2010年代のドラマ2019年のドラマ

3年A組 -今から皆さんは、人質です-

永野芽郁(3年A組-今から皆さんは、人質です-) 2010年代のドラマ
永野芽郁(3年A組-今から皆さんは、人質です-)
『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(さんねんエーぐみ いまからみなさんは ひとじちです)は、2019年放送の日本の連続ドラマ。武藤将吾脚本によるオリジナル作品である。日本テレビ系「日曜ドラマ」で1月6日から3月10日まで放送された。主演は菅田将暉。略称は「3A」。卒業10日前に生徒たちを監禁した高校教師の謎の行動を描くサスペンス・学園ドラマ。なお、日本テレビ放送網における海外販促用のタイトルは Mr. Hiiragi’s Homeroom。

3年A組 -今から皆さんは、人質です-の感想

初回では、せっかく朝ドラの美少女路線を締めくくったのに、北川悦吏子のとばっちりを食って好感度を上げられなかった永野芽郁(「半分、青い」)が、みごとなボマィエを炸裂させて(吹き替えではなさそう)啖呵をきるのが新鮮だった。
菅田将暉のうまさは定評があるので、あとは脚本次第だと思う。

「体がエモい!」と永野に絶賛されていた上白石萌歌はたぶん死んでおらず、菅田が生徒を刺したのもフェイクだろうと予想して、思いきり今さらな話をどこまで見せられるものにできるかという期待で最後までまんまと見てしまったわけだが、もはや引っ張る必要のない最終回の力の抜き方ときたら、定石通りとはいえ、あざとすぎた。

武藤将吾という人のオリジナルなのか、穴だらけの脚本を菅田将暉と若い人たちの熱演で乗り切った計算はしぶとかった。

一番楽しみだったのはエンディングロールの卒アル写真。あれだけで泣ける。

3年A組 -今から皆さんは、人質です- 見どころ

  1. 菅田将暉の鬼気迫る演技
    菅田将暉の演技が圧倒的。卒業を10日後に控えた生徒たちを人質にとる美術教師・柊一颯を演じ、その狂気と、生徒たちへの深い愛情、そして真実を伝えようとする熱い思いを体当たりで表現。言葉一つ一つ、表情の変化、涙の演技がこのドラマの核。
  2. スリリングで先の読めない展開
    「なぜ生徒たちを人質にしたのか?」「真の目的は何なのか?」という謎が物語全体を牽引し、毎話ごとに新たな真実が明かされ、予想を裏切る展開に。SNSのフェイクニュースや誹謗中傷といった現代社会の問題も絡み合い、単なる学園ドラマやサスペンスドラマを超えた緻密に練られたストーリー。
  3. 若手俳優たちのアンサンブル
    永野芽郁、今田美桜、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、川栄李奈、福原遥など、当時から注目されていた、あるいはこのドラマでさらにブレイクした若手俳優が多数出演。それぞれが葛藤を抱える生徒たちを演じ、柊先生との間に生まれる絆や、生徒同士の関係性の変化も描かれる。
  4. 現代社会への強いメッセージ
    本作が伝えるメッセージは、SNSにおける誹謗中傷やフェイクニュースの問題。ある生徒の死の真相を巡って、SNSの無責任な情報拡散や心ない言葉がいかに人を傷つけ、命を奪うことにも繋がるのかを痛烈に描く。柊先生の「最後の授業」として語られる言葉は、視聴者一人ひとりに「ネットリテラシー」や「言葉の重み」について考えさせるきっかけに。
  5. 感情を揺さぶる名言の数々
    柊先生が生徒たちに語りかける名言。特にクライマックスでの「お前たちはこの10日間でどれだけ自分の意見を変えた? 信憑性のない情報を頼りにどれだけ心ない言葉をネットで浴びせた」「その目も口も手も、誰かを傷つけるためにあるわけじゃない。誰かを喜びをわかちあうために、誰かと幸せを噛みしめるためにあるんだ」といったセリフは反響を呼んだ。
  6. 3年A組 -今から皆さんは、人質です-の人物相関図

