嫌われ松子の一生

中谷美紀(嫌われ松子の一生)
中谷美紀(嫌われ松子の一生)

山田宗樹の小説『嫌われ松子の一生』を原作とした映画。2006年5月27日公開。主演は中谷美紀。監督・脚本を中島哲也が務めた。台湾および香港でも公開された。映画は悲劇的な物語を、CG合成による星・花・小鳥が舞い踊るファンタスティックなミュージカルシーンやコミカルなタッチで綴り、絢爛たる演出で描いている。なお、映画倫理委員会の審査では、PG-12に指定されている。

嫌われ松子の一生の原作

山田宗樹「嫌われ松子の一生」 (幻冬舎文庫) Kindle版

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嫌われ松子の一生のあらすじ

恋人に振られた川尻笙は、会ったこともない伯母の松子が殺されたと父紀夫から知らされ、松子の一生を振り返る。
福岡県の川尻家の長女として生まれ、教師となるが、教え子の龍の窃盗の罪を被って辞職。妹に対する不満を爆発させ実家との縁を切った。作家志望の八女川と同棲し、暴力を振われる毎日を過ごしたあげく、八女川は自殺。八女川の友人岡野の愛人となるが、捨てられる。
ソープ嬢として売り上げトップを取るものの人気が衰退、最終的には店をクビに。声をかけた小野寺とコンビを組むが、結局殺してしまう。
東京で自殺しようとしたところを理容師の島津に声をかけられ一緒に暮らすものの、1ヶ月後殺人罪で逮捕。8年間の収監中に美容師の資格を取るが、島津は結婚していた。
銀座の美容室に勤め、刑務所にいた沢村と親友となるが、ヤクザとなった龍と再会、告白されて交際を始める。当初は足を洗うよう説得していたが、最終的には極道の女として生きていく覚悟を決める。しかし組の金を使い込んだ龍と追い詰められ、自殺を試みるも失敗し、龍は収監される。松子は龍が出所した後の幸せな暮らしを想像し、それを頼りに生きるが、龍は松子を殴りつけ逃げ出してしまう。
世捨て人となった松子は、故郷の筑後川を思わせる荒川そばのアパートに住み、ゴミにあふれた部屋で酒食にふけって肥満し、光GENJIの熱狂的なファンに。次第に幻覚を見るなどの症状も出る。通っている精神科病院で会社経営者となっていた沢村と再会し、その場から逃げ出そうとするも、沢村に渡された名刺を河原に捨て、それを探しに行ったところで中学生たちにバットで殴られて死んでしまった。

嫌われ松子の一生の感想

ついでにこちらも10年ぶりに再見。瑛太の少年時代の回想で三角窓のある乗用車が出てくるが、考証が間違っているように思う。
中谷美紀はとにかく美しすぎるのだが、撮影があまりに過酷で逃げ出したそうだ。

嫌われ松子の一生のキャスト

川尻松子 – 中谷美紀(幼少時代:奥ノ矢佳奈)
川尻笙 – 瑛太
川尻恒造 – 柄本明
川尻久美 – 市川実日子
川尻紀夫 – 香川照之
川尻悦子 – 濱田マリ
川尻多恵 – キムラ緑子
龍洋一 – 伊勢谷友介
沢村めぐみ – 黒沢あすか
綾乃(斉藤スミ子) – BONNIE PINK
大倉修二 – ゴリ(ガレッジセール)
渡辺明日香 – 柴咲コウ
八女川徹也 – 宮藤官九郎
岡野健夫 – 劇団ひとり
岡野芳江 – 大久保佳代子(オアシズ)
島津賢治 – 荒川良々
佐伯俊二 – 谷原章介
小野寺保 – 武田真治
後藤 – マギー
汐見 – 渡辺哲
杉下教頭 – 竹山隆範(カンニング)
田所文夫 – 角野卓造
マネージャー・赤木 – 谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)
宿屋売店の男 – 甲本雅裕
片平なぎさ (本人役)
本田博太郎(本人役)
田中要次(本人役)
女囚A:唄 – AI
女囚B:家族 – 山下容莉枝
女囚C:プライド – 土屋アンナ
女囚D:思い出 – 山田花子
婦警 – 木野花
係官 – あき竹城
牧師 – 嶋田久作
超人気シンガー – 木村カエラ
アイドル歌手 – 阿井莉沙
その他の出演者:江本純子浅野麻衣子星ようこ蒼井そら江口のりこ松下萌子榊英雄鳴海剛田村泰二郎山本浩司木下ほうか片岡涼乃

嫌われ松子の一生のスタッフ

製作統括:宮下昌幸、近藤邦勝、細野義朗、島谷能成、見城徹
エグゼクティブプロデューサー:間瀬泰宏小玉圭太
プロデューサー:石田雄治佐谷秀美
原作:山田宗樹(幻冬舎文庫)
撮影:阿藤正一
録音:志満順一
美術:桑島十和子
照明:木村太朗
振付:香瑠鼓
ビジュアルエフェクト:柳川瀬雅英
CGディレクター/CGプロデューサー:増尾隆幸
編集:小池義幸
音楽プロデューサー:金橋豊彦
音楽:ガブリエル・ロベルト、渋谷毅
整音:太斉唯夫
助監督:吉見拓真、武正晴
ラインプロデューサー:大里俊博、松田康史
アソシエイトプロデューサー:鈴木ゆたか
アシスタントプロデューサー:盛夏子、岡田有正
配給:東宝
制作:スープレックス
制作協力:リクリ
製作:「嫌われ松子の一生」製作委員会(アミューズソフトエンタテインメント、TBSテレビ、スターダストピクチャーズ、幻冬舎、東宝、博報堂DYメディアパートナーズ、エフエム東京、パルコ、ホリプロ、ワーナーミュージック・ジャパン、スープレックス)
監督・脚本:中島哲也

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