オーソドックスな「ざけんなヨ」の筋書きなのだが、工藤夕貴は今見てもかわいいと思う。武田久美子をはじめ、どの役者も時代を感じさせるのに、工藤の見た目に違和感がないのはどうしてだろうか。名前を見て西村雅彦と勘違いしてしまった西村和彦という俳優を、私はまったく知らない。
キャスト
昌也:西村和彦
武田久美子
緋多景子
水島新太郎
渡辺航
大寶智子
田中雅子
関本健太
戸沢佑介
風間将義
宇都宮理子
麻倉亜似衣
岩下玲子
臼井宏典
小高城司
スタッフ
脚本 – 桑原真理子
演出 – 松田秀知
パートさん優遇す?

市毛良枝(主婦たちのざけんなョ!!II)
主演は市毛良枝。
商社マンの妻である市毛は、新築マンションでのなにひとつ不自由ない暮らし。だが、夫は毎晩帰りは遅いし、大きくなった息子たちはろくに口もきかないし、専業主婦にあき足らず働きに出る。だが、やっとみつけたスーパー売り場のパート勤めで彼女が見たものは…という話。。
パート先でボスのように幅をきかせているのが松金よね子で、この頃はよく見たが、最近はあまり見ないような気がする。市毛良枝自身も同様で、この頃は始終テレビに映っていたような気がする。
大型スーパーのパートというのは、今もあまり変わっていないのではないかと想像される。市毛は啖呵をきって辞めてしまうのだが、何も実がない話である。
キャスト
角野卓造
松金よね子
山崎大輔
宮田早苗
時田成美
浅川剣介
村野友美
永田耕一
椎名茂
長谷有洋
松美里杷
鈴木義男
島田果枝
木村翠
近藤大基
舘坂優
トヤマ堂瑚
水島紀子
劇団白鳥座
古賀プロ
セントラル子供タレント
スタッフ
脚本 – 清水曙美
演出 – 星田良子
主婦たちのざけんなョ!!III(1992年10月16日)

先日レビューした「主婦たちのざけんなョ!!| 若さは何にも優る武器なのだ」の続編である。「II」もあるのだが、なぜかひとつ飛んで再放送。
学問ノススメ!?

池上季実子(主婦たちのざけんなヨIII)
池上季実子の主演である。
wikipediaによれば「目鼻立ちは黄金比。完璧な美貌と評される」。たしかに~
コンスタントにドラマには出ているようだが、時代劇やら「おみやさん」だったりして、筆者はだいぶ長いこと目にしていない。ここでは、高卒の劣等感に耐えるサラリーマンの妻を演じている。
役員になるわけでもないのに妻の学歴が問題になる会社というのは、今では想像しにくいのだが、バブルの頃はそういうコトがあったのか。というか、どんなバカでも大学に行くようになった時代になった頃なのだろう。女子大生ブームというものがあったのである。今ではなんのこっちゃという感じだが…
ウザイ夫を平田満がうまく演じている。
キャスト
静枝の夫:平田満
五大路子
佐々木すみ江
西田健
富田三千代
芦沢孝子
菊池かおり
佐藤幸雄
翁華栄
真鍋敏宏
田村亜耶
曽雌達人
石井正美
劇団白鳥座
スタッフ
脚本 – 倉沢左知代
演出 – 星田良子
OLでナゼ悪い!?

国生さゆり(主婦たちのざけんなヨIII)
主演は国生さゆり。
DINKSというのは、若干の説明を要するだろう。Double Income No Kidsの略で、要は子供が生まれるまで共働きをするということである。今ならそれがフツーであるが、それまでは女性は寿退社するものであった。
80年代そのもののファッションで現れるハイミス上司・秋本奈緒美が厭味を言われるように、結婚した女性(といっても25歳とかである。25を過ぎると「売れ残りのクリスマスケーキ」と言われた)をさっさと辞めさせて、若い新卒の女の子を入れるのが職場の楽しみであった。どんな職場じゃ、という感じだが…(^-^;)
女子社員といえば雑用とお茶くみが仕事であり、その仕事内容はDINKSになっても変りなかったことがこのドラマを見るとわかる。このドラマでは、「マンションの頭金を貯めるため」という理由になっているが、当時はバブルだから、今のように生活費を切りつめるために共働きをするわけではない。DINKSというのは輝かしく優雅な消費族のことであった。
キャスト
豊原功補
中原ひとみ
秋本奈緒美
蛍雪次朗
佐渡稔
渡辺ゆう子
相川恵里
松永紗果
李鐘浩
中田浄
山口みよ子
真山惠衣
山口純平
瀬下和久
野尻忠正
有村圭助
スタッフ
脚本 – 中園美保
演出 – 鈴木雅之
離婚クーデター!