    3年A組 -今から皆さんは、人質です- あらすじ

    卒業まで残り10日となる魁皇高校で、3年A組担任の柊一颯がクラス29人全員を集めて突然「今から皆さんには、人質になってもらいます」と告げ、校舎の廊下部分が爆破され、騒然となる生徒たちは教室内に閉じ込められる。
    一颯は生徒たちに、半年前に自ら命を落とした景山澪奈はなぜ死んだのか「原因を考え、真実を知っている者は名乗り出ろ」と課題を出す。澪奈は水泳部でオリンピック代表候補にもなっていた全国区のスターだったが、ドーピング疑惑のフェイク動画を拡散されて以降、クラスでいじめにあっていた。驚愕する生徒たちに一颯は「課題にクリアできなければ一人ずつ命を奪う」と脅迫する。
    同時に一颯は自ら警察に通報して校舎を包囲させ、SNS「Mind Voice」を通じてこの事件をエンターテイメントとして見守っている一般大衆に課金を要求。
    当初は戸惑い反発していたA組生徒たちも、一颯の「授業」を通じて少しずつ自分の頭で考えて物事の本質を見ることを教わり、自分自身の過ちや将来と向き合いながら、クラス一丸となって事件の真相に迫っていく。

    3年A組 -今から皆さんは、人質です-を観るには?

    3年A組 -今から皆さんは、人質です-のキャスト

    3年A組
    担任
     柊一颯〈27〉 – 菅田将暉
    生徒
     逢沢博己演 – 萩原利久
     秋庭凛 – 秋田汐梨
     浅見沙也 – 若林薫
     石倉光多 – 佐久本宝
     魚住華 – 富田望生
     宇佐美香帆 – 川栄李奈
     甲斐隼人 – 片寄涼太
     景山澪奈 – 上白石萌歌
     金沢玲央 – 新條由芽
     茅野さくら – 永野芽郁
     河合未来 – 搗宮姫奈
     小宮山愛華 – 日比美思
     須永賢 – 古川毅
     諏訪唯月 – 今田美桜
     瀬尾雄大 – 望月歩
     立野寛人 – 森山瑛
     辻本佑香 – 大原優乃
     中尾蓮 – 三船海斗
     西崎颯真 – 今井悠貴
     花岡沙良 – 横田真悠
     兵頭新 – 若林時英
     不破航大 – 飛田光里
     堀部瑠奈 – 森七菜
     真壁翔 – 神尾楓珠
     光永葵 – 西本銀二郎
     水越涼音 – 福原遥
     柳本稔 – 高尾悠希
     結城美咲 – 箭内夢菜
    魁皇高校教師
     武智大和 – 田辺誠一
     森崎瑞希 – 堀田茜
     市村浩一 – ベンガル
     坪井勝 – 神尾佑
     佐久間現 – バッファロー吾郎A
    警察
     郡司真人 – 椎名桔平
     宮城遼一 – 細田善彦
     五十嵐徹 – 大友康平
     本城諭 – 篠井英介
    その他
     相楽文香 – 土村芳
     相楽孝彦 – 矢島健一
     喜志正臣 – 栄信
     兵頭の父 – 大河内浩
     中尾の両親 – 千賀由紀子、岩本淳
     美咲の母 – 浅見静江
     香帆の母 – 本橋由香
     涼音の母 – 佐野啓子
     生徒の親 – 伊沢弘、外川貴博、金時むすこ、倉橋秀美、成松修、土井きよ美、中山さおり ほか
     牧原丈一郎 – 鈴木正幸
     阿南正巳 – 住田隆
     ファイター田中 – 前川泰之

    3年A組 -今から皆さんは、人質です-のスタッフ

    脚本 – 武藤将吾
    音楽 – 松本晃彦
    主題歌 – ザ・クロマニヨンズ「生きる」(HAPPY SONG RECORDS/Ariola Japan)
    チーフプロデューサー – 西憲彦
    プロデューサー – 福井雄太松本明子(AXON)
    協力プロデューサー – 難波利昭(AXON)
    アクションコーディネーター – 柴原孝典
    演出 – 小室直子鈴木勇馬水野格
    制作協力 – AXON
    製作著作 – 日本テレビ
    アイパートナー(視覚障がい者向けナレーション) – 橋詰知久
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