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映画 深夜食堂

3.5
多部未華子(映画 深夜食堂) 映画
多部未華子(映画 深夜食堂)
映画 深夜食堂は、テレビドラマ第3部放送決定と同時に映画化が発表され、2014年11月10日に臺北でワールド・プレミア、日本では2015年1月31日に公開。構成は短編連作。資金が調達できず完成までに6年かかったという。テレビドラマ第3部の撮影後に、同じセットで引き続き映画を撮影することで足りない資金を補った。

映画 深夜食堂の感想

深夜食堂」といえば、引退したストリッパーをりりィが演じた初期の(なんたって30話もあるのだ)「アジの開き」を思い出す。
その後「チェイス〜国税査察官〜」(坂元裕二作品だ)で“薄情な母親”という余人を寄せつけぬキャラクターを確立するりりィほど“薄情”が似合う女はいなかろう。なんてカッコイイんだ。

このドラマにはそんな映画的な空間があって、本作でも、マスターが煙草をくゆらしていたお馴染みの二階で、多部未華子が煎餅布団に転がる一連の芝居がとても良い時間を作っていた。

映画 深夜食堂のあらすじ

マスターの作る味と居心地の良さを求めて、夜な夜なにぎわうめしや。ある日、誰かが店に置き忘れた骨壺をめぐってマスターは思案顔。詮索好きな常連たちは骨壺をネタに、いつもの与太話に花を咲かせている。そんなめしやに、久しぶりに顔を出したたまこ。愛人を亡くしたばかりで新しいパトロンを物色中だったが、隣にいた年下の男と肌が合い…。
無銭飲食をしたことを機に、マスターの手伝いを兼ねて住み込みで働くことになったみちる。いつのまにかめしやに馴染むが、どこか事情を抱えたままで…。福島の被災地から来た謙三は夜な夜なめしやに現れては、常連のあけみに会いたいと騒いでは店の客と一悶着…。春夏秋冬、ちょっとワケありな客たちが現れては、マスターの作る懐かしい味に心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては新しい明日への一歩を踏み出していく。

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映画 深夜食堂のキャスト

映画 深夜食堂のスタッフ

原作 – 安倍夜郎
監督 – 松岡錠司
脚本 – 真辺克彦小嶋健作、松岡錠司
製作 – 原田知明、都築伸一郎、木下直哉、遠藤茂行、小佐野保、本田正男、岩熊正道
企画 – 遠藤日登思、小佐野保
プロデューサー – 筒井竜平石塚正悟
ラインプロデューサー – 高橋潤
撮影 – 大塚亮
照明 – 木村明生
美術 – 原田満生
衣装 – 宮本まさ江
ヘアメイク – 豊川京子
フードスタイリスト – 飯島奈美
装飾 – 栗山愛
サウンドデザイン – 浅梨なおこ
音楽 – 鈴木常吉、福原希己江、日南京佐、スーマー
録音 – 池田雅樹
編集 – 普嶋信一
助監督 – 野本史生
制作担当 – 小坂正人
製作 – 映画「深夜食堂」製作委員会(アミューズ、小学館、木下グループ、東映、ギークピクチュアズ、MBS、RKB)
制作プロダクション – アミューズ映像製作部、ギークサイト
配給 – 東映
助成 – 文化庁文化芸術振興費補助金
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