ザ・トラベルナースの感想
米倉涼子もいい加減「ドクターX」を卒業したいということで、中園ミホの新たな医療物である。
ナース物は地味なんじゃないの、と思わせておいて、「ドクターX」のフォーマットを効率的に逆流用し、岡田将生に演技巧者の中井貴一をぶつけることで、人物配置に奇妙な緊張感を持たせている。
初回での計算はおおむねうまくいっていると思われた。
菜々緒の演じる外科医が成長していくという仕掛けになっているそうだが、そこまでうまくいくか。
ザ・トラベルナースのあらすじ
シーズン1
トラベルナースの那須田歩(岡田将生)は、NP資格を活かしアメリカで活躍後、日本に戻り「天乃総合メディカルセンター」で働くことに。同院は看護師不足が深刻で、看護部長・愛川塔子(寺島しのぶ)も疲弊していた。歩は初日から院内のヒエラルキーを無視し、院長・天乃隆之介(松平健)や外科部長・神崎弘行(柳葉敏郎)らを驚かせる。一方、院長お墨付きのベテラン看護師・九鬼静(中井貴一)は姿を見せない。天乃院長はVIP患者である議員・一ノ瀬勲(津田篤宏)のオペを優先し、一般患者・一村香澄(春木みさよ)の手術を延期。歩は一ノ瀬の異変に気づきオペ中止を主張するが、神崎に追い出される。手術室前で途方に暮れる歩の前に、白衣姿の静が現れ、手術中止の可能性を告げる。
シーズン2
2022年、ニューヨークで難病の手術を受けたスーパーナース・九鬼静の担当医だったトラベルナース・那須田歩は、2年後に日本に帰国し、西東京総合病院に赴任する。道中、おむすび店で横柄な客・大田黒勝一(内藤剛志)が血痰を吐いて倒れ、歩が応急処置を行い病院に搬送する。大田黒は元院長で、汚職やパワハラで解任された人物だった。新院長・薬師丸卓(山崎育三郎)は、大田黒を離島の分院に入院させるが、大田黒は怒りを爆発させる。一方、歩は静と2年ぶりの再会を果たすが、その矢先、分院に向かっていた大田黒が再び倒れる。
ザ・トラベルナースを観るには?
ザ・トラベルナース キャスト
那須田歩(フリーランスの看護師) – 岡田将生(幼少期:佐藤遙灯)
九鬼静(謎のスーパーナース) – 中井貴一
■天乃総合メディカルセンター(S1)
●ドクター(S1)
天乃隆之介(院長) – 松平健
郡司真都(外科医) – 菜々緒
神崎弘行(外科部長) – 柳葉敏郎(第1話・最終話)
神野博道(スーパードクター) – 六角精児(第2話・第4話・第5話・第7話・最終話)
天乃太郎(内科医) – 泉澤祐希
古谷亘(外科医) – 吉田ウーロン太
新田明(外科医) – 前原瑞樹
●病棟ナース(S1)
愛川塔子(看護部長) – 寺島しのぶ(S2)
金谷吉子 – 安達祐実(第1話 – 第6話・最終話、S2)
向坂麻美 – 恒松祐里
弘中スミレ(准看護師) – 宮本茉由[5]
森口福美 – 野呂佳代[5][8](S2)
●事務(S1)
西千晶(事務長) – 浅田美代子(S2)
■ルスキニア寮(S1)
土井たま子(寮母) – 池谷のぶえ
■その他(S1)
三上礼(大学生) – 荒木飛羽(第3話・第5話 – 第7話)
那須田ゆかり(歩の母親) – 西原亜希(第1話・第3話・第4話・第7話・最終話)
郡司の女医仲間 – 小林涼子(第1話・第4話)、白石糸(第1話・第4話)、美馬沙亜弥(第1話・第4話)
■西東京総合病院(S2)
●ドクター(S2)
薬師丸卓(院長) – 山崎育三郎
小山衛(外科医) – 渡辺大知
半田一(外科医) – 松本大輝
神山直彦(外科医) – 風間俊介
大田黒勝一(元院長) – 内藤剛志
大貫太(消化器外科医) – マキタスポーツ
●病棟ナース(S2)
中村柚子(新米ナース) – 森田望智
パク イジュン(2年目ナース) – キム・ヒョンユル(Hi-Fi Un!corn)
ザ・トラベルナース スタッフ
原案 – 中園ミホ
ナレーター – 遠藤憲一
音楽 – 沢田完
主題歌
S1 – DISH//「五明後日」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
S2 – 斉藤和義「泣くなグローリームーン」(SPEEDSTAR RECORDS / Victor Entertainment)
看護監修 – 伊東都
医療監修 – 新村核[107]
医療指導 – 石田喜代美
演出 – 金井紘(storyboard)、片山修、山田勇人
エグゼクティブプロデューサー – 内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー
S1 – 峰島あゆみ(テレビ朝日)、大垣一穂(ザ・ワークス)、山田勇人(ザ・ワークス)、多湖亮太(ザ・ワークス)
S2 – 峰島あゆみ(テレビ朝日)、秋山貴人(テレビ朝日)、大垣一穂(ザ・ワークス)、山田勇人(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス)
制作協力 – ザ・ワークス
制作著作 – テレビ朝日