『シジュウカラ』は、2022年1月8日(7日深夜)から3月26日(25日深夜)までテレビ東京系列の「ドラマ24」枠で放送。
シジュウカラの感想
山口沙弥加は努めてリアルな歳のとり方をしているように見える。
傑作「絶対正義」以来、変わったのではないか。
本作はサスペンス的な演出だが、脚本は強引に省略していて、説明不足の感がある。
シジュウカラ 見どころ
- 「40代×18歳差」の予想外の純愛&サスペンス
主人公の綿貫忍(山口紗弥加)は、売れない漫画家で40歳。長年の倦怠期夫婦生活と息子との暮らしの中で、自分を見失いつつある。そこに登場するのが22歳のアシスタント・橘千秋(板垣李光人)。18歳の年齢差ラブストーリー……と思いきや、不穏なサスペンスも絡んだ“異色の恋物語”という展開に。 - 山口紗弥加×板垣李光人―年上女性と“美しすぎる青年”の化学反応
山口紗弥加は等身大の大人女性をリアルに演じ、千秋への揺れる感情を繊細に表現。板垣はその“瞳の奥に影のある美青年”ぶりが話題。レビューでは「目が離せない…!」と評されている。 - サスペンス要素による緊張感
アシスタントに応募してきた千秋の素性が第3話で明らかに。実は忍の夫・洋平(宮崎吐夢)の不倫相手の息子だった⁉という衝撃展開。「家庭を壊すためだった」と千秋が告白し、純愛が一気に狂気じみたものへと豹変していく緊迫感が、本作の最大の見どころ。 - 家族関係のドロドロ – 嫁・夫・息子・そして元カレ
家庭内では夫婦関係の亀裂、中学生の息子が距離を置くなど、家族の“日常の苦悩”がリアルに描かれる。第7話では元カレ・岡野(池内博之)が再登場し、恋の三角関係と再愛の予兆が… - 漫画家としての再起と創作への葛藤
電子書籍で過去作品がヒットし、「これが最後」と再び漫画に向かう忍。千秋をアシスタントに迎えつつ、自身の創作と人生に向きう葛藤が丁寧に描かれる。 - 豪華なスタッフ陣と深い人間ドラマ
原作は坂井恵理、演出には大九明子、脚本開真理と、女性クリエイターが作る“人間のリアル”が丁寧に描かれている。
シジュウカラ あらすじ
綿貫忍はデビューして20年が経つ漫画家。売れっ子漫画家の杜殿津マリのアシスタントとして20年間活動していたが、夫・洋平の父親が亡くなったことを機に引っ越すことになり、遠方になるためアシスタント業を辞めることに。悠太が幼い時に洋平に浮気をされ、育児にも非協力的だった経験を活かし、レディースコミック誌で執筆した。その作品は単行本が出版されたが、それ以来何もなかった。しかしその作品が電子書籍で売れたため、「妻が不倫する話」というテーマで仕事を依頼される。アシスタントを募集し、22歳の橘千秋と出会う。依頼された話は読者の反応が良くなかったが、「18歳年下の美少年との不倫」の話を執筆することになる。執筆のために忍は千秋を利用するが、千秋の方も忍に対して思わせぶりな態度をとる。千秋の母が洋平の浮気相手だと知らされ、忍は千秋のことが好きだと自覚する。千秋は過去に助けられなかった同級生と夫に苦しむ忍を重ね、忍に逃げることを提案する。
シジュウカラを観るには?
シジュウカラ キャスト
綿貫忍(39) – 山口紗弥加
橘千秋(22) – 板垣李光人(少年期:白鳥晴都)
綿貫洋平(52) – 宮崎吐夢
岡野克巳(45) – 池内博之
橘冬子 – 酒井若菜
杜殿津マリ – 入山法子
綿貫悠太 – 田代輝(1歳時:横田羽海)
御子柴涼子 – 和田光沙
紺野みひろ – 山口まゆ
山口星宙 – 榊原有那
佐野綾子 – 高野ゆらこ
麻生好美 – 藤本静
荒木由香 – 後藤ユウミ
藤原ともり – 野口聖古
椎原 – 吉田沙世
山本 – 辰巳ゆうと
橘千秋(22) – 板垣李光人(少年期:白鳥晴都)
綿貫洋平(52) – 宮崎吐夢
岡野克巳(45) – 池内博之
橘冬子 – 酒井若菜
杜殿津マリ – 入山法子
綿貫悠太 – 田代輝(1歳時:横田羽海)
御子柴涼子 – 和田光沙
紺野みひろ – 山口まゆ
山口星宙 – 榊原有那
佐野綾子 – 高野ゆらこ
麻生好美 – 藤本静
荒木由香 – 後藤ユウミ
藤原ともり – 野口聖古
椎原 – 吉田沙世
山本 – 辰巳ゆうと
シジュウカラ スタッフ
原作 – 坂井恵理
監督 – 大九明子、成瀬朋一、上田迅
脚本 – 開真理
漫画監修・協力 – 坂井恵理、ねこしみず美濃、鹿島麻耶
漫画協力(五十音順) – イシデ電、おくやまゆか、おざわゆき、水都正枝、森泉岳土、安永知澄
音楽 – 侘美秀俊
オープニングテーマ – ロイ-RöE-「ニードル」(unBORDE)
エンディングテーマ – SpendyMily「後悔」
チーフプロデューサー – 祖父江里奈(テレビ東京)
プロデューサー – 北川俊樹(テレビ東京)、高橋優子(ザ・ワークス)
制作 – テレビ東京、ザ・ワークス
製作著作 – 「シジュウカラ」製作委員会
監督 – 大九明子、成瀬朋一、上田迅
脚本 – 開真理
漫画監修・協力 – 坂井恵理、ねこしみず美濃、鹿島麻耶
漫画協力(五十音順) – イシデ電、おくやまゆか、おざわゆき、水都正枝、森泉岳土、安永知澄
音楽 – 侘美秀俊
オープニングテーマ – ロイ-RöE-「ニードル」(unBORDE)
エンディングテーマ – SpendyMily「後悔」
チーフプロデューサー – 祖父江里奈(テレビ東京)
プロデューサー – 北川俊樹(テレビ東京)、高橋優子(ザ・ワークス)
制作 – テレビ東京、ザ・ワークス
製作著作 – 「シジュウカラ」製作委員会
シジュウカラの原作
『JOUR』(双葉社)にて、2018年6月号から2023年6月号まで不定期にシリーズ連載された。
家族で夫の実家に引っ越してきた綿貫忍(39)。
売れない漫画家でもある忍は、これを機に筆を折る決意を固めていたのだが、過去の作品が電子書籍でヒットしたことを受け、新作を描くことに。
そこでアシスタントを募集したところ、応募してきたのは橘千秋という、22歳の美しい青年で…。実力派の作者が描く、40歳からの夢と仕事、そして愛と恋の物語!