香川京子(主婦たちのざけんなヨIII)
主演は、なぜか香川京子。成瀬巳喜男作品に多く出たベテラン中のベテランである。さすがに美しい。
このシリーズの対象が広く主婦層であったことを意味しているのだろう。(結婚して1年目、10年目、30年目といったところか)
ラストの題材は熟年離婚で、息子の結婚を機に夫に離婚を申し出るが、最後には夫がはじめて向きあうのでほだされてしまうという話。
この夫は商社マンで、定年ももう近いのだろう。7年前に部下の女性社員を愛人にしたが、2年前に別れている。離婚してくれと言われて腹をたてて枕を蹴飛ばしたりしている。
息子や娘たちは自分勝手で、スーパーの買い物代を払わせたり、フェアレディの新車を買ったり、好き放題である。
香川京子だけは「ざけんなよ!」などというお下劣な言葉は口にせず、「ふざけないでちょうだい!」と言っている。
キャスト
白木万理
苑子の夫:天田俊明
柳家小さん
柳川慶子
杉山亜矢子
朝井翔
青島健介
細川順子
ブライアン・パーキンス
スタッフ
脚本 – 清水曙美
演出 – 藤田明二
OLたちのざけんなョ!!(1993年4月23日)

まるでこのシリーズが大好きみたいなので気がひけるのだが、「主婦たちのざけんなョ!!| 若さは何にも優る武器なのだ」「主婦たちのざけんなヨIII(再放送)|キレイどころ集合」の続編で、OL版である。
なぜ大好きでもないのに見てしまうのか、考えてみたが、バブル下の空気が興味深いのと、やはり何よりも女優が面白いからであろう。
社員旅行は大ッ嫌い

松雪泰子(OLたちのざけんなョ!!)
バブル期の社員旅行で鴨川というのはショボイ方、というかフツーではあるが、今はそもそも社員旅行というもの自体がすたれてしまったような気もする。社員旅行といえばハメを外すものと決まっていて、若い社員は例外なくこれがキライであった。
若くなくなってくると、宴会場のどんちゃん騒ぎはつまらなくても、行きも帰りも酒びたりで部屋でずっと飲んでいたりするのが結構楽しみでもあったものだが…
この会社の宴会は予算の都合で、今年は芸者もコンパニオンもなしだという。93年で、しかも営業部門でそんな景気の悪いことを言っている会社は、ダメである。
それはともかく、松雪泰子はやっぱり色が白い。今回の3本の中では間違いなく一番の美人である。
キャスト
小田切:梨本謙次郎
玉置裕一:京晋佑
増田由紀夫
樋渡真司
部長:久保晶
谷口次長:須永慶
佐伯係長:でんでん
麻里万里
スタッフ
脚本 – 中園美保
演出 – 河野圭太
満員電車通勤地獄

裕木奈江(OLたちのざけんなョ!!)
いわゆる裕木奈江バッシングは、wikipediaによればこの年9月から始まった『ポケベルが鳴らなくて』での制作側と事務所間のトラブルを契機に起こったという。上のリンク先では、当時の日テレ担当者の元妻という人が、
- 撮影の遅刻・早退・ドタキャンが多く、共演者、スタッフには相当嫌われていた
- 最終話の重要なシーンの撮影をドタキャンし、台本を書き直して撮影済みのシーンも裕木奈江抜きで撮り直した
- 打ち上げにも出席せず、業界での評判がガタ落ちになり、バッシングも始まった
という話を暴露している。
バッシングは「男性に媚びる、同性に嫌われる女性」としてSPA!の槍玉にあがることから始まったらしいが、その後この女優はハリウッドで巻き直しをはかり、イーストウッドやデヴィッド・リンチといった監督に見出されることになったのだから、やはり才能があったのだろう。
演技を見ているとイライラする、ということがこの時代の女性の気分に合わなかったようなのだが、今見ると蒼井優のようなものである。
ドラマはなんということもないニッポンの通勤電車の話で、これはバブル時も今も変わらない。むしろ痴漢とか痴漢冤罪とか、今ドラマを作った方がもっとエキセントリックなものができそうだ。熊谷から新宿というルートの設定のようだが、映っているのは秩父線だ。
キャスト
石橋保
西原さおり
荒井乃梨子
向井亜紀
上田耕一
スタッフ
脚本 – 信本敬子
演出 – 佐藤祐市
対決!! 大奥女の闘い

和久井映見(OLたちのざけんなョ!!)
この人はTDLに遊んでいたところをスカウトされたバブルの申し子のような人で、90年代前半と言えば大量のドラマに出まくって、モルツの「うまいんだな、これが。」というキャッチフレーズも当たって、時代の中心にあったと思うのだが、このドラマでまったく華を感じることができないのは一体どうしてなんでしょう。
社内の女性を抜擢して立ち上げた商品企画部門で、酒井和歌子の女性上司が部下のアイディアを独り占めし、上司と不倫して社長賞を獲ったりするのに腹が立つ、という話で、99年の男女雇用機会均等法整備の前夜の企業の描写として興味深い点もなくもないのだが(まあこの時代のドラマはどれを見ても、その点、興味深い)、なんだかひどく古臭いなあ。。。
キャスト
中島唱子
沢田亜矢子
山村美智子
円城寺あや
勝部演之
スタッフ
脚本 – 永井愛
演出 – 星田良子
