原作:福本伸行、作画:かわぐちかいじの漫画(講談社『ヤングマガジンアッパーズ』連載)を原作として、2024年5月31日に映画化公開。監督は山下敦弘、主演は生田斗真とヤン・イクチュン。PG12指定。原作では罪を告白するのは石倉という日本人だが、ヤン・イクチュンの起用に伴い、韓国人留学生のジヨンに設定が変更されている。
告白 CONFESSIONの原作
J大学山岳部OBの浅井と石倉は、尾張山3200メートル地点で遭難をした。事故によって死を覚悟した石倉は、自分が過去に犯した“殺人”を告白してしまう。しかし、その時、眼前に山小屋が出現し、二人は一命を取り留めるが……。尾張の冬山を舞台にした緊張と恐怖の密室サスペンス。名匠の華麗な共演が生み出した最高のスリルと興奮!
告白 CONFESSIONの原作を読んだ人の感想
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- 福本伸行×かわぐちかいじ『告白<コンフェッション>』(聳え立つ地平線)
映画 告白 CONFESSION
あらすじ
雪山で遭難した親友同士の啓介とジヨン。死を覚悟したジヨンは、過去の殺人を啓介に告白する。だが、2人はその直後に山小屋を発見し、辛うじて生きながらえるも気まずい一夜を過ごすこととなる。
感想
福本伸行、かわぐちかいじ、山下敦弘というナタリー人脈というか(知らんけど)、癖のある組み合わせの映画。福本とかわぐちの原作漫画ではオチが違うらしい。
生田斗真、ヤン・イクチェン(「息もできない」を書き、主演した人)、奈緒はかつて山岳部仲間だったが、標高3000m級の尾張山(架空)登山で奈緒が遭難し、死体も見つからないまま16年が経った。恒例の慰霊登山を毎年続けていた二人だが、吹雪に見舞われて往生、脚を折り死を覚悟したヤンは奈緒を殺したのは自分だと告白する。唖然とした生田は、しかし直後に山小屋を発見し、二人は命からがらそこに逃げ込むが…という話。
登場人物はほぼ3人で、主な舞台は山小屋である。ストーヴのある1階には薪置き場が併設されており、吹き抜け階段の先の2階は物置になっていて、そこから梯子で階下の薪置場に降りられるという円環構造になっている。
発狂したイクチェンから逃げる生田は、階段を上がり、梯子で薪置場に降り、また階段を上り、という鬼ごっこを何周も続けることになる。イクチェンは脚が折れているので逃げるのは難しくないが、生田は高山病の網膜出血で視覚障害を起こしており、しばしばイクチェンを見失うというスリルである。
この高山病が視覚障害だけでなく妄想も引き起こしているというところがミソのはずだが、映画ではそこのところがよくわからなかった。円環構造の鬼ごっこにつながるので、これは計算ミスと言える。
また、殺人を告白した直後に助かった気まずさから疑心暗鬼に陥る、という心理の流れはいかにも福本的なオブセッションなのに、そこをイクチェン(原作は韓国人ではない)の迫力演技だけで強引に押しきってしまったのも、計算を間違えていると思う。
「世にも奇妙な物語」の一編でも良かった74分の掌編で、最終的には夢オチみたいなことになるのだが、どうにも惜しい感じがする。
キャスト
浅井啓介:生田斗真
リュウ・ジヨン:ヤン・イクチュン
西田さゆり:奈緒
スタッフ
監督:山下敦弘
脚本:幸修司、高田亮
音楽:宅見将典
主題歌:マキシマム ザ ホルモン「殺意vs殺意(共犯:生田斗真)」
製作:宮川朋之、小林智、依田巽、永山雅也、高見洋平、中村浩子
エグゼクティブプロデューサー:小川英洋、田中智則、松下剛
チーフプロデューサー:小西福太郎、高橋亮
プロデューサー:佐治幸宏、山邊博文
アソシエイトプロデューサー:松崎薫、根岸洋之
撮影:木村信也
照明:石黒靖浩
録音:反町憲人
美術:清水剛
装飾:石田満美
スタイリスト:黒田匡彦
ヘアメイク:飯干美紀
特殊メイク・造形:中田彰輝
スタントコーディネーター:富田稔
編集:今井大介
サウンドデザイン:浅梨なおこ
VFX:桑原雅志
スクリプター:佐山優佳
助監督:安達耕平
制作担当:日出嶋伸哉
アシスタントプロデューサー:前田月
配給:ギャガ
制作プロダクション:ギークサイト
製作幹事:日本映画放送、NTTドコモ
製作:『告白 コンフェッション』製作委員会(日本映画放送、NTTドコモ、ギャガ、日活、講談社、ストームレーベルズ)
公開:2024年5月31日
上映時間:74分
映画 告白 CONFESSIONを観た人の感想
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