話)
プロデューサー:黒田徹也(テレビ朝日)、東城祐司(MMJ)
演出:今井和久(1・2・5・8・10話)、塚本連平(3・4・6・7話)、長谷川康(9話)
制作:テレビ朝日、MMJ
可愛いだけじゃダメかしら?の原作
笑わせるぜ! 泣かせるぜ! 本音まるごと100パーセント!! 鈴木由美子が贈る、ホンモノの女の友情!! ホンモノの恋!!