セトウツミは、テレビ東京系「ドラマ25」枠で2017年10月14日~12月23日まで放送。全11話。高杉真宙と葉山奨之のダブル主演。
セトウツミの感想
ファーストインプレッション
同じ夜に観た「BORDER 衝動検視官比嘉ミカ」で好演していた清原果耶は、もちろんここでは脇役に過ぎず、映画版(があるのだ、私は知らなかったが)で池松壮亮と菅田将暉が演じた関西弁の高校生を、「僕たちがやりました」が記憶に新しい高杉真宙と葉山奨之が演じる。
この4人は、おそらくこれからのキーパーソンとなるはずだ。
高校生の極小な世界を描く、言ってみれば漫才の延長のようなドラマは、何年か前から少年マンガの流行でもある。
中2病というのか、妄想力をモチーフとする形式は、かつてのセカイ系の先に見出されたものと言えるのだろうか。
最終回まで観て
上の感想は、原作を読まずに書いたのだが、見当違いだということがわかった。
といっても1話半読んだだけだが、これだけ特化された会話劇なのに、原作は劇画調でトリッキーなところは一つもなく、主人公ふたりは風景になっていない。
さてドラマだが、終盤のサスペンス展開によって漫才展開に凄みが加えられており、計算は成功したと言えるだろう。葉山奨之が良かった。
セトウツミのあらすじ
高校生の内海想(高杉真宙)と瀬戸小吉(葉山奨之)が関西弁で繰り広げる放課後トーク3編。
①「自販機」か?「ジドハン」か?省略語を巡って意見が対立する2人の軽妙なトークバトル。
②顔も髪型も名前も“左右対称”な男、田中真二(森永悠希)が登場!瀬戸と内海のバドミントン対決の審判を務める。ルールは“思いやり感”?
③塾までの時間を潰したい内海とサッカー部を辞めて居場所を失った瀬戸。利害関係が一致した2人の運命の出会いとは!?
セトウツミを観るには?
セトウツミ キャスト
セトウツミ スタッフ
原作 – 此元和津也(秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)
脚本 – 宮崎大
監督 – 瀬田なつき、坂下雄一郎、杉田満
オープニングテーマ – SUPER BEAVER「虹」(I×L×P× RECORDS)
エンディングテーマ – miwa「We are the light」(Sony Records)
チーフプロデューサー – 大和健太郎
プロデューサー – 小林史憲、泉英次、宮崎大
制作 – テレビ東京、ブロードメディア・スタジオ
製作著作 – 「セトウツミ」製作委員会
脚本 – 宮崎大
監督 – 瀬田なつき、坂下雄一郎、杉田満
オープニングテーマ – SUPER BEAVER「虹」(I×L×P× RECORDS)
エンディングテーマ – miwa「We are the light」(Sony Records)
チーフプロデューサー – 大和健太郎
プロデューサー – 小林史憲、泉英次、宮崎大
制作 – テレビ東京、ブロードメディア・スタジオ
製作著作 – 「セトウツミ」製作委員会
セトウツミの原作
「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」。 まったりゆったりしゃべるだけ。関西の男子高校生、瀬戸と内海のクールでナナメでシニカルな放課後トーク7編。