リエゾン -こどものこころ診療所-は、テレビ朝日系列「金曜ナイトドラマ」枠でテレビドラマ化(主演は山崎育三郎)、2023年1月20日~3月10日に放送。主演は山崎育三郎。
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身につまされるというより実践的なドラマ(リエゾン -こどものこころ診療所-)の感想
発達障害ということを言い始めると、ドラマでお馴染みのドジっ子とか、挙動不審とか、振り幅の多い感情とか、人に見せられない汚部屋とか、遅刻の常習犯とか、全部そうだということになりかねず、だからこのテーマは半分タブーのようなものだったと思われる。
多くの女優と同様、松本穂香がこれまで演じてきた女たち(近作「ミワさんなりすます」も含めて)も、いつもそんなキャラだったではないか。
しかし現実では、ドラマの題材になるほど身近で見過ごせないものになっているということなのだろう。
つまりとても啓蒙的で実践的なドラマなのだ。
リエゾン -こどものこころ診療所- 見どころ
児童精神科を舞台に、発達障害を抱える子どもたちとその家族の苦悩、そして彼らに寄り添う医師たちを描いたドラマ。
発達障害というデリケートなテーマを扱いながら、その特性への理解を深め、多様な子どもたちが自分らしく生きるためのヒントを提示した。
- 「児童精神科」というテーマの深掘り
あまりスポットが当たらなかった「児童精神科」をモチーフに、発達障害が持つ様々な特性(ASD、ADHD、LDなど)や、それに伴う子どもたちや家族の具体的な困難、そして社会とのギャップを丁寧に描写した。 - 山崎育三郎と松本穂香のダブル主演と化学反応
ミュージカルスターの山崎育三郎が、自身も発達障害を抱えながら、冷静かつ温かく子どもたちを見守る佐山院長役を演じる。優しい眼差しと、子どもたちへの深い理解が温かい雰囲気をもたらした。松本穂香は、自分自身の特性に戸惑いながらも、子どもたちと真摯に向き合う研修医・志保を熱演。二人のコンビネーションが、それぞれ異なる視点から発達障害に向き合う姿を見せた。 - リアルなエピソードと多様なケース
毎回異なる子どもたちや家族のケースが登場し、それぞれの抱える悩みや特性が具体的に描かれる。「空気が読めない」「こだわりが強い」「じっとしていられない」といった特性が、日常生活でどのような困難を引き起こすのかがリアルに描かれた。 - 「リエゾン=連携」の重要性
「リエゾン」とは、医療分野における「連携」のこと。児童精神科医だけでなく、学校、家庭、カウンセラー、そして社会全体との連携がいかに大切であるかが強調される。子どもたちの特性に合わせた支援や、家族への心理的サポートの重要性も描かれた。 - 温かい視点と感動の物語
決して暗くならず、温かい視点とユーモアを交えながら物語が進行。子どもたちの小さな成長や、家族が理解を深めていく過程が、多様性を認め合う社会のあり方を問いかける。 - 戸田恵子、栗山千明、志田未来など、実力派キャストの脇を固める演技
ベテラン看護師・向山庸子役の戸田恵子や、佐山の過去を知る医師・川島雅紀役の栗山千明、そして様々な家族役で登場するゲストキャストたちの演技も光っていた。
リエゾン -こどものこころ診療所- あらすじ
大学病院で研修中であった小児科の研修医・遠野志保は、遅刻や忘れ物の常連で、必ず1日1つは失敗をする、という問題行動の多いことで、指導医の山崎からもしばしば怒られ通しの日々、ついには「小児科医はあきらめろ」とまで言われる始末。そんな志保を、小児科の研修期間修了後に唯一引き受けてくれたのが、地方にある児童精神科の「佐山クリニック」。志保は、ここで出会った風変わりな院長・佐山卓らと共に、様々な心の闇を抱えた子供たちと向き合うこととなる。
リエゾン -こどものこころ診療所-を観るには?
リエゾン -こどものこころ診療所- キャスト
■主要人物
佐山卓 – 山崎育三郎(小学1年時:岩川晴)
遠野志保 – 松本穂香(幼少期:浅見史歩)
■さやま・こどもクリニック
向山和樹 – 栗山千明(中学時代:大里菜桜)
市川渚 – 是永瞳
■その他
堀凛 – 志田未来
川島雅紀 – 戸塚純貴
佐山りえ – 風吹ジュン
佐山秀 – 塩野瑛久
佐山高志 – 小日向文世
佐山卓 – 山崎育三郎(小学1年時:岩川晴)
遠野志保 – 松本穂香(幼少期:浅見史歩)
■さやま・こどもクリニック
向山和樹 – 栗山千明(中学時代:大里菜桜)
市川渚 – 是永瞳
■その他
堀凛 – 志田未来
川島雅紀 – 戸塚純貴
佐山りえ – 風吹ジュン
佐山秀 – 塩野瑛久
佐山高志 – 小日向文世
リエゾン -こどものこころ診療所- スタッフ
原作 – ヨンチャン(原作・漫画)、竹村優作(原作)『リエゾン -こどものこころ診療所-』(講談社『モーニング』連載)
脚本 – 吉田紀子、ニシオカ・ト・ニール
音楽 – 得田真裕
主題歌 – コブクロ「エンベロープ」(ワーナーミュージック・ジャパン)
挿入歌 – MISAMO「Bouquet」(ワーナーミュージック・ジャパン)
医療監修 – 三木崇弘(児童精神科医・社会医療法人恵風会高岡病院)
取材協力 – 奥田健次(行動分析学者)、スタジオそら
現場指導 – リョーハム
チェロ指導 – 前田和宏
演出 – Yuki Saito、小松隆志、竹園元(テレビ朝日)
チーフプロデューサー – 五十嵐文郎(テレビ朝日)
プロデューサー – 浜田壮瑛(テレビ朝日)、木曽貴美子(MMJ)、村山太郎(MMJ)
協力プロデューサー – 中込卓也(テレビ朝日)
脚本 – 吉田紀子、ニシオカ・ト・ニール
音楽 – 得田真裕
主題歌 – コブクロ「エンベロープ」(ワーナーミュージック・ジャパン)
挿入歌 – MISAMO「Bouquet」(ワーナーミュージック・ジャパン)
医療監修 – 三木崇弘(児童精神科医・社会医療法人恵風会高岡病院)
取材協力 – 奥田健次(行動分析学者)、スタジオそら
現場指導 – リョーハム
チェロ指導 – 前田和宏
演出 – Yuki Saito、小松隆志、竹園元(テレビ朝日)
チーフプロデューサー – 五十嵐文郎(テレビ朝日)
プロデューサー – 浜田壮瑛(テレビ朝日)、木曽貴美子(MMJ)、村山太郎(MMJ)
協力プロデューサー – 中込卓也(テレビ朝日)
ました。
『リエゾン -こどものこころ診療所-』は、発達障害に対する社会の理解を深め、誰もが生きやすい社会を目指したドラマです。この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ本編をチェックしてみてください。