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コントレール〜罪と恋〜

3.5
石田ゆり子(コントレール〜罪と恋〜) ドラマ
石田ゆり子(コントレール〜罪と恋〜)
コントレール〜罪と恋〜は、2016年4月15日~6月10日にNHK総合・ドラマ10枠にて放送。全8話。脚本は大石静、主演は石田ゆり子。

コントレール〜罪と恋〜の感想

今季リメイクされた「不機嫌な果実」のヒロインを20年近く前に演じたのが、26歳の石田ゆり子だった。再ドラマ化に合わせたように45歳の不倫ドラマを石田が熱演しているのは、なんとも胸熱である。
大石静の脚本はわざとらしく生臭く、井浦新の失語症設定なども要らないような気がするのだが、石田は体の線が崩れていても十分に魅力的だった。さすがである。

井浦が首を掻き切って殺した石田の夫は、一体どんな勝算のもとに車通りの少ないあの場所にカレーハウス「コントレール」を開いたのか不明なのだが、石田の心象を反映しているとおぼしい「バグダッド・カフェ」風のがらんどうな空間は、原田泰造と暮らすアパートにも引き継がれる。その空間にぺたんと座って静かに洗濯物を畳むうちに気持ちが昂り、いても立ってもいられなくなるシーンなど、なかなか良かったと思う。

コントレール〜罪と恋〜のあらすじ

品川駅前で発生した無差別殺人事件で、弁護士・長部瞭司は青木敦を誤って死なせてしまう。6年後、敦の妻・文は海辺のドライブイン「コントレール」を営み、息子・友樹と暮らす。犯人の死刑執行後、失声症のトラックドライバーとなった瞭司が「コントレール」を訪れ、文と結ばれる。しかし、敦の浮気相手・篠崎圭子が帰国し、瞭司の罪を警察に訴える。真相を知った瞭司は文の前から姿を消し、文は佐々岡刑事のプロポーズを断り、仕事と子育てに励む。瞭司は法律事務所を開設するが、圭子の告発記事が掲載され、文と瞭司は事件現場に呼び出される。交通事故で圭子を庇った瞭司は意識不明の重体に。瞭司の退院後、文は「コントレール」に瞭司を呼び出す。

コントレール〜罪と恋〜を観るには?

コントレール〜罪と恋〜のキャスト

青木 文 – 石田ゆり子
長部 瞭司(トラック運転手) – 井浦新
佐々岡 滋(刑事) – 原田泰造
篠崎 圭子(文の夫の愛人) – 桜庭ななみ
田渕 さゆみ(文の親友) – 堀内敬子
長部 遥平(瞭司の弟) – 忍成修吾
長部 聡子(瞭司の母) – 高林由紀子
青木 敦(文の亡夫) – 丸山智己
青木 友樹(文の息子) – 松浦理仁
多田羅 剛志(運送会社社長) – 中西良太
中山 ユイ(遥平の婚約者) – 入山法子
兵藤 雄彦(刑事) – 村田雄浩
長部 義斗(瞭司の父) – 村井國夫
青木 英恵(文の義母) – 野際陽子

コントレール〜罪と恋〜のスタッフ

脚本 – 大石静
音楽 – 羽深由理、大間々昂
主題歌 – 鈴木雅之「泣きたいよ」(作詞・作曲 – 玉置浩二)
制作統括 – 勝田夏子
演出 – 柳川強橋爪紳一朗
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