ドラマ1990年代のドラマ1998年のドラマ

眠れる森 A Sleeping Forest

4.0
中山美穂(眠れる森 A Sleeping Forest) ドラマ
中山美穂(眠れる森 A Sleeping Forest)
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『眠れる森 A Sleeping Forest』は、フジテレビ系「木曜劇場」枠で1998年10月8日~12月24日の毎週木曜22:00-22:54に放送。主演は中山美穂と木村拓哉。脚本を書いた野沢尚の手記によると、1997年12月にフジテレビ第一制作部長の山田良明が野沢に「中山美穂と木村拓哉が主演の秋ドラマ」の企画を持ち込んだ所からスタートしたという。番宣コピーは「記憶だけは殺せない」。
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『眠れる森 A Sleeping Forest』ってどんなドラマ?

封印された過去の記憶と殺人事件――
誰もが秘密を抱える究極のミステリー・ラブストーリー!

天才脚本家・野沢尚が描くミステリードラマの金字塔。
幼少期に一家惨殺事件で家族を失い、記憶を失ったヒロインと、彼女の過去のすべてを知る謎の青年の運命が交錯し、過去の凄惨な事件の真実と狂気の愛が解き明かされていくサスペンス・ラブストーリー。

あらすじ

大庭実那子(中山美穂)は、幼い頃に両親と兄が殺されるという凄惨な事件に遭遇し、自身も重傷を負ったが、その時の記憶をすべて失っている。その後、親戚に引き取られ、優しい婚約者・濱崎輝一郎(仲村トオル)との結婚を間近に控え、幸せな日々を送っていたが、そんな実那子の元に、20年前の事件に関する差出人不明の手紙が届く。手紙に導かれるように、実那子は過去に自分が住んでいた家がある「眠れる森」へと向かうと、そこで彼女が出会ったのは謎めいた青年・伊藤直季(木村拓哉)だった。直季は、事件が起こった20年前から、実那子に手紙を送り続けていた張本人であり、彼女の記憶の中の「忘れ去られた約束」を知っていた。
直季との出会いをきっかけに、実那子の封印された記憶が少しずつ蘇り始め、20年前の事件の衝撃的な真実が明らかになっていき、事件の背後に隠された人間の深い闇と、絡み合う運命の糸が解き明かされていく。

キャスト

 大庭実那子 – 中山美穂
 伊藤直季 – 木村拓哉
 濱崎輝一郎 – 仲村トオル
 中嶋敬太 – ユースケ・サンタマリア
 国府吉春 – 陣内孝則
■濱崎家
 濱崎麻紀子 – 原田美枝子
 濱崎正輝 – 岡田眞澄
■実那子の家族
 森田明仁 – 牧村泉三郎
 森田加寿子 – 井上夏葉
 森田貴美子 – 南美穂
 大庭善三 – 信実一徳
■直季の家族
 伊藤直巳 – 夏八木勲
中華料理「ニーハオ」
 玉置春絵 – 横山めぐみ
 玉置和良 – 山路和弘
■植物園「オーキッド・スクエア」
 祥子 – 長嶺尚子
 中村 – 田山涼成
■その他
 武藤 – 佐々木勝彦
 康子 – 泉晶子
 国府和彦 – 坂西良太
 高木佐江 – 中島ひろ子
 佐倉 – 森下哲夫
 小椋 – 佐川満男
 沖田幸子 – 寺田路恵
 恩田 – 石橋凌
 森田家の近所の人々 – 花原照子、奥村公延
 他 – 森喜行、芦沢孝子、吉満寛人、酒井麻吏、阿部六郎、平賀雅臣、児玉頼信、市原清彦

見どころ

過去の記憶を失った女性と、彼女の人生に現れた謎の男を中心に、20年前に起こった一家惨殺事件の真相を巡る複雑なミステリー。

緻密な脚本と予測不能な展開

脚本家の野沢尚による伏線が張り巡らされた非常に練り込まれたストーリー。毎話ごとに新たな謎が提示され、登場人物の隠された秘密が少しずつ明らかになるたびに、次の展開が予測できなくなる、「先の読めないサスペンス」の真骨頂。

中山美穂と木村拓哉の化学反応

当時、トップアイドルとして絶大な人気を誇った中山美穂と、若手ながらカリスマ的な存在だった木村拓哉のW主演が大きな話題に。記憶を失ったヒロインと、彼女の運命を握る謎の男という役柄で、二人が織りなす繊細で危うい関係性、そして運命的な愛の行方が視聴者を惹きつけた。

記憶と真実、そして運命のテーマ

「記憶」「真実」「運命」という普遍的なテーマが深く掘り下げられ、失われた記憶のパズルが一つずつ埋まっていく過程、それが明らかになるたびに変化する登場人物たちの感情が丁寧に描かれ、人間の心理の奥深さに切り込んだ。

