映画2000年代の映画2001年の映画

グラスハウス

3.0
ダイアン・レイン(グラスハウス) 映画
ダイアン・レイン(グラスハウス)
2001年に製作・公開されたアメリカ合衆国のサスペンス映画。原題は「The Glass House」。リーリー・ソビエスキー、ダイアン・レイン、ステラン・スカルスガルドが共演。2006年には『グラスハウス2』(Glass House: The Good Mother )が製作され米国で公開されている。
まだ観ていない方は、Amazon Prime Videoで今すぐ視聴できます。

グラスハウスの感想

ダイアン・レイン低迷期の2001年のサスペンスで、「グラスハウス2」という続編があるから、両親を亡くした姉弟が遺産目当ての悪い夫婦に引き取られる、というのはお決まりのパターンなのだろう。

本作では、自動車工場の経営者と女医が「悪い夫婦」で、夫は高利貸しに追われており、まだ36歳のダイアン・レインはやつれたヤク中である。ファーストネームがglassで、ガラス張りの豪邸なのでグラスハウスなのだが、どうしてそんな家に住めるのかわからん。

姉の勘繰りなのではないかという余地を残しながら最初から夫婦は怪しく、意外な展開なしにラストまで続く。アクションもさしたる見どころはないが、わざわざフェラーリを爆発させたので驚いた。

夫を演じたステラン・スカルスガルドは「デューン: パート2」であのウラディミール・ハルコネン男爵を演じている怪優だ。

グラスハウス 見どころ

  1. 「ガラスの家」という舞台設定
    文字通り壁がガラス張りの家という設定がサスペンス感を高めている。外からはすべてが見えるのに、中からは助けを求める声が届かない、という密室感と開放感が同居した恐怖。美しくも閉鎖的な空間が主人公を精神的に追い詰めていく。
  2. リーリー・ソビエスキーの演技
    主演のリーリー・ソビエスキーは、両親を失った悲しみと、養父母の恐ろしさに気づき、命の危険を感じながらも弟を守ろうとする少女の不安と恐怖を演じた。絶望的な状況での必死のサバイバルが見どころ。
  3. ダイアン・レインの怪演
    養母エリン・グラスを演じるダイアン・レインが、最初は優しそうな母親を演じながらも、徐々に本性を現していく様は怪演と言える。美しさと裏腹に、底知れない冷酷さを持つキャラクターが、主人公を恐怖に陥れる。
  4. 心理的な追い詰め方と緊張感
    派手なアクションよりも、主人公がじわじわと精神的に追い詰められていく過程が描かれる。養父母の巧妙な罠、警察すら信用できない状況の中で、ルビーがどのように知恵を絞って脱出しようとするのか、緊張感のある展開。
  5. 「家族」という関係性の裏側
    一見理想的な家族に見える関係の裏に隠された、人間の恐ろしい欲望や悪意が描かれている。信じていた大人たちの裏切りや、幼い兄妹が直面する絶望を通して、人間の闇を浮き彫りにする。

グラスハウスのあらすじ

女子高生ルビー・ベイカーが夜遊びから帰ると、両親が交通事故で死亡していた。 身寄りがなくなったルビーと弟だが、両親の遺産があり将来の心配は必要がないと顧問弁護士から知らされる。二人は弁護士が紹介した養父母となるグラス夫妻に引き取られ、マリブに建つプール付きの豪邸で裕福な生活を送ることに。しかしルビーは夫妻に不審を抱いていた……

グラスハウスを観るには?

グラスハウスのキャスト

ルビー・ベイカー – リーリー・ソビエスキー
エリン・グラス – ダイアン・レイン
テリー・グラス – ステラン・スカルスガルド
アルビン・ベグレイター – ブルース・ダーン
ナンシー・ライアン – キャシー・ベイカー
レット・ベイカー – トレヴァー・モーガン
ジャック叔父さん – クリス・ノース
ドン – ヴィト・ルギニス
ワイテイ – ギャヴィン・オコナー
キム先生 – マイケル・ポール・チャン
ターシャ – カーリー・ポープ
デビッド(デイヴ)・A・ベイカー – マイケル・オキーフ
グレイス・エイヴリー=ベイカー – リタ・ウィルソン
自動車学校の教官 – ジョン・ビリングズリー

グラスハウスのスタッフ

監督:ダニエル・サックハイム
製作:ニール・H・モリッツ
製作総指揮:マイケル・I・ラックミル
脚本:ウェズリー・ストリック
撮影:アラー・キヴィロ
音楽:クリストファー・ヤング

「グラスハウス」は、閉鎖的な空間での心理戦と、予測不能な展開が魅力のサスペンススリラーです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。

Amazon Prime Videoなら、手軽に視聴できます。

タイトルとURLをコピーしました