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シン・ウルトラマン

4.0
長澤まさみ(シン・ウルトラマン) 映画
長澤まさみ(シン・ウルトラマン)
『シン・ウルトラマン』は、2022年5月13日に公開された日本のSF特撮映画。1966年に放送された特撮テレビドラマ『ウルトラマン』を現在の時代に置き換えた「リブート」映画で、タイトルロゴには「空想特撮映画」と謳われている。円谷プロダクション、東宝、カラーが共同で製作し、スタッフとして、企画・脚本の庵野秀明、監督の樋口真嗣など『シン・ゴジラ』の製作陣が参加。

シン・ウルトラマンの感想

5月に映画館で見たものが半年で無料でアマプラ配信されるのはいかなる事情か。
しかしスクリーンで見たときには画面に集中しすぎてストーリーが頭に入ってこなかったので、再見できたのは良かった。

とにかく原典への愛が細部まで行き渡っており、ウルトラマンはスーツではなく銀色の人になっているのだが、それもわざわざスーツアクターの演技を撮影したものをスキャンして補正したCGだという。
スペシウム光線のアクションも庵野秀行が自ら演じたものが使われており、当該のカットだけでも本作の異様さを読み取れる。

iPhoneで撮影したカットが大量に挿入されており、相変わらず大量の台詞を短時間に押し込める異常な早口の会話劇を支えている。

ゼットンをデザインモチーフに還元するという発想は、この監督にしか実現できなかったものだったのではないか。

シン・ウルトラマンのあらすじ

巨大不明生物「禍威獣」が出現する日本を舞台に、日本政府は「禍特対」を設立して対策にあたる。大気圏外から飛来した謎の巨人「ウルトラマン」は、禍威獣を撃退し、自己犠牲を遂げた禍特対の神永新二と一体化する。ウルトラマンは禍特対の一員として人類を理解しつつ、禍威獣や外星人との戦いに挑む。
外星人ザラブやメフィラスが人類を脅かす中、ウルトラマンは彼らの陰謀を阻止するが、正体がバレたことで人間社会に居場所を失う。メフィラスはウルトラマンを誘き出すために禍威獣を放っていたことを明かし、共闘を持ち掛けるが拒否される。光の星からの使者ゾーフィは、ウルトラマンと神永の一体化により人類が危険視され、地球が殲滅対象となったことを告げる。
ウルトラマンは最終兵器ゼットンとの戦いで敗れ、神永に戻るが、禍特対はベーターシステムを応用してゼットンを異次元に追放する作戦を成功させる。ウルトラマンは自己犠牲を払って作戦を実行し、異次元に飛ばされる。ゾーフィは人類の知性を認め殲滅を中止し、ウルトラマンを光の星に連れ帰ろうとするが、彼は神永として生きることを選ぶ。ウルトラマンと神永は分離し、神永は禍特対の仲間たちに迎えられて目を覚ます。

シン・ウルトラマンを観るには?

シン・ウルトラマン キャスト

神永新二 – 斎藤工
浅見弘子 – 長澤まさみ
滝明久 – 有岡大貴
船縁由美 – 早見あかり
大隈泰司 – 嶋田久作
小室肇 – 岩松了
内閣官房長官 – 堀内正美
中西誠一 – 山崎一
狩場邦彦 – 益岡徹
与党幹事長 – 小林勝也
首相補佐官 – 利重剛
早坂 – 長塚圭史
加賀美 – 和田聰宏
喜多島文哉(警察庁長官) – 塚本幸男
鵜飼勝秀(内閣情報官) – 赤堀雅秋
庭野健吾(公安調査庁長官) – ヨシダ朝
統合幕僚長 – 久松信美
朝倉(陸自 小隊長) – 國本鍾建
防災副大臣 – キンタカオ
防災大臣政務官 – 横田栄司大場泰正屋敷紘子
吉住(陸自小隊長) – 島津健太郎
政府関係者 – 鍛治直人日比大介西原誠吾平原テツ
首相秘書官 – 中野順一朗
防災大臣秘書官 – 村上新悟真田幹也
防災庁官僚 – 粕谷吉洋細川洋平吉田亮村本明久
防災庁連絡員 – 森優作井上雄太宮崎翔太TERU
メフィラス – 山本耕史
政府の男 – 竹野内豊
宮田佳典
陸上自衛隊員 – 伊藤竜也イワゴウサトシ西泰平荒木貴裕山中良弘
長谷川直紀
航空自衛隊員 – 志賀龍美
神永に保護される子供 – 豊田温大
ニュースキャスター – 岡崎奈々稲田恵司有沢雪杉原枝利香堀田祥子
大将(居酒屋) – 白石和彌
防衛隊長 – 小池剛太郎
陸上自衛隊員 – 駒水健
宗像龍彦 – 田中哲司
田村君男 – 西島秀俊

