『透明なゆりかご』は、NHK総合「ドラマ10」にて2018年7月20日～9月21日に放送。連続10回。主演は本作がドラマ初主演の清原果耶。平成30年度（第73回）文化庁芸術祭（テレビ・ドラマ部門）大賞、第35回ATP賞テレビグランプリドラマ部門最優秀賞およびグランプリ受賞。原作者をモデルとする青田アオイが主人公となっている。
透明なゆりかごの感想
清原伽耶の文句のない美少女ぶりは、しかし原作者沖田×華のインタビューを読んでしまうと、せっかく「BORDER 衝動」「セトウツミ」などで、普通じゃない役どころを積み上げてきたのに、と少々物足りなさを感じる。
とか言いながら原作は未読なのだが、ここでは、リアルな現実を見つめる特殊な観察眼に基づいた、かなり特殊な演技が必要とされるはずだからだ。「涙が止まらない」などNHK的なドラマとして受容されるのは惜しい気がする。第2話以降に期待。
透明なゆりかごのあらすじ
1997年・夏。アオイ（清原果耶）は看護師見習いとして由比産婦人科へやって来た。いきなり中絶手術の現場を目撃して衝撃を受けるが、初めて出産にも立ち会い、産まれて来る赤ちゃんの生命力に心を揺さぶられる。院長の由比（瀬戸康史）、看護師の紗也子（水川あさみ）・榊（原田美枝子）らが妊婦ひとりひとりに向き合う中、田中さん（安藤玉恵）という女性が訪れる。彼女はいわゆる未受診妊婦で、出産直後に失踪してしまう…
透明なゆりかごを観るには？
透明なゆりかご キャスト
青田アオイ – 清原果耶（幼少：森山のえる）
由比朋寛 – 瀬戸康史
青田史香 – 酒井若菜
町田真知子 – マイコ
町田陽介 – 葉山奨之
望月紗也子 – 水川あさみ
榊実江 – 原田美枝子
■その他
和田塚誠 – 淵上泰史
岩坂教授 – 堀内正美
川井郁美 – 野村麻純
業者のおじさん – 猪熊恒和
山村看護婦 – 勝部祐子
野原看護婦 – 金子ゆい
精神科医 – 岡部たかし
透明なゆりかご スタッフ
原作 – 沖田×華『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』
脚本 – 安達奈緒子
音楽 – 清水靖晃
主題歌 – Chara「せつないもの」
演出 – 柴田岳志（NHKエンタープライズ）、村橋直樹（NHKエンタープライズ）、鹿島悠（NHKエンタープライズ）
制作統括 – 須崎岳（NHKエンタープライズ）、髙橋練（NHK）
制作 – NHKエンタープライズ
制作・著作 – NHK
透明なゆりかごの原作（沖田×華）
看護学科の高校3年生の×華（ばっか）は母親のすすめで産婦人科医院の見習い看護師として働くことになる。中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになるが、出産の現場に立ち会い、生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。「多くの人に教えたい、読んでほしい」回を追うごとに読者からの反響が大きくなっていった感動作、いよいよコミックスで登場！