黒革の手帖(武井咲版)は、2004年版と同様にテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠にて、松本清張の没後25年となる2017年に、7月20日から9月14日まで放送された。主演は武井咲。
黒革の手帖(武井咲版)の感想
ファーストインプレッション
山本陽子、大谷直子、浅野ゆう子、米倉涼子に続くヒロインになった武井咲だが、「ドクターX」続投を渋る米倉のバーターだというが、違和感はあまり感じない。
ぱっとしなかった米倉が成功したのは「黒革の手帖」に始まる清張もののヒロインを射止めたからだが、武井はこのチャンスをつかめるか。
最終回まで観て
結局、武井咲はハヅキルーペによって似たような地位を手に入れたのだが、その起用を後押ししたのはやはり本作だったと思う。
その後
新年のSP「拐帯行」(原作は「黒革」とは関係ない)の番宣で年末に再放送しているのを見かけ、あらためて武井咲の美女ぶりを確認。
SPは最近めっきり見ない武井の3年ぶりの復帰作になるらしい(「黒革」の後の「今からあなたを脅迫します」以来)。楽しみである。
さらに再見して
武井咲の演技は「てめぇ、五寸釘ぶち込むぞ?」とキメていた「エイジハラスメント」から変わっていない。
不幸な幼少期の反動?みたいな処理もすっきりしないし、最終回もいい加減で、奥田瑛二にマルサが入ったのに、金を脅しとった自分に検察の手が回らないと思っている理由がわからない。
黒革の手帖(武井咲版)のあらすじ
派遣社員の原口元子は、夜は銀座のクラブでホステスとして働く。母親の借金返済のため、昼夜働きながら、銀行での現実と向き合う。上客の楢林に気に入られ、橋田や安島と出会う。銀行の事件を機に、元子は秘密裏に進めていた計画を実行に移す。
黒革の手帖(武井咲版)を観るには?
黒革の手帖(武井咲版)キャスト
原口元子 – 武井咲(幼少期:吉澤梨里花)
安島富夫(議員秘書) – 江口洋介
山田波子(ホステス) – 仲里依紗
村井亨(「東林銀行」世田谷北支店次長) – 滝藤賢一
藤岡彰一(「東林銀行」世田谷北口支店長) – 菅原大吉
牧野(美容室店長) – 和田正人
島崎すみ江(料亭「梅村」仲居) – 内藤理沙
橋田常雄(大手予備校理事長) – 高嶋政伸
堂林京子(「堂林グループ」令嬢) – 江口のりこ
岩村叡子(クラブ「燭台」ママ) – 真矢ミキ
中岡市子(楢林クリニック看護師長) – 高畑淳子
楢林謙治(楢林クリニック院長) – 奥田瑛二
坂本(楢林クリニック受付) – 沢井美優
長谷川庄治(政財界のフィクサー) – 伊東四朗
銀行員 – さとうほなみ
銀行員 – 逢澤みちる
高級洋品店の店員 – 井上あかね
安島富夫(議員秘書) – 江口洋介
山田波子(ホステス) – 仲里依紗
村井亨(「東林銀行」世田谷北支店次長) – 滝藤賢一
藤岡彰一(「東林銀行」世田谷北口支店長) – 菅原大吉
牧野(美容室店長) – 和田正人
島崎すみ江(料亭「梅村」仲居) – 内藤理沙
橋田常雄(大手予備校理事長) – 高嶋政伸
堂林京子(「堂林グループ」令嬢) – 江口のりこ
岩村叡子(クラブ「燭台」ママ) – 真矢ミキ
中岡市子(楢林クリニック看護師長) – 高畑淳子
楢林謙治(楢林クリニック院長) – 奥田瑛二
坂本(楢林クリニック受付) – 沢井美優
長谷川庄治(政財界のフィクサー) – 伊東四朗
銀行員 – さとうほなみ
銀行員 – 逢澤みちる
高級洋品店の店員 – 井上あかね
黒革の手帖(武井咲版)スタッフ
原作 – 松本清張『黒革の手帖』
脚本 – 羽原大介
監督 – 本橋圭太、片山修
ゼネラルプロデューサー – 内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー – 中川慎子(テレビ朝日)、菊池誠・岡美鶴(アズバーズ)
主題歌 – 福山雅治「聖域」
制作協力 – アズバーズ
制作著作 – テレビ朝日
脚本 – 羽原大介
監督 – 本橋圭太、片山修
ゼネラルプロデューサー – 内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー – 中川慎子(テレビ朝日)、菊池誠・岡美鶴(アズバーズ)
主題歌 – 福山雅治「聖域」
制作協力 – アズバーズ
制作著作 – テレビ朝日
黒革の手帖(武井咲版)の原作(松本清張)
私は、銀座の女王になる――。切り札は、架空口座が記された手帖。
累計180万部突破、清張史上最強の悪女!
7500万円の横領金を資本に、銀座のママに転身したベテラン女子行員、原口元子。店のホステス波子のパトロンである産婦人科病院長楢林に目をつけた元子は、元愛人の婦長を抱きこんで隠し預金を調べあげ、5000万円を出させるのに成功する。次に彼女は、医大専門予備校の理事長・橋田を利用するため、その誘いに応じるが……。
夜の紳士たちを獲物に、彼女の欲望はさらにひろがってゆく。