■声ノ出演
ウルトラマン – 高橋一生
ゾーフィ – 山寺宏一
ザラブ – 津田健次郎

シン・ウルトラマン スタッフ

製作代表 – 山本英俊
製作 – 塚越隆行、市川南、庵野秀明
共同製作 – 永竹正幸、松岡宏泰、緒方智幸
企画 – 塚越隆行、庵野秀明
脚本 – 庵野秀明
原作監修 – 隠田雅浩
エグゼクティブプロデューサー – 臼井央、黒澤桂
プロデューサー – 和田倉和利、青木竹彦、西野智也、川島正規
協力プロデューサー – 山内章弘
ラインプロデューサー – 森賢正
プロダクション統括 – 會田望
撮影 – 市川修、鈴木啓造
照明 – 吉角荘介
美術 – 林田裕至、佐久嶋依里
編集 – 栗原洋平、庵野秀明
VFXスーパーバイザー – 佐藤敦紀
ポストプロダクションスーパーバイザー – 上田倫人
CGアニメーションスーパーバイザー – 熊本周平
録音 – 田中博信
整音 – 山田陽
音響効果 – 野口透
装置設計 – 郡司英雄
装飾 – 坂本朗、田口貴久
アクションコーディネイター – 田渕景也
スタイリスト – 伊賀大介
ヘアメイク – 外丸愛
コンセプトデザイン – 庵野秀明
デザイン – 前田真宏、山下いくと、竹谷隆之
VFXプロデューサー – 井上浩正、大野昌代
VFXディレクター – 佐々木悟
CGスーパーバイザー – 伏見剛
コンポジットスーパーバイザー – 小林晋悟
キャラクターモデリングスーパーバイザー / CGディレクター – 上西琢也
CGIアートディレクター – 小林浩康
カラーグレーダー – 齋藤精二
キャスティング – 杉野剛
スクリプター – 田口良子
助監督 – 中山権正
製作担当 – 岩谷浩
撮影 – 尾上克郎、摩砂雪、轟木一騎、樋口真嗣庵野秀明、上田倫人
ウルトラマンCG原型モデル – 古谷敏
ウルトラマン雛型Dプリント – 織田隆治
ウルトラマン第二号雛型着彩 – 原口智生
企画協力 – 大月俊倫、中島かずき
企画・制作協力 – 佐藤善宏
資料協力 – 西村祐次、原口智生、金田益実、氷川竜介
取材協力 – 森健人、田島木綿子、児玉啓佑、千々部克洋
画コンテ – 轟木一騎、樋口真嗣、摩砂雪、横山彰利、片山一良、上田倫人、庵野秀明
タイトルロゴデザイン – 庵野秀明、小林浩康
モーションアクションアクター – 古谷敏、庵野秀明、熊本周平、出口正義、松岡航平、坂井良平、荒川真、後藤健、関田安明
アクションパートヴァーチャルカメラマン – 轟木一騎、摩砂雪、上田倫人
光学作画 – 飯塚定雄[注釈 ]
CGビルアセット監修 – 三池敏夫
宣伝プロデューサー – 中西藍
ティザーポスター・ティザーチラシ表面デザイン – 庵野秀明、轟木一騎
広告デザイン – 細川寿樹
総宣伝監修 – 庵野秀明
特撮班
撮影 – 鈴木啓造
照明 – 山﨑豊
特殊美術 – 三池敏夫、松浦芳
操演 – 中山亨
音楽 – 宮内國郎、鷺巣詩郎
音楽プロデューサー – 北原京子
音楽スーパーバイザー – 鳥居理恵
選曲 – 庵野秀明
VFX – 白組 など
ウルトラマン / 禍威獣 / 外星人 オリジナルデザイン – 成田亨
デザイン協力 – Eternal Universe、成田流里
「シン・ウルトラマン」製作委員会
円谷プロダクション – 高橋良太、庄司和宏、秋田光康、田中陽介
東宝 – 上田太地、江見威彦、稲垣優、鎌田周平、尾村明洋
カラー – 緒方智幸、川島正規、三好寛
制作プロダクション – TOHOスタジオ、シネバザール
監督補 – 摩砂雪
副監督 – 轟木一騎
准監督 – 尾上克郎
総監修 – 庵野秀明
監督 – 樋口真嗣
配給 – 東宝
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