仮想空間で戦うことになったゲーマーたちの姿をスリリングに描いたSFアクション。近未来のニューヨーク。オンラインゲームの名手として知られる8人が、最新型バーチャルリアリティゲーム「ザ・コール・アップ」の体験版をいち早くプレイできるというチャンスに恵まれ、閑散とした高層ビルにあるザイバツ・コープ社に集められる。8人は特製のスーツとヘルメットを着用し、完全没入型のバーチャルリアリティゲームの世界に入っていく。しかし、リアルな仮想空間の様子に興奮したのものつかの間、彼らはゲームが罠であることに気付く。
選ばれた8人のゲーマーたち(身寄りのない者ばかり)がバーチャルFPSをプレイさせられるという話。
25はゲームのフィールドであるビルの「25階」を指している(テロリスト集団を制圧しつつ25階から降りていくというミッションで、ラストステージは地下1階)。
VRヘルメットのシールドを上げるとをVR映像は消えるが、 撃たれた痛みは消えないというのが設定のミソ。
回復アイテム「メディパック」を打つと傷は消えるのだが、数が限られており、手元にないまま撃たれるとヘルメットに電流が流れて本当に死んでしまう。
ゲームがうまいはずなのにへっぴり腰のゲーマーチームはみるみる崩壊するが、終盤になるとさすがに腕を上げていて、生き残ったモーフィッド・クラークが、ラストでリアル射撃戦を軽くクリアする、というのがよくできている。
裏切りも起こったりする一種のデスゲーム物なのだが、よくある「ゲームの意図」は説明されない(別にそれでいい)。ゲームの主催者はゲーマーの一人なのだが伏線はなく、むしろ、途中棄権した人がいるので、それが主催者だったというオチのほうが良かったのではと思う。
キャスト
マックス・ディーコン
モーフィッド・クラーク
アリ・クック
クリストファー・オビ
パーカー・ソウヤーズ
スタッフ
監督:脚本 チャールズ・バーカー
製作:マシュー・L・ウィルキンソン/ジョン・ジワ=アムー
撮影:ジョン・リー
音楽:トム・レイブールド
THE CALL UP LIMITED 2015