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モラハラからの逃亡=自分を取り戻す(顔に泥を塗るの感想)
ともすれば「高嶺の花」でコスプレ娘をしていたことを忘れそうになるのだが、たしかに 髙橋ひかる はたしかにプレーンな顔だと思う。
それより、コスメ男(木村慧人)がバイトしているギャラリーカフェのアネゴ店長が 田中道子 で、私はフジ版「大奥」の、なぜか眉毛のない高岳で、背筋の通ったこの美女を知って、以来ひそかに注目しているのである。本作ではいい感じの「アネゴ感」を漂わせている。
ドラマは、早くモラハラ彼氏と別れろと視聴者に気を揉ませる展開で、メイクは解放の手段なのだが、それならなぜ「泥を塗る」というタイトルになるのだろうか(一周回って 木村君 に幻滅する話になるのか?)。
タイトル『顔に泥を塗る』の逆説
『顔に泥を塗る』 というタイトルは、まずもって、「恥をかかせる」「面目を潰す」という慣用句なのだが、本作では、メイクが「再生」や「自分らしさの獲得」のメタファーになっている。つまり本来の意味とは逆方向のニュアンスで使われているのだった。
- 汚された過去との対峙
主人公たちが「他人に泥を塗られた」ような過去(暴言、支配、抑圧)を抱えており、それを乗り越える話だから - 〈泥〉=〈化粧〉のメタファー
ドロッとしたもの=泥=ファンデやアイラインなど、「顔を変える」道具そのものを指している。つまり「顔に泥を塗る」は、恥をかかされることではなく、自分を塗り替える行為を指す - 逆説的な再生タイトル
「泥を塗る」ことで、かえって素顔や本質が際立つという、アートや演出としての逆説
顔に泥を塗る 見どころ
メイクを通じて自己肯定感を取り戻す女性の成長と、モラハラ彼氏との関係を描いたサスペンスラブストーリー。
巷の感想は「西垣匠さんのモラハラ彼氏の演技がリアルでゾクッとした」「高橋ひかるさんの演技が可愛くて、インパクトがあった」「メイクを通じて自分らしさを取り戻すストーリーが良かった」など。
- 見どころ1. モラハラのリアルな描写
主人公・柚原美紅(髙橋ひかる)は、同棲中の彼氏・結城悠久(西垣匠)から「ナチュラルな方がいい」と言われ、控えめなメイクを続けていたが、メイク男子・高倉イヴ(木村慧人)との出会いをきっかけに、自分らしいメイクを楽しむようになる。悠久は激怒し、美紅にクレンジングオイルを頭からかけるなど、モラハラ行為をエスカレート。モラハラの典型的なパターンをリアルに描いた。 - 見どころ2. メイクを通じた自己肯定感の回復
美紅はメイクを楽しむことで自己肯定感を取り戻していく。メイクが内面の変化を促す描写が見どころである。 - 見どころ3. 最終回の結末とその評価
最終回では、美紅が悠久との婚約を解消し、イヴは心理学を学ぶためにオランダへの留学を決意。二人はそれぞれの道を歩むことになる。
顔に泥を塗る あらすじ
柚原美紅は自分に自信がなく、周りに気を遣ってばかりだった。化粧も弁護士の彼氏・はるくんの希望に合わせて、控えめが多かった。ある日、気ままにメイクを楽しむ青年・高倉イヴと出会う。彼に憧れのメイクをしてもらい、美紅は初めて自分を綺麗だと思うことができた。喜んでくれると思っていたはるくんは、そんな美紅を否定する。
ドラマ顔に泥を塗るを観るには?
ドラマ顔に泥を塗るのキャスト
ドラマ顔に泥を塗るのスタッフ
脚本 – 大久保ともみ、遠山絵梨香
音楽 – 中村佳紀
音楽制作 – 戸田有里子、眞塩楓
主題歌 – RIIZE「Same Key」(EMI Records / UNIVERSAL MUSIC)
メイク監修 – 井手上漠
演出 – 熊坂出、高橋名月
ゼネラルプロデューサー – 服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー – 藤崎絵三(テレビ朝日)、瀬島翔(スタジオブルー)
制作協力 – スタジオブルー
制作 – テレビ朝日
顔に泥を塗るの原作
「君はありのままがいいよ」同棲中の彼氏・ハルにそう言われ続け、25 歳になってもメイク初心者の美紅。 メイクの腕は全然上達しないけど、このまま彼と結婚して仕事を辞めるなら、 それもそれでいいのかも…と思っていた矢先、美紅の前にメイク好きの男の子が現れる。 綺麗に施されたメイクに感激した美紅だったが、ハルの反応は信じ難いもので? メイクで自分の人生を取り戻す、人生再起ストーリー!
『顔に泥を塗る』は、メイクを通じて自分らしさを取り戻していくドラマです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。