映画

エンド・オブ・ステイツ

3.5
ジェイダ・ピンケット・スミス(エンド・オブ・ステイツ) 映画
ジェイダ・ピンケット・スミス(エンド・オブ・ステイツ)
2019年のアメリカ合衆国のアクション映画。原題は「Angel Has Fallen」。監督はリック・ローマン・ウォー、主演はジェラルド・バトラー。2013年の映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』、2016年公開の『エンド・オブ・キングダム』の続編。

エンド・オブ・ステイツの感想

「エンド・オブ・ホワイトハウス]」「エンド・オブ・キングダム」に次ぐシリーズ最終回とのこと。
前者だけ見たことある。邦題はなんだがざっくりしてるな(原題「Angel HasFallen」)。

ジェラルド・バトラーが事件後に辞意を表明するのはお約束のようだ(前2作のせいで体がボロボロになっているのはバトラー自身も同じで、点滴を打って本作に出演している)。大統領役と妻役も3作目はパス。

冒頭の大規模なドローンテロが白眉で、あとはもう、爆発また爆発である。主人公の父親というベトナム帰りの退役軍人はTwitterで「爆弾じじい」と呼ばれた。

副大統領と通じる民間軍事会社が、事業拡大のために主人公をテロの首謀者としてハメるという話で、ラストはその悪い会社の社長と主人公の肉弾戦。

写真は陰謀に乗せられて主人公を追うFBIの捜査官ジェイダ・ピンケット・スミス
怜悧て有能な印象を残すが、中盤であっさり殺られてしまった。

エンド・オブ・ステイツ 見どころ

  1. 「守る者」から「追われる者」への転換
    これまでのシリーズでは大統領を外部のテロリストから守る「英雄」だったマイク・バニングが、本作では一転して、国家から大統領暗殺の容疑者として追われる身に。この立場の逆転が、物語に新たな緊張感を与える。
  2. 最先端テクノロジー「ドローン」による脅威
    冒頭の大統領襲撃シーンで大量のドローンが投入されるなど、現代の最先端テクノロジーがテロに利用される描写がリアルで迫力満点。未来の脅威を感じさせるアクションシーンは圧巻。
  3. マイク・バニングの人間的弱さ
    無敵のヒーローとして描かれてきたバニングが、本作では心身の不調やトラウマ、そして年齢による衰えといった人間的な弱さを抱える。それでも家族を守り、真実を追求しようとする彼の姿が感情移入を誘う。彼の父親役として登場するニック・ノルティとの絡みも見どころ。
  4. 巧妙な陰謀と予測不能な展開
    誰が本当の黒幕なのか、なぜバニングが嵌められたのか、その陰謀の全貌が徐々に明らかになっていくポリティカル・サスペンスでもある。複数の登場人物が疑わしく見え、最後まで真相が読みにくい展開。
  5. ジェラルド・バトラーの熱演と迫力のアクション
    シリーズを通してマイク・バニングを演じるジェラルド・バトラーが、今回も肉弾戦や銃撃戦、カーチェイスなど、体当たりのアクションを披露。傷だらけになりながらも戦い続ける姿は見応え十分。

エンド・オブ・ステイツのあらすじ

合衆国シークレットサービスのマイク・バニングは、任務の後遺症に苦しみつつ、退任する上司の後任に推薦される。アラン・トランブル大統領の釣り休暇中にドローン襲撃を受け、大統領以外の全員が死亡。マイクのDNAが検出されたため、大統領暗殺未遂の容疑で逮捕される。しかし、護送中に襲撃され逃走、指名手配される。疎遠だった父クレイの小屋に隠れる中、大統領代理のカービーはマイクを犯人と断定するが、FBIのトンプソン捜査官はマイクの無実を疑う。カービーは民間軍事会社サリエントと契約しようとし、トンプソンらは同社を訪ねた際に殺害される。マイクは病院に潜入し、意識を取り戻した大統領の助けで釈放される。サリエント社の病院爆破計画を阻止し、ウェイドを倒す。カービーは逮捕され、マイクの容疑は晴れる。マイクは辞職を申し出るが、慰留され上司に任命される。

エンド・オブ・ステイツを観るには?

エンド・オブ・ステイツのキャスト

マイク・バニング – ジェラルド・バトラー
アラン・トランブル – モーガン・フリーマン
マーティン・カービー – ティム・ブレイク・ネルソン
ウェイド・ジェニングス – ダニー・ヒューストン
デビッド・ジェントリー – ランス・レディック
ヘレン・トンプソン – ジェイダ・ピンケット=スミス
クレイ・バニング – ニック・ノルティ
リア・バニング – パイパー・ペラーボ
サム・ウィルコックス – マイケル・ランデス
トラヴィス・コール – フレデリック・シュミット
ラミレス – ジョセフ・ミルソン
ピーターソン – サピア・エイズレイ
エージェント・マーフィ – オリ・プフェファー
ジェームズ・ハスケル – マーク・アーノルド
ブルーノ – ロッキ=ボーイ・ウィリアムス
シーバーツ – スチュアート・マクエイリー
軍人 – クリス・ブラウニング

エンド・オブ・ステイツのスタッフ

監督 – リック・ローマン・ウォー
脚本 – ロバート・マーク・ケイメンマット・クック、リック・ローマン・ウォー
原案 – クレイトン・ローゼンバーガー、カトリン・ベネディクト
原作 – キャラクター創造 クレイトン・ローゼンバーガー、カトリン・ベネディクト
製作 – ジェラルド・バトラー、アラン・シーゲル、マット・オトゥール、ジョン・トンプソン、レス・ウェルドン、ヤリフ・ラーナー
製作総指揮 – アヴィ・ラーナー、トレヴァー・ショート、ハイディ・ジョー・マーケル、デヴィッド・ベルナルディ、ジェフリー・グリーンスタイン、ジョナサン・ヤンガー、クリスタ・キャンベル、ラティ・グロブマン、マーク・ギル
音楽 – デヴィッド・バックリー
撮影 – ジュールズ・オロフリン
編集 – ガブリエル・フレミング
製作会社 – ミレニアム・メディア、G-BASE
上映時間 – 121分

「エンド・オブ・ステイツ」は、シリーズファンはもちろん、緊迫感のあるアクションサスペンスや陰謀論をテーマにした映画がお好きな方向きの映画です。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。

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