ドラマ2020年代のドラマ2024年のドラマ

君が心をくれたから

永野芽郁(君が心をくれたから) ドラマ
永野芽郁(君が心をくれたから)
君が心をくれたからは、2024年1月8日~3月18日までフジテレビ系「月9」枠にて放送。主演は永野芽郁。宇山佳佑脚本のオリジナル作品で、長崎を舞台に展開するファンタジーラブストーリー。撮影では県内の観光地である眼鏡橋やハウステンボスなども使用された。
まだ観ていない方は、Amazon Prime Videoで今すぐ視聴できます。

お涙頂戴の自己犠牲ツバメの線かな(君が心をくれたからの感想)

今季の鑑賞もようやく月9まで録画に追いつき、2話まで見た(現時点で、放映は3話まで来ている)。

まず、後天性の色覚異常は別な病気が原因の可能性があるので、なぜか誰も勧めないけど、ちゃんと入院して調べたほうがいいと思う(妹ですら知らなかったのだから、一切病院に行ってないと思われる)。

というようなツッコミどころを挙げればキリがなく、ありえない場所から福岡行き長距離バスが出発していたり、「案内人」斎藤工が胡散臭すぎたりするのはご愛嬌としても(ネットでは相方の松本若菜山田裕貴の亡母だと言われている)、永野芽郁の母親の入院はかなり謎である。あれは精神病棟だと思うが、補助を受けている説明もなく、20年近く長期入院していられるだろうか?

10年経って初恋相手も自分も挫折した、というシチュエーションは実際には珍しくも何ともないはずだが、あくまでもクヨクヨと悲恋方向に引っ張ろうとするのはやはりしらける。五感がなくなるのは「どろろ」のよう、とかいうドラマ評を読んだが、それを言うなら、お涙頂戴の自己犠牲ツバメ(ワイルドの「幸福な王子」)の線かなと思った。

君が心をくれたから 見どころ

主人公が愛する人のために、自分の「心」を差し出すという、過酷な宿命を背負った切ない純愛を描いたドラマ。

  1. 「心を奪われる」という究極の愛の形
    主人公・逢原雨(永野芽郁)は、愛する男性・朝野太陽(山田裕貴)を救うため、案内人(出口夏希)から「五感を差し出す」という過酷な契約を突きつけられる。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった五感を順番に失っていく中で、彼への愛情と、残された時間、そして失われる感覚との葛藤が描かれる。究極の自己犠牲と、それでもなお「好き」という純粋な感情。
  2. 永野芽郁の繊細かつ圧巻の演技
    永野芽郁は五感を失っていくという難しい役どころを繊細かつ感情豊かに演じた。感覚を失うたびに変化する表情や、その中でそれでも愛する人を想い続ける強さ、視聴覚を失っていく過程での彼女の演技が絶賛された。
  3. 山田裕貴演じる太陽の優しさと葛藤
    太陽は雨が過去に心を閉ざしていた自分を救ってくれた恩人で大切な存在。雨の異変に気づきながらも、彼女の「秘密」を知らない中で、彼女を支えようと奮闘する。山田裕貴が優しく温かい太陽の人間性と大切な人が苦しむ姿を見て苦悩する葛藤を演じた。
  4. 「長崎」という舞台が織りなす幻想的な世界観
    舞台となる長崎の美しい風景が、ドラマの幻想的で切ない世界観を引き立てた。異国情緒あふれる街並み、夜景、教会などが物語の重要な場面を彩った。
  5. 「視覚」「聴覚」などを失う表現の工夫
    五感を失っていく過程が映像や音響でどのように表現されるのかが見どころ。視覚が失われるシーンでは映像がぼやけたり、聴覚が失われるシーンでは音が遠ざかったりするなど、観る人も感覚を失うかのような演出が施され、主人公の絶望をリアルに伝えた。

トリビア・撮影裏話など

  • フジテレビの「月9」枠で5年ぶりのオリジナルラブストーリーということで注目され、令和版の王道ラブストーリーとして期待が高まった
  • 長崎でキャスト・スタッフが長期にわたるロケを敢行。美しいロケーションがドラマの幻想的な雰囲気を醸し出す上で重要な役割を果たしている
  • 脚本の宇山佳佑は、『今夜、世界からこの恋が消えても』『桜のような僕の恋人』など、切ないラブストーリーで知られている。本作でも涙腺を刺激するような感動的なセリフや展開が随所に散りばめられた
  • 五感を失っていく過程の描写では、特殊メイクやVFXが効果的に活用された

君が心をくれたから あらすじ

主人公・逢原雨は、悲しい過去から自分に自信が持てず、人に心を開けないでいた。しかし、故郷・長崎に戻ったある日、かつてただ1人心を通わせ、今もなお忘れられない男性、朝野太陽と再会する。
しかし、再会を喜んだのもつかの間、彼は事故に遭ってしまう…。悲しみに暮れる雨の前に、あの世からの“案内人”と名乗る男が現れてこう告げる。「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」。
案内人が提示した“心を差し出す”という条件は、雨にとって、あまりにも過酷なものだった…。

君が心をくれたからを観るには?

君が心をくれたから キャスト

■主要人物
逢原雨〈26〉 – 永野芽郁
朝野太陽〈28〉 – 山田裕貴
■周辺人物
望田司〈33〉 – 白洲迅
■朝野家
朝野春陽〈24〉 – 出口夏希
朝野陽平〈59〉 – 遠藤憲一
朝野明日香 – 松本若菜
■逢原家
逢原霞美〈46〉 – 真飛聖
逢原雪乃〈享年67〉 – 余貴美子
■案内人
日下 – 斎藤工
千秋 – 松本若菜
■朝野煙火工業
柳田達夫 – 螢雪次朗
花村竜一 – 佐藤貴史
菊野純 – 谷恭輔
飛岡雄星 – 萩原護

君が心をくれたから スタッフ

脚本 – 宇山佳佑
音楽 – 松谷卓
主題歌 – 宇多田ヒカル「何色でもない花」
花火所作指導 – 小幡知明、磯谷尚孝(磯谷煙火店)
医療監修 – 川嶋寛(埼玉県立小児医療センター)
医療指導 – 山本昌督
アクション指導 – 小池達朗(ALPHA STUNTS)、おぐらとしひろ(第7話、第10話)
看護指導 – 松島由貴子
演出 – 松山博昭相沢秀幸保坂昭一
プロデュース – 草ヶ谷大輔

『君が心をくれたから』は、究極の愛の形と、過酷な運命に立ち向かう主人公の姿を描いた、心揺さぶる感動的なファンタジーラブストーリーです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。

Amazon Prime Videoなら、手軽に視聴できます。

タイトルとURLをコピーしました