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モンスター

趣里(モンスター) ドラマ
趣里(モンスター)
2024年10月14日からカンテレ制作・フジテレビ系列の「月曜22時枠」にて放送。主演は本作がGP帯の連続ドラマ初主演となる趣里。高校卒業後、弁護士資格を手にした神波亮子が、ゲーム感覚で法廷闘争に立ち向かうさまを、橋部敦子によるオリジナル脚本で描く痛快リーガルエンターテインメントである。

モンスターの感想

過重労働とパワハラが原因なのは誰にでも想像がつくし、それでもあえて萩原利久に死ね死ね言わせるミスリードはどうなのかと橋部センセに問いたい。真犯人は美波演じるカウンセラーというオチだが、伏線はあっても動機がないし、結局はゲストなので広がりもない(たぶん)。公式サイトには「人間が訳もなく悪意に満ちてしまうモンスターになる瞬間を見逃さず」などと、相変わらずヒドイ日本語で書かれているが…。

趣里はひと皮むけてチャーミング。「サワコ、それは果てなき復讐」(2022)での悪女はいかにも荷が重そうだったが、いつのまにか(朝ドラを経て)自信をつけたように思う。

モンスター 見どころ

趣里が演じる型破りな弁護士・神波亮子を中心に展開するリーガル・エンターテインメント。常識にとらわれず、感情を排除して相手と向き合う“モンスター弁護士”が、現代社会が抱えるさまざまな問題に挑む。タイトルは、主人公・神波亮子自身を指すと同時に、人間が“モンスター”になる瞬間を描くという二重の意味である。亮子は法廷をゲームのように捉え、勝利のためにあらゆる手段を駆使するが、その冷徹さの裏には深い葛藤や過去が隠されている。各エピソードでは、登場人物たちが抱える闇や社会の矛盾が浮き彫りになった。
目線や表情の変化といった趣里の演技力に対しては称賛の声が寄せられたが、主人公が東大法学部出身のエリート弁護士に対して小馬鹿にした態度をとる描写や、証人に対する恫喝など、過激な行動については賛否が分かれた。

  • 見どころと演出
    本作の見どころは、主人公・神波亮子のキャラクターと、それを演じる趣里の演技。感情を表に出さず、冷静に事件を解決へと導く姿勢、時折見せる人間らしさや葛藤が見どころである。法廷シーンでは現代社会が抱える問題を取り上げられた。
    随所に伏線が散りばめられ、何度も見ると新たな発見が得られる。登場人物の行動やセリフの裏に隠された意図を読み解く楽しさが味わえる。
  • 最終回の評価と続編の期待
    最終回では、亮子がそれまでの冷徹な姿勢から一転し、和解を受け入れる柔軟さを見せた。彼女と父親との関係、同僚・杉浦弁護士との絆も深まったかに見えたことから、続編やスピンオフの制作を望む声も上がってい2う。

モンスターのあらすじ

大草法律事務所で働き始めた亮子は、恋人の紗江に「死ね」とメッセージを送ったとして自殺教唆の罪に問われている塩屋の弁護を引き受ける。精神的に不安定な紗江はカウンセラーの梅本のもとに通っていた。
亮子が紗江の職場を調査すると、上司・上岡からのハラスメント被害を受けていた社員・原口を発見。亮子は裏でSNS炎上を仕掛け、裁判では上岡のハラスメントを暴露。上岡に呼び出された紗江は途中で自殺し、塩屋は無罪に。会社に対する集団訴訟では5億円超の賠償が認められた。
亮子は梅本が紗江を死に追いやった「人殺し」だと糾弾。実は梅本は紗江の自殺の瞬間、電話越しに笑っていたのだった。

モンスターを観るには?

モンスターのキャスト

■主要人物
神波亮子 – 趣里
杉浦義弘 – ジェシー
粒来春明 – 古田新太
■大草圭子法律事務所
大草圭子 – YOU
村尾洋輔 – 宇野祥平
村尾由紀子 – 音月桂
■その他
城野尊〈18〉 – 中川翼

モンスターのキャストインタビュー

モンスターのスタッフ

脚本 – 橋部敦子
音楽 – 菅野祐悟
主題歌 – ちゃんみな「FOREVER」(NO LABEL MUSIC / Warner Music Japan)
オープニング曲 – I Don’t Like Mondays.「Shadow」(Rhythm zone)
演出 – 三宅喜重木内健人樹下直美
プロデューサー – 加藤春佳山本喜彦大塚安希
制作 – カンテレ、MMJ

モンスターのメディア評

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