ドラマ2024年のドラマ

笑うマトリョーシカ

水川あさみ(笑うマトリョーシカ) ドラマ
水川あさみ(笑うマトリョーシカ)
早見和真の小説(2021年11月5日文藝春秋刊)を原作に、2024年6月28日よりTBS系「金曜ドラマ」枠で放送中。主演は水川あさみ。官房長官に出世した青年代議士と秘書。そんな彼らに違和感を抱いた女性記者が、隠された過去を暴くために奮闘する姿を描く。

櫻井翔がカラッポだなんて言っていいのかしらん(笑うマトリョーシカの感想)

いきなり、櫻井翔カラッポでスカスカなキャラクターとして謎提議する初話から始まり、あっけに取られる。思えば「カラッポなのかそうでないのか」という狭間にずっと立ち続けてきたのが櫻井という人だと思うからだ。

もちろんこれは当て書きではなく、いまいち盛り上がらなかった春ドラマ「95」を書いた人の原作があるのだが、禁断のキャスティングのように思えた。

数えきれないほどのドラマや映画に出てきた水川あさみだが、謎を解明するヒロインとしてどこか違和感がある。田村正和の役に立たない助手を演じた「地方紙を買う女」(2016)でも同じ違和感を感じたのだが、「ナイルバーチの女子会」(2021)のようなタガの外れた役のほうが合っていると思う。

笑うマトリョーシカの見どころ

政治の世界に潜む闇と人間の欲望を描いたサスペンスドラマ。緻密なストーリー展開と豪華キャストの演技が見どころで、政治ドラマやサスペンスが好きな方におすすめ。

  • 清家一郎の成功の裏に潜む闇や、彼を取り巻く人物たちの思惑が交錯するストーリー
  • 清家と鈴木の関係性や、香苗の父の死の真相など、登場人物たちの過去と現在
  • 物語の鍵を握る“ハヌッセン”の正体は誰なのか

笑うマトリョーシカ あらすじ

東都新聞記者の道上香苗(水川あさみ)は、厚生労働大臣・清家一郎(櫻井翔)の自叙伝を調べるうちに、彼の秘書・鈴木俊哉(玉山鉄二)の存在に疑問を抱く。父の突然の死や、清家の過去の事故死との関連を疑い、鈴木や清家の母・浩子(高岡早紀)の関与を調べる。清家の大学時代の恋人・美恵子(田辺桃子)が偽名であることや、浩子の中国出身の母・劉英華の「復讐」の言葉が鍵となる。清家が官房長官に就任し、首相公選制を提案する中、道上は浩子から過去を聞き、清家を操る「ハヌッセン」の正体を探る。BG株事件に総理大臣・羽生(大鷹明良)が関与していたことが判明し、道上は清家のブレーンとなる。

笑うマトリョーシカを観るには?

笑うマトリョーシカ キャスト

主要人物
道上香苗 – 水川あさみ
鈴木俊哉 – 玉山鉄二
清家一郎 – 櫻井翔
■道上の関係者
山中尊志 – 丸山智己
青山直樹 – 曽田陵介
道上香織 – 筒井真理子
道上兼髙 – 渡辺いっけい
旗手健太郎 – 和田正人
旗手勇気 – 森優理斗
■清家の関係者
佐々木光一 – 渡辺大
和田島芳孝 – 加藤雅也
坂本一紀 – 中山麻聖
美恵子 – 田辺桃子
■その他
謎の女 – 高岡早紀
凜々 – 咲耶
羽生雅文 – 大鷹明良
諸橋育夫 – 矢島健一
武智和宏 – 小木茂光
藤田則永 – 国広富之
一色清彦 – 東根作寿英

笑うマトリョーシカのスタッフ・キャストインタビュー

笑うマトリョーシカ スタッフ

原作 – 早見和真『笑うマトリョーシカ』(文春文庫)
脚本 – いずみ吉紘神田優
音楽 – 大間々昂
主題歌 – 由薫「Sunshade」(Polydor Records)
政治監修 – 須山義正、武田一顕
法律監修 – 岡本直也
児童福祉監修 – 永野咲
警察監修 – 石坂隆昌
医療監修 – 中澤暁雄
演出 – 岩田和行(共同テレビ)、城宝秀則(共同テレビ)、小林義則(共同テレビ)
編成 – 杉田彩佳
プロデューサー – 橋本芙美(共同テレビ)
製作 – 共同テレビ、TBS

笑うマトリョーシカの原作

早見 和真 「笑うマトリョーシカ」 (文春文庫) Kindle版


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