豪華な共演者たち

仲村トオル、ユースケ・サンタマリア、本上まなみ、原田美枝子、夏八木勲など、実力派俳優陣が脇を固めている。特にユースケ・サンタマリアが演じる役は、多くの視聴者に衝撃を与えた。

「眠れる森」の象徴性

舞台となる「眠れる森」や、タイトルが示す「A Sleeping Forest」という言葉自体が、実那子の封印された記憶や、事件の隠された真実を象徴している。

感想

90年代に7本も月9を主演したという中山美穂をいいなと思ったことは一度もないし(そもそも元辻仁成夫人だし)、視聴率30%超を記録した本作を見るのも初めてなのだが、今回の再放送(「風間公親 -教場0-」のPR)で4話まで見て慣れ、そう悪くもないと思い始めている私。いやらしさ全開のキムタクもいいし、記憶のすり替え(?)というミステリーとしての仕掛けも気になるので(原作・脚本は野沢尚)、最後まで見ることにした。

実のところ真犯人は4話あたりで大体わかってしまうのだが、最後まで読めないのが陣内孝則のたくらみである。それがいよいよ明らかになるクライマックスは、クリスマスイブの東京湾クルーズ結婚式で、神津裕之の劇伴が盛り上げる、デ・パルマを意識したとおぼしい一連のシークエンスは、なかなかの圧巻だった。仲村トオルと中山の小芝居はなしでいいから、そのまま空撮につなげてほしかった。

野沢尚はドラマの脚本を書く前にプロットと登場人物の「履歴書」を演者に渡すということをしていたそうだが、本作のヒロインはまさにその履歴書が空白であり、それがテーマになっているところがユニークである。空っぽな中山美穂が思い悩む姿は美しい(最後まで観てしまうと、そう思えるようになっている)。

全体を通して感じたのは、日本のドラマがきわめた何かがここにあり、その後の韓国ドラマはそれを忠実に敷衍しているということだ。日本でこうしたドラマをもはや作れなくなっているのは、なぜだろうか。

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眠れる森 A Sleeping Forestを観るには?

眠れる森 A Sleeping Forestのスタッフ

原作・著者 – 野沢尚
音楽 – 神津裕之、吉俣良
演出 – 中江功、澤田鎌作
主題歌 – 竹内まりや「カムフラージュ」(ワーナーミュージック・ジャパン)
挿入歌 – U2「With or Without You」(マーキュリーミュージックエンタテイメント)
企画 – 亀山千広
技術 – 高津芳英
照明 – 白倉孝雄
撮影 – 森田修、迫信博
音声 – 竹山裕隆
VTR – 山本米勝
映像 – 中村宏
技術プロデュース – 中村彰
編集 – 松尾浩
VTR編集 – 白水孝幸
選曲 – 小西善行
音響効果 – 近藤隆史
美術プロデュース – 重松照英
デザイン – 棈木陽次
美術進行 – 中村能久
大道具 – 松尾淳
装飾 – 蒲田徳夫
協力 – フジパシフィック音楽出版、渋谷ビデオスタジオ、アクティス、フェネック、エススリー、K&L
撮影協力 – Wビル、国営武蔵丘陵森林公園、多摩市立グリーンライブセンター、群馬県吾妻郡吾妻町商工観光課、山梨県南都留郡勝山村観光産業課、東京舞台照明、とちぎ花センター、ツタヤ、タイトーコーポレーション、ダック引越センター、富士平原ゴルフクラブ、大笹牧場
美術協力 – INDIVI、GIRARD-PERREGAUX、アクタス、エリットパック、松下電工、ヤマダ電機、NEC、アムニス、八重洲無線、IDC大塚家具、ニチベイ、リーガルジャパン
衣装協力 – D&G·ROPE、PIECE MONTEE、AMERICAN RAG、I.MARIO、三崎商事、ナイガイ、A&T、SAIKAI、メゾンドトワル、ミカレティ、RYU、UNTITLED、TRANS CONTINENTS、As Know as、LA BREA、RUPERT、NICOLE CLUB、TAKEOKIKUCHI
視覚効果 – 江崎公光
持道具 – 阿部駒子
生花装飾 – 石川玲子
衣装 – 片岡英樹、佐々木典子
メイク – 内野晶子、斉藤和子
広報 – 中島良明
タイトル – 山形憲一
スチル – 瀬井美明
CG – 竹内真由美
ライティングアドバイザー – 谷川富也
車輌 – 引地一彦
絵画指導 – 板垣俊
車輌撮影 – 斉藤和宏
演出補 – 小林和宏、本田貴之、葉山浩樹、鹿内植、堀治樹
制作担当 – 金山雅右
制作主任 – 片岡智、岩崎洋子
スケジュール – 田沢直樹
記録 – 曽我部直子
プロデューサー – 喜多麗子
プロデュース補 – 見戸夏美、徳留美奈子
製作著作 – フジテレビ

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