対決は、2026年4月5日からNHK BSプレミアム4K・NHK BSの「プレミアムドラマ」枠にて放送中。主演は松本若菜。女子受験者の点数を意図的に下げている医大の入試疑惑を追求する新聞記者・檜葉菊乃と医大の理事・神林晴海がお互いに共通する思いを持ちながらも、立場を異にし対立していく姿が描かれる。
対決ってどんなドラマ?
あらすじ
P担(検察担当)の新聞記者・檜葉菊乃(松本若菜)は、統和医大が入試で女子を一律に減点しているという噂を耳にし、独自の取材を進めて事実との確信を深め、同僚記者たちと真相追究に動き出す。一方、統和医大の理事会では、副理事長の蜂須賀(渡辺いっけい)により、神林晴海(鈴木保奈美)が問題発覚を防ぐ責任者に任命されていた。
ファーストインプレッション
NHKらしいバランスをとった脚本と演出。繰り返し映る松本若菜の足元(白のスニーカー)。アカハラなどもはびこる医大内部の描写に、鬱屈したセクハラ社会描写、地方医療を支えるための必要悪論などがオーバーラップする。原作は月村了衛だが、あまりらしくないと感じる。
統和医大のモデルは、言うまでもなく東京医科大学医学部。女子受験者の得点を一律減点していることは、2018年当初、「関係者の話」として報道され(読売新聞)、さらに3浪以上の受験生にも減点が行われていたことなどが明らかになった。
東京地検特捜部が、別件の不正入学事件の捜査過程でこれを把握していたのもドラマ通り。大学側は、同窓生の子弟らを入学させてより多くの寄附金を集める目的で、少なくとも12年前(2006年)より入試の得点操作を行っていたとする調査報告書が公表された。
地裁は大学に受験料などを返還することを命じる判決を言い渡したが、不合格者名簿の大半は破棄されていた。NPO法人消費者機構日本によれば救済対象は約5200人に上るが、大学が提出した名簿は約400人分だけであった。
対決 作品情報
キャスト
檜葉菊乃(日邦新聞社会部記者) – 松本若菜
神林晴海(医大理事) – 鈴木保奈美
■統和医大
北加世子(理事、循環器内科教授) – 高畑淳子
小山内源壱(元医学部長) – 石坂浩二
三浦絵美香(事務局情報課職員) – 大原櫻子
蜂須賀三郎(副理事長、医学部長) – 渡辺いっけい
■日邦新聞社会部
相模和史(キャップ) – 大倉孝二
和藤由伸(菊乃の同僚記者) – 山中崇
西森旬(同) – 濱尾ノリタカ
甲斐田亮二(同) – 前野朋哉
■菊乃の家族
檜葉麻衣子(菊乃の娘、医学部予備校生) – 豊嶋花
神林晴海(医大理事) – 鈴木保奈美
■統和医大
北加世子(理事、循環器内科教授) – 高畑淳子
小山内源壱(元医学部長) – 石坂浩二
三浦絵美香(事務局情報課職員) – 大原櫻子
蜂須賀三郎(副理事長、医学部長) – 渡辺いっけい
■日邦新聞社会部
相模和史(キャップ) – 大倉孝二
和藤由伸(菊乃の同僚記者) – 山中崇
西森旬(同) – 濱尾ノリタカ
甲斐田亮二(同) – 前野朋哉
■菊乃の家族
檜葉麻衣子(菊乃の娘、医学部予備校生) – 豊嶋花
スタッフ
原作 – 月村了衛『対決』(河出書房新社刊)
脚本 – 渡邉真子
主題歌 – ヒグチアイ「ひと匙」
音楽 – 小山絵里奈
演出 – 池田千尋、小菅規照
制作統括 – 黒沢淳(テレパック)、熊野律時(NHK)
脚本 – 渡邉真子
主題歌 – ヒグチアイ「ひと匙」
音楽 – 小山絵里奈
演出 – 池田千尋、小菅規照
制作統括 – 黒沢淳(テレパック)、熊野律時(NHK)
対決の原作(月村了衛)
中堅私立医大の入学試験で、女子受験生の点数が一律減点されている――疑惑を耳にした新聞記者の檜葉菊乃は極秘取材を試みるうち、医大理事である神林晴海を突破口とみなし接触する。一方、疑惑の揉み消しを命じられた晴海は菊乃を強く警戒する。社会にはびこる女性差別と闘い、強く生きるふたりが立場ゆえに対立する。正義とは。信じるものとは。二人の「対決」の果てに見える地平を描く、傑作長編。


