仙川環の推理小説(文庫書き下ろし)を原作として、2014年7月20日・27日にNHK BSプレミアムの「プレミアムドラマ」枠で放映。主演は桐谷美玲。桐谷は脚本を読んで介護の実情に驚き、どう演じるか悩んだが、何度も共演している岡田義徳や監督、スタッフらとさまざまなパターンや心情を考え、日本テレビ『NEWS ZERO』でのキャスター経験を生かし、話のテンポや目線を合わせ方、取材の際に使うレコーダーの置く位置などにこだわって撮影を進めた。
終の棲家の原作
終の棲家の原作を読んだ人の感想
ドラマ 終の棲家
あらすじ
MBA取得を買われて大日本新聞社の経済部に配属されたものの、社会部に異動となった麻倉智子は、企画をあげてもボツにされ、記事も掲載直前に差し替えられてしまう。そんなとき、次期局次長を狙う社会部部長の蓑田守彦の思惑と援護で、得意分野の介護や医療、年金などの問題を総合的に扱う企画班のメンバーに選ばれ、俄然やる気になり、以前の介護現場取材で協力してくれた社会福祉法人「銀愛会」の秋本直己の紹介で、在宅介護の高齢者を往診する医師・平林彰に同行して取材を開始。“在宅でも安心”というコメントはとれなかったが、なんとか連載「明日の介護」の第1回記事を書き上げる。しかし古巣の経済部や整理部の嫌がらせにより、結局記事は載らなかった。今度こそ仕事を辞めようと考えた智子だったが、紙面の片隅に自分が取材した片岡敬の死亡記事を見つける。さらに4日後、梅田春江も自宅で孤独死しており、同期の原島大吾は不穏なものを感じる。亡くなった2人を往診していた平林医師が栃木の公立病院にいた頃、老人介護の専門誌で自殺幇助を示唆するコメントをしていたことが判明。社会部デスクの的川康弘に取材続行を申し出た智子と大吾は、自殺幇助や依頼殺人、連続殺人の可能性を追うが……
感想)
高飛車で空気が読めずプライドの高い帰国子女の女性記者、というのが原作の設定らしいのだが、桐谷美玲はそーゆー性格の悪いツンデレを好んで演じる傾向にある。「安堂ロイド」「死神くん」などの毒舌キャラがそれで、存在が目立つようになった「夏の恋は虹色に輝く」もそうだった。おそらくは真っ先に「ファーストクラス」の出演打診を受けたと想像するが、出ていないのはきっとギャラが合わないからだろうと思う。知らんけど。
とにかくこのドラマはヒロインがだんだん成長してしていくオーソドックスなオハナシなので、後半はタイクツで見るにたえなかった。犯人は誰にもすぐわかるし…
キャスト
麻倉智子 – 桐谷美玲
秋本直己 – 岡田義徳
原島大悟 – 加藤虎ノ介
的川康弘 – 相島一之
蓑田守彦 – 今井雅之
松江信二 – 郭智博
水谷弥生 – 竹内都子
麻倉優美子 – 田島令子
麻倉陽子 – 遊井亮子
河村慶子 – 古村比呂
河村達夫 – 篠塚勝
片岡幹彦 – 橋爪淳
藤木麗子 – 池上季実子
雨宮紀夫 – 中村育二
大竹彩子 – 小野麻亜矢
麻倉幸吉 – 沼田爆
岩崎清三 – 織本順吉
岩崎芙美子 – 大方斐紗子
片岡崇 – 麿赤兒
梅田春 – 佐々木すみ江
平林彰 – 平泉成
スタッフ
原作 – 仙川環『終の棲家』(ハルキ文庫)
脚本 – 田辺満
音楽 – P.P.M
演出 – 藤井裕也(AX-ON)
音響効果 – 石井和之
介護監修 – 針田進
医療考証 – 冨名腰文人
医療指導 – 中澤暁雄
法律考証 – 柴崎菊恵
取材協力 – 朝日新聞社
制作統括 – 管原浩(NHK)、大森美孝(AX-ON)
制作著作 – NHK、日テレアックスオン
ドラマ 終の棲家を観た人の感想
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何とも切実な問題に見ているこちらまで苦しくなってしまいますが
在宅介護の偽らざる現実(韓ドラ大好きおばさんの「言いたい放題いわせてヨ!」) -
桐谷美玲さんの新聞記者の卵がちょっと幼すぎるけどここらはドラマなんだな。
テレビドラマレビュー(khtatu)