Zネーションの感想
そもそもは映画「ミスト」の地上波再放送をなにげなく見た後に、Netflix版ドラマがあることを知ったのだけれど、5話くらいまで見たところで飽きてしまい、シーズン2がないことを知って脱落。そこで、5シーズンあることから本作を見始めた。
B級ならではのユルさ、そして誰が主人公かわからないキャスティング(特に取り柄のないケリー・タスミスはじめ、「え、この人たちがメインキャラなの…」と誰もが戸惑うはず)といい、展開の読めなさといい、ダラダラ見るのにはちょうどいい。
強いていうと「噛まれたかどうかに関わらず、死んだら全員ゾンビになる」という設定が目新しい。
竹内涼真のドラマがそうであるように、ゾンビ物はだんだんゾンビが脅威ではなくなるのだが、この設定のせいで、毎回必ずゾンビに囲まれて絶体絶命になるからだ。
核が発射されたシーズン1のラストエピソードを見終えた時点でこれを書いているが、最後まで見るかどうかはわからない。
Zネーション 見どころ
従来のシリアスなゾンビものとは一線を画す、ユニークなユーモアや奇抜な設定を盛り込んだ「全部乗せ」のドラマシリーズ。
- 多種多様で奇抜なゾンビたち
他のゾンビ作品では見られないほど多種多様でユニークなゾンビが登場する。高速で走る「ランナー・ゾンビ」はもちろんのこと、全身がラインストーンで覆われた「デコ・ゾンビ」、ゾンビが塊になった「ゾンビ・ボール」、放射能を帯びた「放射能ゾンビ」、さらには賢いゾンビや、人間と共存するゾンビまで登場し、そのデザインや能力がクリエイティブで予測不能。 - ブラックユーモアとコメディ要素
シリアスなゾンビサバイバルでありながら、ブラックユーモアやパロディ、そしてシュールなギャグが随所に。ゾンビ映画の常識を覆すようなコミカルな展開、キャラクターたちの軽妙なやり取りが飽きさせない。 - 個性的で人間味あふれるキャラクターたち
メインキャラクターであるマーフィは、人類の希望でありながら、かなり自己中心的で憎まれ口を叩く異色の存在。そんな彼を護送するチームのメンバーも、それぞれが過去や個性を持ち、極限状態での人間性がむき出しに。彼らの絆や、ぶつかり合う人間ドラマが深みを与えている。 - スピーディーな展開と壮大な旅路
ニューヨークからカリフォルニアまで、荒廃したアメリカ大陸を横断するという壮大な旅。各エピソードで新たな場所を訪れ、新しい脅威や生存者たちに出会いながら、物語がスピーディーに展開するテンポの良さも魅力。 - 社会風刺と「人間とは何か」の問いかけ
極限状態に置かれた人間同士の争いや権力争い、社会の崩壊がもたらすカオスも。誰が本当の「怪物」なのか、人間が生き残るためにどこまで変われるのか、といった社会風刺や哲学的な問いかけがある。
Zネーション あらすじ
謎のゾンビウイルス「ZN1」がアメリカを襲い、人類が滅亡の危機に瀕してから3年後。世界はゾンビが蔓延する荒廃した終末の世と化していた。そんな中、人類にとっての唯一の希望となる一人の男、マーフィ(キース・アラン)は、ゾンビに噛まれてもゾンビ化せず、ウイルスに抗体を持つ唯一の人間だった。生き残った優秀な兵士たちの一団は、マーフィの血液がワクチン開発の鍵であると知り、彼をニューヨークから、唯一まだ機能しているカリフォルニアの疾病予防管理センター(CDC)まで、3000マイル(約4800km)を横断して護送する。
道中、様々なタイプのゾンビや、極限状態に陥った人間たちとの危険な遭遇を繰り返す。チームは、リーダーのロベルタ・ウォーレン中尉(ケリータ・スミス)を中心に、狙撃手で寡黙な10K(ナット・ザン)、皮肉屋だが知識豊富なドク(ラッセル・ホジキンソン)、そして無線で彼らを導く謎の人物シチズンZ(DJ・クオールズ)など、個性豊かな生存者たちは、人類の未来を懸けて、荒廃したアメリカ大陸を横断する死と隣り合わせの旅を続ける。
Zネーションを観るには?
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>Zネーション キャスト
サイモン – DJクオールズ
マーフィ – キース・アラン
ドク – ラッセル・ホジキンソン
10K – ナット・ザング
アディ・カーヴァー – アナスタシア・バラノヴァ
マック・トンプソン – マイケル・ウェルチ
カサンドラ – ピセイ・パオ
チャールズ・ガーネット – トム・エヴェレット・スコット
マーク・ハモンド – ハロルド・ペリノー・ジュニア
バスケス – マット・セデーニョ
エスコルピオン – エミリオ・リヴェラ
ザ・マン – ジョセフ・ギャット
スン・メイ – シドニー・ヴィエングルアン
カヤ – ラモナ・ヤン
レッド – ナタリー・ジョンジャローエンラープ
5K – ホールデン・ゴイエット
Lucy Murphy – タラ・ホルト
Sgt. Lilly Mueller – グレイス・フィップス
Lt. Mueller – ヘンリー・ロリンズ
Georgia “George” St. Clair – ケイティ・オブライアン
Martin Cooper – マリオ・ヴァン・ピーブルズ
Pandora – リディア・ハースト
Roman Estes – ジャック・プロトニック
>Zネーション スタッフ
プロデューサー:Karl Schaefer
撮影監督:Alexander Yellen