ドラマ2010年代のドラマ2014年のドラマ

Zネーション

3.5
ケリータ・スミス(Zネーション) ドラマ
ケリータ・スミス(Zネーション)
2014年から2018年に放送されたアメリカのテレビドラマシリーズ。ゾンビが蔓延した世界でワクチン開発のためアメリカ3000マイルを横断する一団を描く。企画・制作はカール・シェイファー、出演はケリータ・スミス、DJクオールズ、キース・アランなど。アメリカでは2014年9月10日にSyfyで放送が開始され、2018年12月28日に最終第5シーズンで完結した。日本では2015年7月8日にDVDが発売された後、2018年4月16日にムービープラスから初放送された。

Zネーションの感想

そもそもは映画「ミスト」の地上波再放送をなにげなく見た後に、Netflix版ドラマがあることを知ったのだけれど、5話くらいまで見たところで飽きてしまい、シーズン2がないことを知って脱落。そこで、5シーズンあることから本作を見始めた。

B級ならではのユルさ、そして誰が主人公かわからないキャスティング(特に取り柄のないケリー・タスミスはじめ、「え、この人たちがメインキャラなの…」と誰もが戸惑うはず)といい、展開の読めなさといい、ダラダラ見るのにはちょうどいい。

強いていうと「噛まれたかどうかに関わらず、死んだら全員ゾンビになる」という設定が目新しい。
竹内涼真のドラマがそうであるように、ゾンビ物はだんだんゾンビが脅威ではなくなるのだが、この設定のせいで、毎回必ずゾンビに囲まれて絶体絶命になるからだ。

核が発射されたシーズン1のラストエピソードを見終えた時点でこれを書いているが、最後まで見るかどうかはわからない。

Zネーション 見どころ

従来のシリアスなゾンビものとは一線を画す、ユニークなユーモアや奇抜な設定を盛り込んだ「全部乗せ」のドラマシリーズ。

  1. 多種多様で奇抜なゾンビたち
    他のゾンビ作品では見られないほど多種多様でユニークなゾンビが登場する。高速で走る「ランナー・ゾンビ」はもちろんのこと、全身がラインストーンで覆われた「デコ・ゾンビ」、ゾンビが塊になった「ゾンビ・ボール」、放射能を帯びた「放射能ゾンビ」、さらには賢いゾンビや、人間と共存するゾンビまで登場し、そのデザインや能力がクリエイティブで予測不能。
  2. ブラックユーモアとコメディ要素
    シリアスなゾンビサバイバルでありながら、ブラックユーモアやパロディ、そしてシュールなギャグが随所に。ゾンビ映画の常識を覆すようなコミカルな展開、キャラクターたちの軽妙なやり取りが飽きさせない。
  3. 個性的で人間味あふれるキャラクターたち
    メインキャラクターであるマーフィは、人類の希望でありながら、かなり自己中心的で憎まれ口を叩く異色の存在。そんな彼を護送するチームのメンバーも、それぞれが過去や個性を持ち、極限状態での人間性がむき出しに。彼らの絆や、ぶつかり合う人間ドラマが深みを与えている。
  4. スピーディーな展開と壮大な旅路
    ニューヨークからカリフォルニアまで、荒廃したアメリカ大陸を横断するという壮大な旅。各エピソードで新たな場所を訪れ、新しい脅威や生存者たちに出会いながら、物語がスピーディーに展開するテンポの良さも魅力。
  5. 社会風刺と「人間とは何か」の問いかけ
    極限状態に置かれた人間同士の争いや権力争い、社会の崩壊がもたらすカオスも。誰が本当の「怪物」なのか、人間が生き残るためにどこまで変われるのか、といった社会風刺や哲学的な問いかけがある。

Zネーション あらすじ

謎のゾンビウイルス「ZN1」がアメリカを襲い、人類が滅亡の危機に瀕してから3年後。世界はゾンビが蔓延する荒廃した終末の世と化していた。そんな中、人類にとっての唯一の希望となる一人の男、マーフィ(キース・アラン)は、ゾンビに噛まれてもゾンビ化せず、ウイルスに抗体を持つ唯一の人間だった。生き残った優秀な兵士たちの一団は、マーフィの血液がワクチン開発の鍵であると知り、彼をニューヨークから、唯一まだ機能しているカリフォルニアの疾病予防管理センター(CDC)まで、3000マイル(約4800km)を横断して護送する。
道中、様々なタイプのゾンビや、極限状態に陥った人間たちとの危険な遭遇を繰り返す。チームは、リーダーのロベルタ・ウォーレン中尉(ケリータ・スミス)を中心に、狙撃手で寡黙な10K(ナット・ザン)、皮肉屋だが知識豊富なドク(ラッセル・ホジキンソン)、そして無線で彼らを導く謎の人物シチズンZ(DJ・クオールズ)など、個性豊かな生存者たちは、人類の未来を懸けて、荒廃したアメリカ大陸を横断する死と隣り合わせの旅を続ける。

Zネーションを観るには?

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>Zネーション キャスト

 ロバータ・ウォレン – ケリータ・スミス
 サイモン – DJクオールズ
 マーフィ – キース・アラン
 ドク – ラッセル・ホジキンソン
 10K – ナット・ザング
 アディ・カーヴァー – アナスタシア・バラノヴァ
 マック・トンプソン – マイケル・ウェルチ
 カサンドラ – ピセイ・パオ
 チャールズ・ガーネット – トム・エヴェレット・スコット
 マーク・ハモンド – ハロルド・ペリノー・ジュニア
 バスケス – マット・セデーニョ
 エスコルピオン – エミリオ・リヴェラ
 ザ・マン – ジョセフ・ギャット
 スン・メイ – シドニー・ヴィエングルアン
 カヤ – ラモナ・ヤン
 レッド – ナタリー・ジョンジャローエンラープ
 5K – ホールデン・ゴイエット
 Lucy Murphy – タラ・ホルト
 Sgt. Lilly Mueller – グレイス・フィップス
 Lt. Mueller – ヘンリー・ロリンズ
 Georgia “George” St. Clair – ケイティ・オブライアン
 Martin Cooper – マリオ・ヴァン・ピーブルズ
 Pandora – リディア・ハースト
 Roman Estes – ジャック・プロトニック

>Zネーション スタッフ

製作総指揮:Paul Bales、David Michael Latt、David Rimawi、Karl Schaefer
プロデューサー:Karl Schaefer
撮影監督:Alexander Yellen
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