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コンティニュー

ナオミ・ワッツ(コンティニュー) 映画
ナオミ・ワッツ(コンティニュー)

2020年のアメリカ合衆国のSFアクション映画。原題は「Boss Level」。クリス&エディー・ボレイが書いた物語から、ジョー・カーナハンとクリス&エディーが脚色し、ジョー・カーナハンが監督を務めた。必ず死んでしまう終わりのないタイム・ループから脱出しようとする元特殊部隊の男としてフランク・グリロが主演し、メル・ギブソン、ナオミ・ワッツ、ミシェル・ヨーが共演する。

コンティニューのあらすじ

アトランタの元デルタフォース兵ロイ・パルヴァーは、謎のタイムループに囚われ、同じ5月9日を繰り返していた。幾度もの死と復活を経験する中、彼は疎遠の妻ジェマがダイナウ社の研究所で事故死したと知る。しかし、過去のループでジェマがロイのDNAを密かに採取していたこと、そしてダイナウ社のヴェンター大佐が歴史改変を企む量子装置オシリス・スピンドルを開発していたことが判明する。ロイは息子ジョーとの絆を深めながら、ヴェンターの陰謀を阻止しようとするが、オシリス・スピンドルが暴走し世界は破滅を迎える。ループの中でジェマがまだ生きている時間があることに気づいたロイは、その知識を活かし最後の1日をリセット。激しい戦いの末ヴェンターを倒し、ジェマとジョーを救う道を残す。

コンティニューの感想

オール・ユー・ニード・イズ・キル」と同じ「しゃっくり」型(©筒井康隆)タイムリープ物で、「attempt: 140」というテロップと共に、フランク・グリロが殺し屋たちとの死闘ミッションを淡々とこなすところから始まり、どうしても9:47の壁を突破できないとボヤきつつ玉砕したところで、元妻のナオミ・ワッツと悪役メル・ギブソンによる異常にテンポダウンした芝居が入り、大人の事情があることを匂わせる。それにしてもワッツは50歳超えとは思えぬ色気だ。

ワッツは、「防衛産業の請負会社」で歴史を書き換える量子装置「オシリス・スピンドル」の設計者なのだが、世界征服?を目論むギブソンの野望を止めるために、グリロのDNAを装置に仕込んだ後、ギブソンに殺されてしまう。それでなぜタイムリープが発生するのかは不明だが、その時点でグリロのトライは150回を超えているので、納得するしかない。ラストに至っても解決したかどうかはわからないので、とにかく、勢いである。

試行錯誤によって謎を解きつつ成長していくストーリーは「オール・ユー・ニード…」と同じだが、なんとミシェル・ヨーに剣術の手ほどきを受けるという贅沢なキャスティングだった。

監督はリーアム・ニーソンのアクション映画「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」などを撮った人で、劇中、「リーアムは贋物だがパパは本物だ」と息子に語りかけるシーンがある。

コンティニューのキャスト

ロイ・パルヴァー(元デルタフォース部隊の大尉) – フランク・グリロ
クライヴ・ヴェンター大佐 – メル・ギブソン
ジェマ・ウェルズ博士((元妻でダイナウ社の研究所の博士) – ナオミ・ワッツ
ダイ・フェン(中国の剣士) – ミシェル・ヨー
ブレット(ダイナウ社の警備責任者) – ウィル・サッソ
アリス(歯科衛生士) – アナベル・ウォーリス
ガンナー – ロブ・グロンコウスキー
ジェイク料理長 – ケン・チョン
デイヴ – ショーン・マッキニー
ガブリエル(バーの店主) – マチルド・オリヴィエ
観音 / グァン・イン(女性暗殺者) – セリーナ・ロー
パム(女性スナイパー) – メドウ・ウィリアムズ
エスメレルダ(ミニバンの運転手) – アルミダ・ロペズ
モーニング野郎 – バスター・リーヴス
双子のドイツ人 – クイントン・ジャクソン/ラシャド・エヴァンス
爆発男(カブーン) / マーシャル – アーロン・ビールナー
ロイ2号 – エリック・エステバリ
スマイル野郎 – Michael Tourek
ジョー – リオ・グリロ

コンティニューのスタッフ

監督 – ジョー・カーナハン
脚本 – クリス・ボーレイエディ・ボーレイ、ジョー・カーナハン
原案 – クリス・ボーレイ、エディ・ボーレイ
製作 – ジョー・カーナハン、フランク・グリロ、ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ
音楽 – クリントン・ショーター、アシュリー・ウォードロン
撮影 – フアンミ・アスピロス
編集 – ケヴィン・ヘイル
製作会社 – ハイランド・フィルム・グループ、エメット/ファーラ・オアシス、Diamond Film Productions、ムービーパス・フィルムズ、The Fyzz Facility、インジーニアス・メディア、WarParty
配給 – アメリカ Hulu、日本 クロックワークス
公開 – アメリカ 2020年2月11日(ロサンゼルス)、オーストラリア 2021年2月25日、アメリカ 2021年3月5日、日本 2021年6月4日
上映時間 – 100分

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