2017年のアメリカ合衆国のアクションスリラー映画。原題は「First Kill」。監督はスティーヴン・C・ミラー、出演はヘイデン・クリステンセン、ブルース・ウィリス。アメリカ合衆国では劇場公開はされず、2017年7月21日にビデオ発売がなされた。日本では「未体験ゾーンの映画たち2018」の上映作品の一つとして2018年1月16日に劇場公開された。
ファースト・キルのあらすじ
息子ダニーが学校でいじめられていると知ったウィルは、息子との時間を過ごすため家族を連れて故郷の田舎町を訪れる。父子は森へ鹿狩りに出かけ、そこで二人の男が言い争いの末に、一方が一方を銃で撃つ現場に遭遇。ウィルとダニーも命を狙われ、ウィルは鹿狩り用のライフルでその男を仕留めた。もう一方の男にまだ息があると知ったウィルは、その男を連れ帰り応急処置を行うが、息を吹き返したその男リーバイは突然ダニーを人質に取り、撃たれた場所に連れて行けとウィルに要求。しかしそこで待ち伏せしていた警官と銃撃戦になり、ダニーはリーバイに連れ去られてしまった。
一連の事件の捜査を指揮するのは、ウィルと旧知の警察署長ハウエル。自分が射殺した男が警官だと知ったウィルは、真相を話せず、ダニーを救うため独自にリーバイとの取引を進める。しかし事件の裏には驚きの真実が隠されていた……。
あまりの退屈さに見るのをやめかけた(ファースト・キルの感想)
主人公ヘイデン・クリステンセン(アナキン・スカイウォーカーの人)はやり手のファンドマネージャー?か何かで、妻と息子を連れて故郷のオハイオ州グランビルを訪れる。森で鹿の撃ち方を息子に教えるクリステンセンだったが、怪しい二人の男の争いに巻き込まれ、思わず警官を射殺してしまう。動転した彼は、撃たれたもう一人の男(リーバイ)を家に連れて帰り、外科医の妻に手当てをさせるが、回復したリーバイは息子を人質にとって遁走。争い中に落とした鍵と引き換えに息子を返すという。このあたりの主人公の行動は意味不明に思えるが、なにか西部劇のフォーマットのような気もする。
実はリーバイは銀行強盗犯で、36kgもの癌(って??)を抱えた母親と暮らす恋人の家に転がり込んでいるのだが、少年とXboxで格ゲーに興じたりしており、少年にもほとんど父親のように接したりして、黒幕に騙された善良な人間として描かれる。
そうとも知らないクリステンセンは、監視していた警官を倒し、現場で拾った鍵で郵便局の金庫に隠された銀行の金を発見、リーバイに届けて息子を返してもらおうとするのだが…
というところまで見て、あまりの退屈さに見るのをやめかけたところで、ブルース・ウィリスの警察署長が実は銀行強盗の黒幕だということがわかったので、結局、最後まで見てしまった。
女優に意味のある役を与えない映画で、リーバイの恋人はあっさり殺されるし、少年の母親(ミーガン・レナード)は無駄に悪徳警官に拉致されてクリステンセンの足かせになるばかり。クライマックスはリーバイとブルースの単調な銃撃戦で、これまた退屈だった。
ブルース・ウィリスは60本以上の映画に出演したが、2010年代からは劇場公開されないビデオ映画に省力的に(つまり出演時間が短い)出ており、本作もそのひとつ。2年後の「ミスター・ガラス」ではもはや演技が難しい状態に陥ることを考えると、痛ましい思いにとらわれる。
ファースト・キルのキャスト
ウィル(仕事で多忙を極める男性) – ヘイデン・クリステンセン
ハウエル(警察署長) – ブルース・ウィリス
ダニー(ウィルの息子) – タイ・シェルトン
ローラ(ウィルの妻) – メーガン・レナード
リーバイ(銀行強盗犯) – ゲシン・アンソニー
リッチー(警察官) – ウィリアム・デメオ
ドッティ(ウィルの叔母) – デブ・G・ガードラー
チャーリー(警官) – シェイ・バックナー
アデル(リーバイの恋人) – マギ・アビラ
ファースト・キルのスタッフ
監督 – スティーヴン・C・ミラー
脚本 – ニック・ゴードン
製作 – ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ、マーク・スチュワート
音楽 – ライアン・フランクス、スコット・ニッコリー
撮影 – ブランドン・コックス
編集 – トーマス・カルデロン
公開 – アメリカ 2017年7月21日(ビデオ発売)、日本 2018年1月16日
上映時間 – 101分
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ファースト・キルを観た人の感想
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ブルース・ウィリスは、さすがの存在感という感じ。
彼が出演しているだけで見てみようかってなりますもんね。
久しぶりにアルマゲドンが見たくなりました。
「 ファースト・キル 」考察レビュー、悪徳警官役のブルース・ウィリスは流石の存在感(シネマライブラリ) -
大満足。マジで面白かった。オススメ。
茶々 -
脚本が、破綻しているというか、どうしてそうなる感があり常人には理解できないところがあります。
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